つれづれ

 どうでもいい独り言。
 ク○フーとD○Cが、どーしてもアタマの中でスムーズに繋がってくれないんだよね〜。理解はしていても、イメージのギャップを、どーしてもアタマが納得してくれないカンジ。「美」のベクトルの向きが、なんか正反対なんだもん。
 ……と、あんまり余所様のコメ欄で雑談を続けるのもアレなので、こっちに書きました。判る人だけに判るネタ(笑)。
 さて、イタリアの出版社から、以前契約を交わしたイタリア語単行本(短編集です)が、先々週無事に発売されたとの連絡がありました。ただ、まだ見本が届かず。
 本のタイトルは”Racconti estremi”で、これは「エクストリーム・ストーリー」という意味だそうな。
 詳しい紹介は、実際に本が届いて内容を確認してからにしますが、とりあえず表紙画像だけなら、出版社のサイトで見られます。
 DVDネタ。

ヴァレンティノ [DVD] 『ヴァレンティノ』(1977)ケン・ラッセル
“Valentino” (1977) Ken Russell

  久々に鑑賞。テレビ放映されたのを見て以来だから、20年ぶりくらい?
 この映画あたりから、ラッセルの勢いが衰えてきたという印象があったんですけど、改めて再見すると、これはこれで力もあるし、見所も多いな。
 冒頭の、斎場に乱入する群衆のシーンとか、レスリー・キャロン絡みのシーンのブッ飛び具合とか、シンメトリックだったりデコラティブだったりする構図の数々とかは、やっぱり「ラッセル印!」ってカンジの悪趣味スレスレのケレン味が素晴らしい。窓の外でファンたちが、ポエトリー・リーディング(っつーかシュプレヒコールっつーか)するシーンとかも好き。
 ただ、留置所のシーンなんかは、これでも充分エグいんですけど、ラッセルにしては物足りない感じがしてしまうのは否めないし、映画のラスト、ボクシングの試合以降の映像力がイマイチ弱いせいで、全体の印象も弱くなってしまった感はあり。
 ああ、あとメールヌード絡みで、ルドルフ・ヌレエフのフルヌードが、引き締まった裸身(特にお尻)が美麗極まりない……ってのは記憶通りで嬉しかったんですけど、今回のDVDでは醜いボカシがなくなって、フロント部分がチラチラ「見え」るのも、少し得した気分だった(笑)。
 ゲイ絡みだと、男同士でタンゴを踊るシーンがちょっと有名ですけど、実は私は個人的には、こーゆー耽美趣味にはあんまりピンとこない。ホモセクシュアルにデカダンな幻想は抱いていない、とでも言うか。
 とはいえ、私は自分のことを「耽美作家」だと思っているんですけどね(笑)。ただ、私にとっての「美の追求」というものが、「体毛を執拗に描き込む」とか「ヒゲのマッチョが苦悶する」とかいった、あまり一般的には共感されにくそうなものだ、というだけで。「道徳的功利性を廃して美の享受・形成に最高の価値を置く立場」(広辞苑)という点では、耽美主義以外の何者でもない、と、自分では思っています。
 閑話休題。
 しかし、どーしてラッセルの映画って、比較的どーでもいいものばかりDVD化されて、マジでスゴいヤツは出ないんだろうなぁ。
 まあ、『トミー』や『マーラー』が出たのは嬉しいし、『ヴァレンティノ』『アルタード・ステーツ』『クライム・オブ・パッション』もいいんですけど(『サロメ』『レインボウ』『白蛇伝説』になると、私的にはわりと「どーでもいい」部類)、やっぱ『恋する女たち』『恋人たちの曲/悲愴』『肉体の悪魔』『ゴシック』という、個人的に大々々好きな4本を、何とかDVD化して欲しい。

『W(ワンダースリー)3』手塚治虫文庫全集版

 本屋に行ったら、手塚治虫文庫全集の第一回配本が並んでいたので、『W(ワンダースリー)3』(以下『W3』)全二巻を購入。

W3(1) (手塚治虫文庫全集 BT 15) W3(2) (手塚治虫文庫全集 BT 16)

 最大のお目当ては、2巻に収録されている「少年マガジン版」の復刻。
 馴染みのない方に簡単に説明しますと、『W3』は最初は「週刊少年マガジン」に連載されていたものの、とあるトラブルによって連載が中断、仕切直しを経て「週刊少年サンデー」で再連載されたという経緯があり(詳しくはWikipediaの「W3事件」でも見てください)、これまで単行本等で読むことができたのは、「少年サンデー版」の方。
 で、今回の文庫では、1巻と2巻の中途まで従来の「少年サンデー版」ベースの全編を収録し、2巻の後半に「少年マガジン版」の雑誌掲載分を復刻、という形になったもんですから、ウホウホ喜んで買ってきたわけで。

 まあ、未収録分を読むというためだけなら、2巻だけを買っても良かったんですけど、私の持っている『W3』の単行本(秋田書店サンデーコミック版)は、何てったって自分が小学生の頃(笑)に買ったものですし、実家に置いてあって手元にはないから、1巻も一緒に買いました。あともう一つ、あんまり大きな声では言えない個人的事情もあるんですが……それは後述(笑)。
 というわけで、「少年マガジン版」を全部読むのはこれが初めて(第一話の冒頭だけ何かで見た記憶あり)なんですが……
 ナルホドねぇ、これまで自分が読んでいた最終版の『W3』では、主人公・真一(および小川村を巡るアレコレ)と、主人公の兄・光一(および秘密組織フェニックスを巡るアレコレ)の間に、どこか微妙に埋まりきらないような齟齬を感じていたんですが(とはいえ、そういった齟齬……具体的に言うと、前近代的な日本の農村風景と、モダンな国際スパイ映画的な世界と、銀河スケールのSFテイストが、ひとかたまりになったストーリー……も、私にとっての『W3』の魅力の一つなんですけど)、当初の「少年マガジン版」では、こういった絡みかたをしていたんですか。これならきちんと繋がるなぁ。納得。

 作劇法の差異も興味深くて、モノガタリ全体の輪郭を最初から露わにしている最終版に対して、「少年マガジン版」は、謎の提示を冒頭に置き、関係の読み取れない複数の事象を並行して進行させ、やがてモノガタリ全体の大きな輪郭が見えてくる……という作りになっていて、これはかなり惹き込まれる。以前どなたかが(確か、みなもと太郎氏だったと思うけど)、「仕切直し後(つまり最終版)の『W3』を読んで、「少年マガジン版」との違いにガッカリした」といったようなことを、書かれているのを読んだ記憶がありますが、なるほど、その気持ちも判ります。
 ただ、作劇が魅力的とはいえ、同時に、光一青年とフェニックスの関わりとかは、今となっては荒唐無稽に過ぎる感もあるので、そこいらへんのディテールを割愛してモノガタリの枠外に置いてしまった最終版の方が、やはり「正解」なのかな、って気はします。それに、真一少年のキャラクターも、「少年マガジン版」のあか抜けたカッコイイ少年よりも、やっぱ最終版の、『無法松の一生』か『けんかえれじい』かってな、不器用で無骨(少年の形容には相応しくない言葉ではありますが)な少年の方が、私にとっては魅力的。

 しかし、改めて読んでみると、小川村のアレコレとか、エンディングのムードとか、ガキの頃に読んだときよりも、大人になった今の方が、ノスタルジーとかいろいろ入り交じって、なんか、しみますね。
 さて……と、前述した「私が1巻も買った大声では言えない理由」ですが……ま、判る方にはお判りですよね(笑)。毎度毎度こんなネタで申し訳ないんですけど、幼心にもアレ的にムズムズしたという意味でも、この『W3』には思い入れがありまして。
 この文庫全集版で言うと、210〜211ページ、285〜288ページあたりがソレなんで、お手持ちの方はご確認あそばせ。二つあわせて見ると、思っくそご納得いただけると思います(笑)。
 しかしまあ、久しぶり(20年ぶりくらい?)に再読したんですけど、我ながらホント、三つ子の魂百までとゆーか、雀百まで踊り忘れずとゆーか、自分の「変わってなさ」に呆れてしまう(笑)。

予約したモノと検討中のモノ

八甲田山 八甲田山
価格:¥ 2,940(税込)
発売日:2009-11-20

 祝・初CD化! 発売を知って、即予約。
 芥川也寸志は、正直なところ、私の好みとはちょっと外れる部分もなきにしもあらずなんですが、これはガチで好きです。

THE KING 序章~アユタヤの若き英雄~/~アユタヤの勝利と栄光~ [DVD] THE KING 序章~アユタヤの若き英雄~/~アユタヤの勝利と栄光~ [DVD]
価格:¥ 7,140(税込)
発売日:2009-11-06

 祝・日本盤発売! 即予約。
 前にここで紹介した、タイ製歴史スペクタクル映画『キング・ナレスワン(King Naresuan)』の第1部と第2部が、併せて待望の日本盤DVDに。
 あと一ヶ月〜、うほほい、うほほい(歓喜の舞い)。
 さあこの勢いで、『クイーンズ・オブ・ランカスカ』、『スリヨータイ』、『バーン・ラジャン』も、ぜひ!

手塚治虫 生誕80周年「冨田勲 手塚治虫作品 音楽選集」
価格:¥ 10,500(税込)
発売日:2009-11-18

 検討中。
 5枚組ということで、かなり惹かれているんですが、具体的な収録曲の情報が、まだどこを探しても出ていないので、検討&保留中。
 主題歌ばっかだったら、欲しいヤツは既に大概持っているからパスだし、前に出た『ジャングル大帝BOX』とか、ガキの頃から愛聴している交響組曲版に+αした仕様とかだったら、これまた持ってるから意味ないし。
 でも、『リボンの騎士』の主題歌インスト版とか、『クレオパトラ』の劇伴とかが入っていたら、問答無用の即買い。

ざくろの色 プレミアム・エディション 「ざくろの色」デジタルリマスター版+「パラジャーノフ・コード」 [DVD] ざくろの色 プレミアム・エディション 「ざくろの色」デジタルリマスター版+「パラジャーノフ・コード」 [DVD]
価格:¥ 9,975(税込)
発売日:2009-10-21

 検討中。
 超偏愛映画なので、問答無用で買い……と言いたいところなんだけど、アメリカ盤、旧盤ときて、更にこれを買うと3枚目になってしまう(LD時代から数えたら4枚目だ)から、つい二の足を。特典も、未公開映像は見たいけど、ドキュメンタリーとなると、ちょっと微妙だしなァ……。
 デジタルリマスターも魅力だけど、旧盤も別に画質がアレだったってわけでもないし……だったらいっそ、ブルーレイで出してくれりゃ、これを機会にハードも併せて買っちゃおうか、ってなくらい、好きな映画なんですけどね。
 う〜ん、悶々。

ちょっと宣伝、フランスの企画展に出品中

 フランスはパリのギャラリー、ArtMenParisで現在開催中の企画展、”Super-Heros, Mutants and Monsters”に、ドローイングを数点(おそらく2点)出品しています。
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 詳しい出品作家の面子は良く判らないんですけど、フライヤーを見る限り、フランスやベルギーのBD、アメリカン・コミックス、日本のマンガ、コンテンポラリー・アートなどにおける、スーパーヒーローやミュータントやモンスターのドローイング展ということらしいです。私は、手持ちの旧作の中から、先方のリクエスト内容に合致するものを選びました。ターザンをイメージした責め絵と、モンスター・レイプの2点。
 2日に行われたオープニング・パーティでは、ギャラリー・オーナーのコスプレ・パフォーマンスもあったみたいですけど……いったい何をしたのやら(笑)。
 既にオープニングは終わってしまい、あとは予約制の閲覧になってしまいますけれど、興味と機会のある方は、ぜひどうぞ。

最近のイロイロ

 最近見たDVDの中から、テーマ別(笑)にイロイロとピックアップ&一口メモ。

復讐無頼~狼たちの荒野 スペシャル・エディション [DVD] 『復讐無頼 狼たちの荒野』ジュリオ・ペトローニ

 最近見た祝日本盤発売。
 映画の内容(……と、責め場)については、前にここでイタリア盤DVDと一緒に紹介済み。
 ちょいと補足しますと、前回「圧制者としての官と自由を求めて闘う農民というシンプルな構図」と書いたんですが、改めて日本語字幕付きで見たら、そういった中にもきちんと、システムのもたらす矛盾や、大義を利用することへの批判とかいった、社会派的に硬派な要素も、サラリとですけど入っていました。英語のヒアリングのみだと、そこまで拾いきれなかった。
 というわけで、初見時よりも後味が更に感動的に。やっぱ革命は燃える(笑)。
 あと、ヘンリー医師役のジョン・スタイナー、前回「『悪魔のホロコースト』と『炎の戦士ストライカー』は見たことあるはずなんだけど、正直ちっとも覚えてない」と書きましたが、今回DVD特典のキャスト解説に、ダリオ・アルジェントの『シャドー』が入っているのを見て、相棒と二人同時に「ああ、あの斧でアタマをカチ割られる!」と叫んでしまった(笑)。

狼の時刻 (特別編) [DVD] 『狼の時刻』イングマール・ベルイマン

 最近見た映像美。
 島暮らしの画家(マックス・ フォン・シドー)が奇怪な城の住人たちと関わりあって、次第に精神に変調をきたしていく様子を、妻(リヴ・ウルマン)の目を通して描いた内容。
 ホラー的な内容ではありますが、モノガタリやロジックからくる恐怖ではなく、映像効果からもたらされる感覚的な「不安感」や「不気味さ」に特化した内容。
 何といっても、後半の城の中を彷徨う、怪奇幻想シーンの美麗さが素晴らしい。その美しさに、見ていてゾクゾクしっぱなしでした。中盤に出てくる、サイレントによる不条理な殺人劇も忘れがたし。
 個人的偏愛映画の殿堂入り、決定。

dvd_Henry8 『キング・オブ・ファイヤー』ピーター・トラヴィス/ピーター・ミドルトン
(『ブリティッシュ・キングダム DVD-BOX』収録)

 最近見た責め場。
 酷い邦題ですが、原題は”Henry VIII”なので、つまりヘンリー八世の生涯を描いた、グラナダTV制作の歴史ドラマ。英国史劇では毎度お馴染みの、カトリックとプロテスタントの確執に加えて、有名な六人の妻も加わるもんだから、ドロドロ模様は更にパワーアップ。
 キャスト良し、美術や衣装良し、内容すこぶる面白くて良し……の、上質なテレビ映画。192分タップリ楽しめるので、歴史好きなら見て損はなし。ヘンリー八世役のレイ・ウィンストンは、見た目も肖像画で周知のイメージに近いし、トンデモナイヤツなのに人間的な魅力も感じさせるあたりは、なかなかのもの。ジャケ写になってるもう一人、ヘレン・ボナム=カーターはアン・ブーリン役。
 責め場は二ヶ所。まず、二枚組の前編。ダンジョンで白髯の老紳士が、上半身裸の両手吊りで焼きゴテ拷問。
henry8_1
 続いて後編。屈強な壮年弁護士(……っても見た目は騎士ですな)が、上半身裸で城門に吊され、三日間死ぬまで晒し者に。こっちは被虐者はショーン・ビーンだし、公開処刑なのでギャラリーもいるし、城門のスケール感(本物の城かな?)も相まって、極めて滋味あり。
henry8_2
 あと、責め場じゃないですが、主演のレイ・ウィンストンが、演技の良さもさることながら、実に量感タップリのオイシソウな肉体で、しかも尻丸出しの全裸シーンもあるので、太目年配系ヒゲ熊好きだったら、眼福間違いなし(笑)。こんなにオイシソウな身体してるんなら、ゼメキス版『ベオウルフ』の全裸戦闘シーンも、3DCGじゃなくてご本人の姿で見たかったぞ(笑)。
 因みに、同DVD-BOX収録の別作品『レジェンド・オブ・サンダー』も、これまた責め場と、あとホモ絡みもあり(笑)。

さよならS(エス) [DVD] 『さよならS』エリック・ゾンカ

 最近見たイラマチオ。
 パン職人見習い生活に嫌気のさした若者が、道を踏み外してギャングの仲間に入るが、やがて抜き差しならない状況になり……という内容。
 ストーリー的にはクライム・ムービーっぽいけど、そのテの話としては、ギャングたちのすることが、さほどダークだったり非情だったりするわけではないので、映画の感触も青春映画っぽい感じです。その分、クライマックスはけっこうショッキングなんですけど、事後の処理が良くて後味は爽やか。短い映画だし(一時間ちょいしかない)小品ではあるけど、好感の持てる佳品でした。
 で、主人公の青年(と言うよりは、少年と青年の中間くらいって感じ)が、ギャングの兄貴分に拳銃突きつけられて、強制フェラチオ(つまりイラマチオ)させられるシーンあり。
 作劇的には「酷いことをされる」シーンなんですが、厄介なことに私の性癖からすると、キズ面ヒゲ面コワモテの粗暴な男に、道具のように手荒く扱われてセックスするってのは、思っくそコーフンするシチュなので、見ていて「酷い」どころか「羨ましい」と思ってしまった(笑)。加えてこの悪役、ルックスがイケるうえに、怪我で片手が不自由というフェチツボも押してくるし……困った困った、私的には監督の意図と正反対の反応しかできないぞ、このシーン(笑)。

怪現象とか遺失物とか

 マンガ作業が佳境に入ってきた最中、不意に天井のシーリングライトが消えるという現象が頻発。
 他の電気機器に異常はないので、ブレーカーのせいではないっぽい。
 となると、電球が切れたのかと思ったけど、いったんスイッチをオフにしてから、再度オンにすると、何事もなかったかのように点灯する。で、やれ嬉しやとお絵描きを再開すると、また、ちょっと身体を動かしたはずみとかに、消えてしまう。
 このクソ忙しいときに……とイライラしつつ、このままでは仕事に支障をきたすので、休憩がてら原因を究明することに。
 どうも自分が身体を動かしたときに電気が消えるようなので、椅子に座ったまま、四肢を少しずつ動かしてみて、どう動くと消えるのかを検証してみました。その答えは簡単に出て、どうも左足の先が、テーブルの奥に置いてある空き箱に触れたときに、電気が消えてしまうらしい。
 で、その空き箱(ケイタイの空き箱でした)を除けてみる。しかし、何もなし。
 はてなと思っていると、テーブルの横に立てかけてあるカッティングマットに、肘が触れた瞬間、また電気が消える。
 そんな調子で調べていったところ、じきに原因が判明しました。

 こんな感じ。
左足の先が空き箱に触れる→空き箱がカッティングマットに触れる→カッティングマットがたわんで、机と壁の隙間に落っこちていた本の端に当たる→本と壁の隙間に落っこちていた電灯のリモコンに接触→消灯スイッチが押される→電気消える
 ……ピタゴラスイッチかい(笑)。
 てゆーか、このシーリングライトにリモコンがあったなんて、今の今まで忘れてた(そーいえば、確かに取り付けたときに、そんなものを見たような気はするが)。オンオフだけじゃなく、リモコンで省エネだの豆灯だのにもできたのか(笑)。
 で、リモコンと一緒に、もうひとつ別のものも発見しました。
 これ。
cuff&remote
 革ケース入り(ベルト通し付き)の手錠。アメリカ製。
 アダルトショップで売ってるオモチャじゃないよ、ちゃんと(?)スミス&ウェッソン社のヤツ。
cuff
 因みにこの手錠、資料と実用を兼ねて買ったものです(笑)。

最近のBGM

Cantus Buranos 2 “Cantus Buranos II” Corvus Corax

 前にここで紹介した、何故かヘビメタ好きにウケている(らしい)、ドイツの古楽演奏グループCorvus Coraxの、昨年発売されたアルバム。カール・オルフが楽曲化したことで有名な中世詩歌集『カルミナ・ブラーナ』を基に、オルフとは異なった新たなオリジナル楽曲として作曲演奏するプロジェクトの、これが二枚目らしいです。
 メンバーによる古楽器の演奏だけではなく、大規模なオーケストラとクワイヤを導入。というわけで、荘厳さが格段にアップ。同時に、大仰さも大々的にアップ(笑)。
 感触としては、楽器構成やヴォーカルなんかはクラシック寄りなんですけど、曲のノリは相変わらずロック的なので、オーケストラ曲なのに、ヘドバンしたくなってきます(笑)。
 ヴォイチェフ・キラールのオッカナイ系楽曲好き、エピック映画のバトルシーンみたいな派手目な映画音楽好き、荘厳でゴシックな雰囲気が好き、大仰なプログレが好き……なんて方々にはピッタリかと。

El Che Vive! “El Che Vive!” various artists

 チェ・ゲバラへのトリビュート曲を集めたオムニバス盤。カルロス・プエブラ(Carlos Puebla)、ヴィクトル・ハラ(Victor Jara)、アタワルパ・ユパンキ(Atahualpa Yupanqui)、マリア・ファラントゥーリ(Maria Farandouri)なんかの歌を18曲収録。19トラックめには、演説するゲバラの肉声も。
 キューバ、チリ、アルゼンチン、ウルグアイといった、ラテン・アメリカ諸国のミュージシャンが主ですが、ギリシャやフランスやロシアといった国のものも数曲あり。
 個人的には、マカロニ・ウェスタンの主題歌みたいなPatricio Manns(パトリシオ・マンス?)、切々としたユパンキ、フォルクローレっぽいAngel Parra(アンヘル・パラ?)といった曲が気に入りました。逆に苦手だったのは、ミュージカルの舞台みたいなMiguel Angel Filippini(ミゲル・アンヘル・フィリピーニ?)の二曲。
 ハードカバーのデジパック仕様で、本体と一体化したブックレットは、ゲバラのミニ写真集的な趣もあり。ただ、歌詞の英訳が付いていないのは残念。このテの歌は、やっぱり詩を理解しないで聴いても、あまり意味がないからねぇ……。

cd_il-ladro-di-bagdad “Il Ladro di Bagdad” Carlo Rustichelli

 DIGIT MOVIESから出ている、イタリア製ソード&サンダル映画の復刻サントラ第13弾、スティーヴ・リーヴス主演の『バグダッドの盗賊』。
 映画の方は、色彩感覚がカラフルでポップで、ファンタジックで愛らしくて、内容もそこそこ楽しめるとゆー、軽〜い娯楽作。音楽の方も似た感じで、軽〜くイージーリスニング的には楽しめます。
 ただ、映画が「そこそこ」止まりなように、音楽も、やっぱ「そこそこ」。プラスαの魅力や、特徴には欠けるかな。とはいえ、映画の題材が題材なので、音楽の方にもエキゾチカ風味があるのは、個人的には嬉しいところです。
 CDは、いつものようにピクチャーディスク仕様で、ブックレットにもスチル写真がアレコレと。リーヴスの脱ぎ場も責め場もロクにない映画だったハズなのに、裏ジャケとかディスクの下とかいった目立つ場所に、それぞれセミヌードやら首を絞められてる格闘シーンとかが載ってるのは、マニア向けのサービスかしらん(笑)。

イベント『PLuS+ 2009』のご案内

 ご案内をいただいたので、ご紹介します。
 10月11日(日)、大阪で「エイズの予防啓発と、陽性者への支援・共生、コミュニティの活性化をテーマとした、お祭り型複合イベント」の『PLuS+ 2009』が開催されます。
 メイン会場の扇町公園、およびその周辺会場で、講演、トークショー、音楽やパフォーマンスのライブ、クラブ・イベント、イラスト展など、様々なイベントが開催されます。
 タイムテーブルなど具体的な情報は、公式サイトへ。
 当日、お時間のある方は、ぜひどうぞ!

『羯諦 山中学 写真』

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『羯諦 山中学 写真』山中学(ポット出版)
 写真集のご紹介。まずは、出版社による紹介文からどうぞ。

内容紹介
貧困、老い、病、死……。
人が忌避するものの中にある「仏性」を写す。
海外で高い評価を受ける山中学初の商業写真集。
25年にわたって取り続けた6シリーズ108点を収録します。
※全文、日英対訳付き
著者について
1959年生まれ。広告写真家の助手を4年余務める。その後独立、23歳で上京。
コマーシャル写真家の道を歩み始めるが、広告写真と自分の追求したい写真の温度差を感じ、自らの世界を極めたいと思い、作品の制作を始める。
──私の生まれ育った大阪近郊の尼崎の町は町工場労働者たちの多く住む場所で、
昔から仏教が深く根付き、仏教にまつわるお祭りが多く、住民たちの信仰も厚く浸透していた。
私が小さい頃、交通事故に遭い病院に運ばれ、10日間も意識不明で生死をさまよった事があり、幸いにも私はこの世に戻ることができ、その身代わりに可愛がっていた犬が死んでしまった出来事があった。
この奇妙な霊験や奇跡的な生還から、生と死、仏教に関心を持つようになった。
作品を通して仏教の真意を視覚的に伝えたいと思っている──
1989年、東京で初めての個展“阿羅漢”を開く。現在は、東京に住みながら、ニューヨークのギャラリーを通して作品を発信し続けている。

 引用ここまで。

 力強くて清浄だな、というのが、私の印象。
 被写体そのものは、乞食であったり、動物の死骸であったり、全裸の老婆であったり、奇形であったり、胎児であったり……と、ある意味でグロテスクであったり、エクストリームであったりするものなんですが、被写体以外の余分はいっさい切り捨てられ、シンプルに研ぎ澄まされた作品になっています。
 ほぼ全くの白バックの中に、対象物のみを正面から捉えた作品群を見ていると、さながら写真家が被写体と向き合うように、自分もまた、それらと直に対峙しているように思えてきて、膝をただして身が引き締まる思いがしてくる。
 その、ミニマリズム的な引き算ゆえに、情緒やモノガタリ性が介在する余地は全くありません。ただ何を撮りたかったか、それのみが、虚空に凛と屹立しているみたい。一般的なタブー感に対しての、露悪趣味的な逃げ道が許されていないので、その本質が剥きだしになった作品が、見ている自分の本質も剥きだしにする。
 素晴らしい。
 見栄も、華飾も、言い訳もなく、本質のみが存在するアート。
 う〜ん、これは私にとって、一つの理想のあり方だ。
 しかし、私ごときが、いくら文章で説明しても、それは詮ないこと。言語という論理は、絵画や写真といった視覚芸術を、ある程度まで解析したり、或いは、その存在価値を補強することはできても、本質的な核の部分までは決して解体できない……というのが、私のフィロソフィーなので。
 というわけで、興味を惹かれた方は、とにかく山中学氏のサイトへ行って、実際の作品画像を見て下さい。
 ともあれ、私はものすごく感銘を受けました。

 写真集の方は、作品のテーマごとに章立てされ、それが年代順に並べられています。さながら、アーティストの回顧展を見ているよう。
 装丁もお見事。上の書影をご覧いただければお判りのように、真っ白でマットな外函に、スミ一色のテキストが最小限の大きさで配されています。
 函から本体を出すと、やはり真っ白な和紙のような風合いの紙に、「羯諦」の二文字だけがポツンと書かれた表紙が。見返しは、やはり白ながら、今度は絹目の風合いのある紙。
 作品同様に、余分なものが全くない、清浄な美しさのある本になっています。その清浄さゆえに、汚損を恐れて、思わず扱う手つきも慎重になってしまいますが、この粛然とした感覚も、いかにも中身の作品に相応しい感じ。
 オブジェ的にも、美しい本だと思います。
 版元による本の紹介ページはこちら。直接購入可能。サイン本も若干数あるそうです。
 アマゾンでも購入できます。こちら。

ちょっと宣伝、『人畜無骸』後編掲載です

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 昨日発売の「バディ」11月号に、人間家畜マンガ『人畜無骸』後編が掲載されています。これにて、無事終了。
 左のサンプル画像、このコマだけ取り出すと、何だかファンタジー・バトル・マンガみたいですけど(笑)、中身はちゃんときっちりエロマンガです。マニアックだけど(笑)。
 ずっと描きたかったネタなので、今回描いた全三話は、ほんの氷山の一角(笑)でしかないですけど、とりあえず開始当初から、ポイントは一部に絞って描こうと思っていたので、それは無事にクリアできたかな。残りの膨大なネタに関しては、またの機会をお楽しみに……ということで。
 というわけでこの異色作、雑誌のバックナンバーが入手可能なうちに、ぜひ三話まとめてお読み下さい。
Badi (バディ) 2009年 11月号(amazon.co.jp)
 ついでに。
 この号の「バディ」、表紙上のコピーを見て、一瞬「橋幸夫?」とか思ってビックリしたんだけど、どうやら掲載インタビュー記事絡みで、本当はこっちのことだったみたい(笑)。
 まぁよく考えると、幾らネタでも「バディ」に橋幸夫はないよなぁ(笑)。
 何のことじゃいという方は、アマゾンで書影を拡大してご覧あれ。