イベント、無事終了しました

 油断していたら日が明けてしまいましたが、日曜日のイベント、無事終了しました。
 主催側に伺ったところ、大してパブを打つ前の段階から予約が集まり、何と宣伝用フライヤーが刷り上がったときには、既に予約でほぼ満席になってしまっていたそうで(笑)。
 というわけで、もし「行きたかったけど予約間に合わなかった〜」という方がいらっしゃいましたら、どうも申し訳ありませんでした。
 さて、イベントの方は、ゲスト一人ずつ+ホストという組み合わせのトークを、大越孝太郎先生、私、町田ひらく先生という順番で、一人あたり30分くらい(?)で一巡して、その合間に東方力丸さんのマンガ朗読(紙芝居のようなもの、と思っていただければ)を挟みつつ、最後に三人一緒に鼎談、という形でした。
 マンガ朗読は、大越先生のが『猟奇刑事マルサイ』から「恍惚の女医」、町田先生のが『たんぽぽのまつり』から「#9(…だったと思います、間違っていたらゴメンナサイ)本日確認したら、朗読作品は「たんぽぽの卵 #9」で、『たんぽぽのまつり』は収録単行本名でした……私のが『男女郎苦界草紙 銀の華』から冒頭部分、という内容でした。
 東方さんの朗読はシアトリカルで、私の『銀の華』に関しては、音の入っていないモブシーンでも、それっぽいガヤを入れてくださったり、全体的に男っぽい感じの声音だったのが、何だか嬉しかったです(笑)。
 町田先生のときに、バックスクリーンの投影画像にミスがあって、画像の天地がひっくり返ってしまっていたりしたのは、ちょっと残念でした。
 トークの方は、大越先生も町田先生も、流石に個性的で内容の濃いマンガを描かれているだけあって、お話しに一本「ドン!」とした芯が通っていて、実に聞き応えがありました。ポリシーというかフィロソフィというか、そんなものをしっかり持っておられるのだな、と。拝聴している私も、改めて我が身を振り返り、背筋がシャンと伸びるような、そんな心持ちに。
 で、質問コーナーでは私も調子に乗って、町田先生にネーム(セリフ)構成のコツなんかを、お聞きしてしまったり(笑)。いや、個人的に町田先生の作品の「余白」に、ずっと心惹かれておりましたもので……。
 大越先生のお話しでは、『猟奇刑事マルサイ』を巡るあれこれが、個人的にいろいろと考えさせられるものがありました。第三者である私がオープンにして良い内容なのかどうか、ちょっとその判断が難しいので、ここで詳細には触れませんが、何はともあれ本というものは、いつか買おうと思っているうちに、諸般の理由でいつの間にか市場から消えてしまい、気がついたときにはもう入手できなくなっている……なんてことが幾らでも起こりうるものなんですな。
 おそらくこういったリスクは、市場が狭かったり内容が先鋭的であったりする、マニアックでコアなものほど高いので、皆様、欲しいと思ったときが買い時ですよ、私の単行本も含めて(笑)。
 私も改めて、「『天国に結ぶ戀』と『マルサイ』の単行本、買っておいて良かった〜!」と思いました。
 事前の打ち合わせや出番の合間には、三人でアレコレ雑談をしていたんですが、「ひょとしてこういう話こそ、トークショーでやった方がいいんじゃない?」なんて言い合っていたくらい、イロイロと面白い話も出ていたので、これはお聞かせできなかったのが残念(笑)。
 で、ワタクシ、「せっかくの機会だから両先生の本を持参して、サインをお願いしようかな〜」なんて、事前には考えていたんですけど、当日そのことをコロっと忘れてしまい……てゆーのも、例によってめったに使わない携帯電話の発掘と充電で頭がパニックっちゃいまして、他のことがスッ飛んでしまい、更に打ち合わせの待ち合わせ場所まで間違えてしまったくらい、あたふたしてしまいまして……カバンに本を入れ忘れ(泣)。
 でも、諦めきれなかったので、急遽カバンに入っていたメモ帳(……がわりの折りたたんだコピー用紙)を出して、失礼を承知でサインお願いしちゃいました。
 それが、こちらこちら
 このまま保存しようか、それとも両先生の本の見返しに貼り付けちゃおうか、現在思案中(笑)。
 そんなこんなで、個人的には思いっきり楽しめちゃったイベントだったんですが、ご来場くださった皆様にも、ご同様にお楽しみいただけていたら良いんですけど。
「サインを…」と話しかけてくださった方、差し入れをくださった方、などなど、皆様どうもありがとうございました!