intuos 3

 ペン・タブレットを買い替えました。Wacomの初代intuosから、新しく出たintuos 3に乗り換え。
 以前、児雷也画伯が「cintiq(液晶タブレット)いいよ〜」とのたまっておられて、そっちにも惹かれるものはあったんですが、intuos 3の売りの一つである、ズームを割り当てられるトラックパッドってのが、やっぱ何とも魅力的でして。
 あと店頭で実物を見て、デザインのスマートさにも一目惚れ(笑)。
 本体の色が二種類あり、ホントはシャンパン・ゴールドみたいな「クリスタル・シルバー」って色の方が気に入ったんですが、残念ながら私が買いたかった入力エリアがA4サイズの、前に使っていたのと同じサイズのヤツだけが、何故か色が「クリスタル・グレー」だけ。これも他のと一緒で、二色用意してくれりゃいいのに……ケチ。
 実際使ってみた感触は、まず私が「絵を描く」のにメインに使っているPainterの場合は、至極快適。私の場合、Painterで使うキーボードのショートカットは限られているので(移動、回転、スポイト、ズーム、ブラシサイズの変更、undoくらいでしょうか)このタブレットのトラックパッドと4つのファンクション・キーを使えば、ほとんどタブレット上だけでサクサク作業が進みます。ただ、回転だけが何故か上手くいかない。何でだろう?? トラックパッドを使ったズーム機能は、なかなか便利です。若干コントロールにコツがいるようで、現時点では一段階ズームするつもりが二段階になっちゃったり(Painter 6なので無段階ズームじゃないんです)、ちょいと戸惑うことも多々ありますが、まあこれは慣れの問題でしょう。
 Photpshopの場合は、私がPhotoshop上でする作業は、絵を描くというより「塗る・貼る・加工する」等の「編集」作業の方が多いせいか、キーボードのショートカットやアクションを振り分けたファンクション・キーの使用頻度も、Painterに比べると段違いに多い。選択範囲関係、ツールの切り替え、クイック・マスクなどなど、とにかくショートカットを良く使うので、とてもじゃないがタブレットだけでOKというわけにはいかず、こちらはさほど恩恵はないかも。
 intuos 3のペン先は、スタンダード、摩擦係数が大きいフェルトタッチ、筆圧でクッションになるストロークと、最初から三種類付属しているのも売りですが、私は今まで普通のペンとストローク・ペンの二刀流だったんで、まさか使い分けるたびにペン先を抜いたり刺したりするわけにもいかず(そんな作業効率の悪いコト、やってられっかい)、結局最初っから別売のペンも一緒に買うことになりました。
 フェルトタッチは、摩擦係数が大きいために「紙と鉛筆」の感触に近いとのことですが、うむむ、これはやはり「紙とインクのかすれたマーカー」の感触です。キュッキュ軋む感がある。短い筆致で描くときは、滑るカンジがなくてなかなかイイ感じなんですが、勢いをつけて長いストロークを描くときは、ちょいとこの軋みが気になる。う〜ん、やっぱりもう一本ペンを買って、三刀流にしようかなぁ……。
 ペン軸の太さが、以前のデフォルトの細いものよりも、別売だったプロフェッショナル・ペンのように太いものになったのは嬉しい。以前の細い軸のストローク・ペンで作業していると、けっこう手が疲れたりしてたもんで。
 実は、ちょっと前にキーボードがイカれちゃって買い換えたばかりでして、そのとき一緒にマウスも調子が悪かったんで買い換えて、そこに今回タブレットも新調したので、図らずも入力デバイスが一挙に一新となりました。これはちょいと気分転換になってヨロシイです。
 来年くらいには、そろそろ本体も買い換えたいなぁ。なにしろ、今使っているPower Mac G4/350Mhzだと、Carrara 2とかIllustlator 10とか重くて重くて。このスペックじゃOS X入れても重そうだし、Poser 5も使えないし、Vue d’Epsritも試してみたいけど無理だし。
 そろそろPainter 9も出るみたいだし、来年あたり作業環境を一気にOS Xに一新したいんだが……う〜ん、ソフトのバージョンアップと周辺機器の買い換えで、いったい幾らかかるのか、考えただけでオソロシイ(笑)。
 あとな〜、Digicomi ToolsがOS Xに対応してくれないかな〜。