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野郎フェス2019+マンガ同人誌『呪縛の性奴〜呪的口肛調教録』

イベントについて

 5月26日(日)、横浜産貿ホール マリネリアで開催される同人イベント、野郎フェス2019に参加します。
 スペースNo.はB08、サークル名はBear’s Cave。
 頒布予定物は新刊オリジナル同人誌『呪縛の性奴〜呪的口肛調教録』一種のみ。

 野郎フェスとは、「『野郎系(男子)が好きであるコト』であればどなたでもご参加いただける、自主出版した本やメディア等を発表、販売する同人誌即売会」です。
 成人向けイベントなので、高校生を含む18歳未満は入場禁止。入場には年齢確認ができる写真付き証明書が必要になります。
 詳しくは、会場の場所や入場時間なども含めて、野郎フェスの公式サイトでご確認ください。

新刊同人誌について

 新刊同人誌『呪縛の性奴〜呪的口肛調教録』は、2016年に発行したマンガ同人誌『呪縛の性奴』と同シリーズ。
 とはいえ内容は、「奴隷にされたヒゲマッチョが、呪術的拘束によって口舌奉仕や肛門性交を仕込まれ、快感に溺れてマゾ性奴として目覚めていく」様子を、じっくりネッチリ描いた新作ゲイエロマンガなので、無印版を読んでいない方でもぜんぜん大丈夫。要は、「最初から最後まで、全編ヤりまくり!」な内容です(笑)。

 というわけでお試しに、冒頭3ページとサンプル画像をどうぞ。

タイトル:『呪縛の性奴〜呪的口肛調教録』
版型:B5版(マンガ週刊誌サイズ)
ページ数:40ページ(表紙含む)
ページ内訳:表紙&裏表紙4ページ/マンガ本編30ページ/ボーナス(デッサン)5ページ/奥付1ページ
印刷:表紙フルカラーPP貼り/本文モノクロ(共にオフセット)

 本をゲットしたい&お時間のある方は、ぜひ5月26日(日)の「野郎フェス2019」にお越し下さい。B08でお待ちしております。

通販について

 また、毎回出す本がイベントで完売してしまい、通販に回す余裕がなくなっていましたが、今回Rainbow Shoppersさんからお声掛けいただき、イベントの翌日から通販でお買い求めいただけるように手配しました。
「会場には行けないけれど、紙の本が欲しい!」という方、いらしゃいましたら是非ご利用ください。5月27日(月)から注文可能になる予定です。
 Raibow Shoppersさんにて販売開始になりました。数量限定ですので、欲しい方はお早めに!
Rainbow Shoppers:呪縛の性奴~呪的口肛調教録

電子版について

 電子版は、これもイベント終了後に、田亀源五郎’s BoothにてPDF版をダウンロード販売開始予定ですので、電子版をご希望の方は是非ご利用ください。
 電子版(PDF)のダウンロード販売をBoothにて開始しました。
呪縛の性奴〜呪的口肛調教録(PDF版) | 田亀源五郎’s Booth
 紙版のトーン処理をモアレが出ないようにグレースケールに変更し、ボーナスページは含まれない電子版オリジナル仕様で、頒布価格も紙版より少し安価になります。
 田亀源五郎’s Boothでは、無印版『呪縛の性奴』を含め、紙版は完売した過去の同人誌を幾つかダウンロード販売中なので、よろしかったらそちらもどうぞ!

『僕らの色彩』第11話掲載です


 4月25日発売の「月刊アクション」6月号に、連載マンガ『僕らの色彩』第11話「後悔」掲載です。
 友人の吉岡のことが好きだけれど、ゲイばれは怖い……そんなモヤモヤが溜まった宙は、自分がゲイだと隠さないマスターに相談する。するとマスターの過去が垣間見え……という内容。
 というわけで今回は、いよいよこのマンガの核心に近づく回となっています。熟考しながら力を入れて描いた回なので、是非お読みくださいませ。

 さて、この『僕らの色彩』ですが、4月18日からフランス語版の単話配信も始まりました。

 そして配信初日には、仏アマゾンKindleのマンガ部門で1位もゲット、仏版版元のAkata(仏版『弟の夫』と同じ出版社)も喜びのツイートを。


 そのAkataの担当編集ブルーノ氏も、早速この第11話を読んでくれてメッセージを。


 自分が大事に思い伝えたいと思っていたことが、ちゃんとそうなってくれたという感じで、とても嬉しい♪
 単行本1巻も絶賛(?)発売中です。

『僕らの色彩』第10話掲載です


 3月25日発売の「月刊アクション」5月号に、『僕らの色彩』第10話「秘密と嘘」掲載です。
 宙に告白して断られてしまった瑞希は、宙は奈桜のことを好きなのではないかと想像。一方、宙からゲイだとカミングアウトされた奈桜は、宙への恋心を誰にも明かせずに押し殺す。
 そんな二人の女子高生の、日常的な感情や真理の微妙な揺らぎや、間に漂う仄かな緊張感を、カフェで一緒にお茶というシチュエーションを使って、じっくり描いてみました。

 しかし今回、女子高生の会話シーンが10ページ以上続き、これは私のマンガとしては前代未聞かも。少なくとも過去に、こんなシーンを描いた記憶は全くない。
 そんな私の新チャレンジ、面白いので是非お買い上げ&お読みください。
 そして、1月に出た単行本1巻も、よろしくお願いします!

『僕らの色彩』第9話掲載


 2月25日発売の「月刊アクション」4月号に、一般向けマンガ『僕らの色彩』第9話「夏日」掲載です。
 カフェの壁に絵を描いて欲しいという、マスターからの依頼を引き受けることにした宙は、その帰り道に野球部の練習に出ている吉岡の姿を見つけ……というわけで、今回は謙遜とか欲情とか不安といった話。
 面白いので是非お買い上げ&お読みください。

 単行本1巻(第1〜7話まで収録)発売中!

企画展「無惨絵展 ~cruel and beauty~」(2/19 〜 3/3)に出展中&2/23にトークショー


 銀座のヴァニラ画廊で開催中の企画展、「無惨絵展 ~cruel and beauty~」(2/19 〜 3/3)に作品4点を出展中です。
 以前、同画廊の企画展で出展したことのある2作(『生き肝』『串刺し』)と、フランスのギャラリーArtMenParisの依頼で制作した連作『七人の侍』の中から、特に血みどろ風味が強い「土八付(処刑の方法)」と「切腹」をモチーフにしたもの2点(『侍之陸〜土』『侍之漆〜日』)で、後者2点は本邦初公開となります。

無惨絵展 ~cruel and beauty~
2019年2月19日(火)〜3月3日(日)入場料 500円 – 展示室AB共通
出展作家:旭 / 愛実 / 駕籠真太郎 / キジメッカ / GENk / 群 /沙村広明 / 空山基 / 多賀新 / 田亀源五郎 /田島昭宇 / Trevor Brown / 室井亜砂二
特別出展:月岡芳年無惨絵コレクション

 また、同時に展示されている月岡芳年の無残絵について語るトークイベント、「月岡芳年/バイオレンスとカタルシス」(2/23)にも登壇いたします。トークのお相手は、太田記念美術館主席学芸員の日野原健司さん。

無惨絵展特別トークイベント「月岡芳年/バイオレンスとカタルシス」
日時:2019年2月23日(土)17:30〜19:00
会場:ヴァニラ画廊 東京都中央区銀座8-10-7 東成ビルB2F TEL 03-5568-1233
料金:2,000円(1ドリンク付)
定員:40名限定
開場:17:20(参加列は17:00から)
開演:17:30

 詳しくは下記リンク先のページでご確認の上、どうぞご来場くださいませ。
ヴァニラ画廊:無惨絵展 ~cruel and beauty~
 お待ちしております!

「映画秘宝」3月号、2018年度ベスト&トホホ10参加+イラスト寄稿


 1月21日発売の雑誌「映画秘宝」3月号の、2018年度ベスト&トホホ10に参加しております。
 ベスト10、ベストシーン、ベスト男優、ベスト女優、トホホ3の選出&コメントと、イラストも一点寄稿。
 イラストは何を描いたかと言いますと、編集氏から「『ゴッズ・オウン・カントリー』を描いてくれまいか」という打診をいただき、二つ返事で「はい!」と(笑)。昨年のレインボーリール東京で日本初上映された後、限定上映された「のむコレ」での全回満席という結果を受けて、来月2月2日からシネマート新宿、シネマート心斎橋ほかで、全国ロードショーも決定したイギリスのゲイ映画。
 昨年度に私が見たゲイ映画のベスト作品で、もちろん今回選出のベスト10にも入れています。まだの方は是非お見逃しなく!

 さて、その他のベストに何を選出したかは、これは誌面でご確認いただくとして、最終的に選に洩れてしまった映画について。
 最後までベスト10に入れようかどうしようか悩み、泣く泣く落とした感があるのが、『BPM ビート・パー・ミニット』『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』『犬ヶ島』。
 ベスト10には入らないけれど、印象には残っていたり好き度はけっこう高かったりするのが、『ランペイジ 巨獣大乱闘』『世界で一番殺された女』『暴走車 ランナウェイ・カー』。
 それよりは落ちるけれども、でも捨てがたい部分もありとういうのが、『シャドー・オブ・ナイト』『切り裂き魔ゴーレム』『慕情のアンソロジー』『Padmaavat』。
 トホホ候補だったけれど、最終的には選ばなかったのが、『ジオストーム』『パシフィック・リム:アップライジング』『ジュラシック・ワールド/炎の王国』。

 選外についてはこんな感じなので、実際に何を選んでどうコメントしたかは、雑誌をお買い上げのうえご確認を!

『親友の親父に雌にされて』完結編掲載&「バディ」最終号発売


 1月21日発売「バディ」3月号に、連載ゲイエロマンガ『親友の親父に雌にされて』掲載です。当初は前中後の全3回予定だったところを、1回延ばしていただき全4回にて無事完結。
 そして以前にもお知らせしていたように、ゲイ雑誌「バディ」はこれが最終号となります。私はマンガ掲載以外にも、インタビューページにも登場。

 日本のゲイ・カルチャーを支える人々という括りで、北丸雄二さん、砂川秀樹さん他、九人のうちの一人として取り上げていただいております。うち自分を除く七人と知り合いだったりしますが(笑)。
 その他の記事も充実した内容で、読み物的にも資料的にも価値は大の最終号。青息吐息で消えていくのではなく、こうした華々しいフィナーレのように幕を引くのが、いかにも「バディ」さんっぽい。カーテンコールがあるともっと嬉しいですけどね(笑)。
 好評につき発売と同時に品薄とも聞いてはおりますが、是非ご入手ください。

 そして、同号掲載の拙作『親友の親父に雌にされて』完結編ですが、これが私のゲイエロマンガが商業媒体に掲載される、最後の作品となる可能性が大です。
 もうかれこれ30年以上、様々な雑誌媒体にゲイエロ作品を発表してきましたが、レギュラー掲載経験のあった定期刊行媒体だけを数えても、「さぶ」「薔薇族」「ジーメン」「SM-Z」「筋肉男」「肉体派」と、時代と共に発表の場は次々と消えていき、ついにこの「バディ」休刊をもって、完全になくなったことになりますので。
 雑誌にはそれぞれ独自の色がありましたが、少なくとも私にとっての作品発表の場としては、「バディ」は特に自由な気風で冒険が許された媒体でした。その最終号までマンガ連載を続けることができ、そしてその最後の連載でも、第1話では16ページかけてチンコ触るだけ、第2&3話でもフェラチオまで、完結編の第4話でようやくアナルセックスまで辿り着きますが、しかしメンタル面ではずっとエロエロ続きのポルノグラフィ……という作劇的なチャレンジができたことは、自分でも満足しています。

 今後、新作ゲイエロ作品の発表は、1枚絵なら個展など(残念ながらこれは海外メインとなり、日本国内での作品発表は難しいと思いますが)、マンガ作品は同人誌など(とりあえず直近なところでは、5月26日開催の野郎フェス2019で新作マンガ同人誌を発表予定)に舞台を移すことになります。
 発表頻度は激減するかも知れませんが、引き続き応援していただければ幸いです。
 そして同時に、現在「月刊アクション」で連載中の一般向け(ゲイ)マンガ『僕らの色彩』(単行本1巻が1月12日に発売されたばかり!)に、これまで以上の応援をお願いいたします!


《Kindle版》 https://amzn.to/2FELknq


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『僕らの色彩』1巻発売&発売記念サイン会のお知らせ


 現在「月刊アクション」で連載中の、一般向け(ゲイ)マンガ第二弾『僕らの色彩』単行本一巻が発売されます。

 海辺の高校に通う井戸田宙(いとだ そら)は、美術部に所属するゲイの男子高校生。同級生で友人の吉岡健太(よしおか けんた)に片思いしているが、周囲にカミングアウトしていないので、その思いを伝えられずにいる。そんなある日、宙はクラスメートがホモネタの冗談で笑い合っている場に居合わせてしまい、思わず学校を飛び出して海岸で寝ているところに、見知らぬ初老の男性から、「ずっと君のことが好きだった」と声を掛けられて驚く。更に、幼なじみで同じ美術部の中村奈桜(なかむら なお)や、その友人の幡瑞希(はた みずき)も巻き込んで、宙の日常は音を立てて動き出す……。
 といったお話です。

 第一話の試し読みはこちら。
http://webaction.jp/monthly_action/#sakuhin

 前作『弟の夫』では、一般向けゲイマンガというコンセプトの元に、ノンケ男性を主人公にゲイ・イシューを描きましたが、この『僕らの色彩』では一歩進んで、主人公をゲイにして一般向けのマンガを描くという、私にとっても更なる挑戦になります。
 ぜひお買い求め&お読みください!

『僕らの色彩』1巻/紙本
https://www.futabasha.co.jp/book/97845758525540000000?type=1

『僕らの色彩』1巻/電子版
https://www.futabasha.co.jp/book/97845758525540000000?type=2


 いよいよ今週の土曜日、1月12日に『僕らの色彩』1巻が発売されますが、それを記念して1月20日(日)にジュンク堂書店池袋本店にて、サイン会が開催されます。
 対象は『僕らの色彩』1巻をご予約またはご購入いただいた方、先着100名様になります。
 予約受付は昨日(1月7日)にスタート、1月12日から20日まで、店頭にてサイン会用の整理券と引き換えできます。
 詳しくは下記リンク先にてご確認ください。
WEBコミックアクション:『僕らの色彩』1巻(双葉社刊)刊行記念 田亀源五郎先生 サイン会決定!
 それでは、お待ちしております!

『僕らの色彩』第7話掲載&単行本1巻は1月12日発売


 告知が遅くなりましたが、11月25日発売の「月刊アクション」1月号に、一般向け連載マンガ『僕らの色彩』第7話掲載です。
 マスターへのカムアウトと、幼なじみの奈桜へのゲイばれも乗り越え、奇妙なカフェにもすっかり馴染んだ宙。そして常連客になった宙に、マスターはとある提案を持ちかけ……。
 舞台も登場人物も整ったところで、これから新たな展開に向かう、チェンジ・オブ・ペース回です。
 是非お買い上げ&お読みください。

 そして来年1月12日には、いよいよ単行本の第1巻が発売です! 
 表紙周りの作業など、順調に粛々と進行中。先日、カバーデザイン案もあがってきて、とても素敵な仕上がりになりそう。
 お楽しみにお待ちください!

 そして、いささか生臭い話になってしまいますが、一般的に商業マンガの世界では、この単行本1巻の売れ行きが、その先の作品の運命に大きく影響します。
 単行本が売れなかったから、早期打ち切りになってしまったなんていう話は、もう日常茶番時。長編マンガは完結してから一気に読みたいといった気持ちは、正直な話、私も判るんですけれど、結果として作品自体が望まぬ形で終わってしまっては、元も子もありません。
 というわけで一ヶ月後、1巻発売の暁には、速やかにゲットしていただけると、作者としてはとても嬉しいのであります。

 また、単行本発売にあたっての特典ペーパーやサイン会などの情報は、Twitterが一番早いと思います。
 情報を逃したくない方は、私個人のアカウント(https://twitter.com/tagagen)か、双葉社公式の田亀源五郎『弟の夫』『僕らの色彩』最新情報アカウント(https://twitter.com/tagame_futaba)を、フォローよろしくお願いいたします!

・紙雑誌

・Kindle

『日本のゲイ・エロティック・アート Vol.3』12月発売(サイン本受付中)


 お待たせしました、拙編纂画集『日本のゲイ・エロティック・アート Vol.3 ゲイ雑誌の発展と多様化する作家たち』が12月に発売されます。
 前巻『Vol.2』を上梓してから、ずいぶんと間が空いてしまいました。この遅れには様々な事情があったとは言え、その責の多くは私にありますので、ご迷惑をおかけした各位にお詫び申し上げます。

 版元のポット出版で直接予約注文をなさった方には、サイン本をご用意いたしました。先着50名様までとなります。ご希望の方は、下記リンク先にてご注文ください。
日本のゲイ・エロティック・アートVol.3 | ポット出版
 なお、Twitter等での発売情報を受け、サイン本の受付開始以前に既にポット出版でご予約いただいた方々には、別途サイン本希望の確認をとっているとのことです。もし確認が来ていないという方がいらっしゃいましたら、各自お問い合わせください。(サイン本の対象者はポット出版に直接予約注文をなさった方限定です。アマゾン等での予約は対象外ですのでご注意ください)

 ちょっと内容紹介も。まず、目玉は以下三名のアーティストの作品です。

・稲垣征次 Seiji INAGAKI

「薔薇族」に掲載された懐かしの作品や、個展で発表されたオリジナル作品に加え、貴重なアーティスト・インタビュー(聞き手:田亀源五郎)も収録。

・武内条二 George TAKEUCHI

「MLMW(ムルム)」や「アドン」の表紙絵や掲載イラストレーションの他、「プレイゾーン・マップ」折り込みカレンダー用のカラー・イラストレーションも収録。更に付録として、「アドン」に連載された絵物語二本(『派出夫』『下男はつらいよ』)を完全収録。

・髙蔵大介 Daisuke TAKAKURA

「さぶ」掲載のイラストレーション、特に「さぶ野郎放談室」を飾った珠玉のカットの数々を50点以上収録。

・その他、水影鐐司、鈴木節、また『Vol.2』の追補として、遠山実、児夢(GYM)の作品も収録。

・図版総数は170点以上。

 総論「日本のゲイ・エロティック・アート史」では、「ゲイ雑誌全盛期以降のあらたな潮流」と題して、本シリーズに収録したアーティストたち以降、80年代後半から現在に至るまでの流れを、及ばずながら私が解説。
 また序文は、ベルリン・ゲイ・ミュージアム(Schwules Museum)のケヴィン・クラーク博士にお願いしました。
 そして『Vol.1』『Vol.2』同様に、今回も日本語と英語のバイリンガル仕様。本文はすべて日本語・英語併記となっていますので、海外へのお土産や、非日本語話者の研究者にも最適です。

 思い起こせば、私が自分のウェブサイトを立ち上げた2001年から始めた、この日本のゲイ・エロティック・アートの再評価とアーカイブ化、そしてそれを通じて新たな角度から日本のゲイ・カルチャー史を構築しようという試みも、こうして17年越しで無事に完結させることができました。
 自分が好きで始めたこととは言え、ようやく肩の荷を下ろせたような、長い宿題を終えることができたような心持ちです。

 これにて、画集『日本のゲイ・エロティック・アート』シリーズは完結です。
 高額な本ではありますが、他に類本はない貴重なものであることは保証いたします。
 皆さま是非お買い上げください!