本日発売の「月刊アクション」2月号に、『弟の夫』第4話掲載です。
是非お読みください&お買い上げやらアンケートやら、皆様よろしくお願いいたします。
あと今月号、他の連載マンガでも、レズビアン(っていうか百合)展開っぽいのが2本あったり(うち1本はオチが同性婚、もう1本はクィア・リーディングすると面白かったり)、別のマンガでも男同士のキスシーンが出てきたり(ギャグ的ではあるんですが、不快ではないです)して、ちょっと興味深かったです。
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「ちょっと宣伝」カテゴリーアーカイブ
「映画秘宝」2月号に『ホビット 決戦のゆくえ』のレビュー書きました
本日発売の雑誌「映画秘宝」2015年2月号の、特集「『ホビット 決戦のゆくえ』徹底大総括」に、恒例(汗)の作品レビュー(という名前の感想文)を書かせていただきました。これで、『ホビット 思いがけない冒険』、『ホビット 竜に奪われた王国』、そしてこの『ホビット 決戦のゆくえ』、三部作それぞれのレビューを書かせていただいたことになり、ありがたい限りであります。
いつものように特集内容自体も濃ゆい内容。映画と原作(『ホビットの冒険』のみならず、『指輪物語』追補編や『シルマリルの物語』『終わらざりし物語』”The History of Middle-Earth”なども含めた大系全体)それぞれを踏まえながら、読み応えのある記事がずらり。中でも特に、添野知生さんの第一次世界大戦をキーにした論考は、読んでいて目からウロコ。あと、戦術史がベースの宮永忠将さんのコラムも面白かった。
というわけで、映画も私の感想もこれで最後になりますので、皆様ぜひご鑑賞&お買い上げくださいまし。
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ちょっと宣伝、『奴隷調教合宿』最終話です
12月20日発売の雑誌「バディ」2015年2月号に、連載マンガ『奴隷調教合宿』最終話掲載です。
終わってみれば全14回、224ページと、当初の想定よりはだいぶ長くなりました。別に話が膨らんでしまったというわけでもなく、描き始めたそもそもの動機だった「若めのイケメン系キャラで本格SMを描きたい!」というヤツが、いざ描きだしてみたら、「あんなのも描きたい、こんなのも描きたい」という具合に、描きたい責め場がどんどんどんどん増えていって、その結果この長さになったという感じ。
ここんところ描いた中長編マンガは、『エンドレス・ゲーム』にしろ『冬の番屋』や『長持の中』にしろ、テーマがSM抜きのハードコアだったり、ロマンティシズムだったり、暗黒童話だったり……という感じで、いわゆる王道のゲイSMポルノとはちょっと外れていたので、この『奴隷調教合宿』は、何だか久しぶりにガッツリSMものを描いた気がします。やっぱ楽しいですね、SM描くの(笑)。
単行本化は、ポット出版さんから出させていただいている単行本のフォーマットには、ちょっとページ数が足りない感があるので(一般的なマンガ単行本なら、だいたい160〜200ページくらいなので、既に充分一冊以上のページ数はあるんですが、ポット出版刊の拙単行本は、一冊につきそれぞれ260〜400ページもあるんですよ)、もう少し作品が溜まってからということになると思います。
また、この後ちょっと「バディ」さんには、充電を兼ねてマンガをお休みをいただきたいとお願いしてあるので(たぶん三ヶ月くらい)、新作ゲイエロマンガをお届けできるのは、少し先のことになりそうです(月刊アクションの『弟の夫』は、毎月続けますけど)。
というわけでそれまでの間、「バディ」のバックナンバー共々、無事完結した『奴隷調教合宿』を是非お楽しみください。最終話には私としては珍しく、デブキャラの責め絵も出てきますよ!
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【オマケ/これまでブログにアップしてきた『奴隷調教合宿』第1話〜13話の宣伝画像ギャラリー】
英語版単行本”Fisherman’s Lodge”発売
4冊目の英語版単行本”Fisherman’s Lodge”が、“Endless Game”や“Gunji”と同じ版元Bruno Gmünderから発売されました。
【書誌情報】
ページ数:160ページ
出版社:Bruno Gmünder
発売日:2014年12月11日
ISBN-10:3867877955
ISBN-13:978-3867877954
版型:23.8 x 16.6 x 1.8 cm(約B5版)
Bruno Gmünderから出た過去二冊と同じく、カバーのフラップ部分にカラーイラストを4点収録。うち2点、日本語版『冬の番屋/長持の中』カバーイラストの色違いバージョンは、これが初公開。
収録作品は『冬の番屋』(日本語版は単行本『冬の番屋/長持の中』収録)、『告白』(『童地獄・父子地獄』収録)、『END LINE』(『筋肉奇譚』収録)の、それぞれ英語版。
*画像は全てブログアップ用に修正を入れていますが、現物は海外版なので完全無修正です。
現時点では日本のアマゾンでも取り扱いがありますが、先例から考えると、急にキャンセルになったり取り扱いがなくなったりする可能性大。その際は海外のアマゾン等からご入手ください。
イベント「変貌する<カミングアウト>」出演のお知らせ
今週金曜日(12月12日)に五反田ゲンロンカフェで行われるイベント、【LGBTナイト】田亀源五郎×クリス・ローウィー「変貌する<カミングアウト>」に出演します。
ワシントン大学で日本の現代文学と思想を研究されているクリス・ローウィーさんと一緒に、日本とアメリカそれぞれの、カミングアウトを巡る社会状況の違いなどについて、あれこれ話させていただく予定です。日本語話者と英語話者、双方に向けてのバイリンガル・イベントなので、どなたでもお気軽にご参加ください。
時間はPM 7:00〜9:00(PM 6:00開場)。イベント後はバータイムとなります。
チャージは前売2600円(1ドリンク付き)、当日3100円(ゲンロン友の会&学生証提示で、それぞれ500円割引に)。
また、会場での物品販売可とのことでしたので、ポット出版さんにお声かけして、同社発行の拙単行本およびLGBT関連書籍なども会場で販売予定。もちろんサイン等のご要望にも応じますので、その際はお気軽にお声かけください。
詳細情報&前売りの購入は、以下のページからどうぞ。
【LGBTナイト】田亀源五郎×クリス・ローウィー「変貌する<カミングアウト>」
また、当日はニコニコ動画でも中継があるそうです。
【生放送】田亀源五郎×クリス・ローウィー「変貌する<カミングアウト>」
以下、イベント紹介文を引用。
アメリカにおけるLGBT(同性愛、両性愛、トランスセクシュアル)の権利は、州ごとに大きく異なっています。しかし、LGBTの権利を拡張するべきだという意見は、今では一般化しています。ここ数年の間に、LGBTに関する世論の急激な変化があったと言えるでしょう。
世論が次第に「ゲイ・フレンドリー化」するなか、政策の変更も行われていきました。その例として、2010年のアメリカ軍の「聞くな言うな」政策の廃止、2013年に上院で可決されたLGBTを中心とする雇用差別禁止法、最高裁判所が今年下した結婚防衛法第3条を違憲とする判決、そして全米に広がりつつある同性婚法制定の動向などを挙げることができます。こうした変化に伴い、カミングアウトする政治家、俳優、スポーツ選手などの著名人が多く現れ、また、オバマ大統領も参加した「イット・ゲッツ・ベター企画」(「より良い未来はある企画」)が注目を集めたりしています。
この変化はアメリカにおける「カミングアウト」のあり方をも変貌させようとしています。「カミングアウト」が、「しなければならない」ことから、「してもしなくてもいい」ことへと変化しているのです。「カミングアウトする」こと、そして「カミングアウト」状態は、ゆくゆくは無効化されていくのかもしれません。
アメリカでのこうした変化は、日本のLGBTコミュニティにどのような影響を与えているのでしょうか。それを理解するためのひとつの手がかりとなるのが、4カ国語に翻訳され、国際的にも高い評価を受けている人気ゲイ・アーティスト、田亀源五郎氏の存在です。2014年9月から一般誌『月刊アクション』(11月号)で始まった新連載『弟の夫』で、田亀氏ははじめて同性愛者でない人=ノンケ向けのマンガを描いています。
「同性婚」の問題を社会に提起しつつ、田亀氏は、国際コミュニティでゲイ・フレンドリー化が広まっていくなか、日本においてゲイであることのリアリティを正面から突きつけています。『日本のゲイ・エロティック・アート』(ポット出版 )上下2巻本の出版など、日本のゲイ・アートの歴史を守るために力を尽くしてきた田亀氏ですが、今度の新作『弟の夫』では、少し前の日本に特徴的な「会員制的=閉鎖的」なゲイ・コミュニティと距離を取ろうとしているようにも見えます。
もっとも、日本では公にカミングアウトをしている人がきわめて少ないことも事実です。この国でゲイ・コミュニティはどうすれば国際スタンダードに近づき、「オープン」な「カミングアウト」を目指すことができるのでしょうか。カミングアウトをするかしないかという問題は社会の動きに左右されがちですが、社会的条件がオープンなカミングアウトに好意的でない場合、ゲイ・コミュニティ内の多くの人が、カミングアウトすることはトラブルのもとでしかないと捉えてしまうのではないでしょうか。
今回のイベントでは、田亀源五郎氏をゲストに、マンガについて、カミングアウトについて、そして日本のゲイ・コミュニティはどこへ向かおうとしているのかについて、日英二カ国語の議論を行います。みなさんも熱い議論に参加してください!(クリス・ローウィー)
それでは、皆様のご参加&ご視聴をお待ちしております!
BIG GYMマンスリーカレンダーのお知らせ
2010年と2011年に開催されてご好評を博した、BIG GYMさんでお買い物すると貰えるオリジナル・マンスリー・カレンダー企画が復活です。毎月1日と16日の二回、BIG GYMさん店頭で1000円以上のお買い物をした方に、先着順でオリジナル・カレンダーをプレゼント。
第一回配布は2014年12月1日から。貰えるカレンダーは野原くろさんのイラスト入りの2015年1月のカレンダー&カレンダー収納用の卓上クリアケース。
まだ私も現物を見ていないんですが、何でもホログラムPP貼りのキラキラ加工の素敵カレンダーだそうです。
カレンダー企画に参加しているアーティストは、市川和秀、犬義、戎橋政造、熊田プウ助、Kei CHANG、小日向、児雷也、田亀源五郎、龍谷尚樹、野原くろ、藤本郷、moriuo(五十音順、敬称略)という豪華メンバー。
誰がどの月を担当しているかは、前月まで内緒です。
店頭配布のみ、通販は対象外ということなので、地方にお住まいの方には申し訳ないんですが、可能な方は是非コンプ目指して頑張ってください。
ちょっと宣伝、『弟の夫』第3話掲載です
一昨日(11月25日)発売の雑誌「月刊アクション」2015年1月号に、マンガ『弟の夫』第3話掲載です。
今回はわりと真っ当にファミリーマンガっぽい感じかな?そこいらへんの思惑は、「映画秘宝」12月号と1月号に連続掲載の、拙インタビュー記事と併せてお読みいただけると、更に楽しめるかも。
まだ読んだことないという方は、WEBアクションで第1話が無料で立ち読みできますので、是非お試しを。
というわけで、ご購入(&アンケートなども出していただけると)よろしくお願いいたします。
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「映画秘宝」1月号にインタビュー(後編)掲載です
本日発売の雑誌「映画秘宝」2015年1月号に、先月号に引き続き、拙インタビュー(後編)掲載です。
インタビュアーは安心の大西祥平さん。
月刊アクションで連載中の『弟の夫』について、さらに突っ込んだ話を喋っているので、是非お読み逃しなく!
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ちょっと宣伝、『奴隷調教合宿』第13話掲載です
「美術手帖」12月号(ボーイズラブ特集)にインタビュー掲載です
本日発売の雑誌「美術手帖」12月号、ボーイズラブ特集に拙インタビューが掲載されています。
もちろん私はBL作家ではないわけですが、重なる部分が全くないというわけでもないので、そういった近くて遠いところからの視点が加わることで、特集自体の幅が拡がることのお役に立てればという感じで。
ただ、いざ実際にBL作家の方々の間に交じっているのを見ると、そのアウェー感(主にヴィジュアル面での)のハンパなさに、我ながらちょっとビビってしまったり(笑)。
とりあえず私は、別名義による耽美雑誌でのデビューから、ゲイ雑誌やゲイ/BL中間誌に描いた諸作、そして最新の『弟の夫』に至るまでの、自分の作品に関する話と創作に対する考え方、私が感じるところのBLものとゲイものの主な異同、ゲイ作家から見たBLなどについて喋っております。
ゲイとBLの違いといった話は、私が海外メディアから受ける取材では、ほぼ定番の質問になっていて、もう何回この話をしたか自分でも覚えていないくらいですが、日本語メディアの取材で、この件について語ったのは初めてかも。まぁ日本では、取材の申し込みが来ること自体が珍しいというせいもあるでしょうけど。
インタビュアーはエスムラルダさん。7年前に新宿ジュンク堂でのトークショーでご一緒した仲でもあり、また、いただく質問や話題の膨らませ方が実に的確だったといこともあり、受けていてとても面白い取材でした。
面白すぎてついつい話し込んでしまい、録音もかなりの分量になったかと思いますが、要所要所を鋭くピックアップして全体をきちんと纏めてくださった、その手腕にも感心&感謝です。
というわけで、BLジャンルではありますが、マンガ家インタビューあり、識者の対談やエッセイあり、描きおろしマンガやカラーイラストもあり……と、なかなか面白い特集になっていると思いますので、是非一冊お買い求めください。
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