3月25日発売の「月刊アクション」5月号に、『弟の夫』第26話「墓参り」掲載です。
この連載も、残すところあと2話で完結!
キャラたちとの別れのときが近づくにつれ、描いていて自分でも淋しい気持ちになりますが、どうか皆様、最後までよろしくお願いいたします。
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『田亀源五郎【禁断】作品集』電子版配信開始
2007年にポット出版から発売された単行本、『田亀源五郎【禁断】作品集』が、電子版になって3月25日から配信スタートです。
電子版には、紙本と同じ内容の《合冊版》の他、それぞれの作品のバラ売りとなる《分冊版》があります。
なお、ポット出版からの電子版は、 先月の『奴隷調教合宿』、今月の『田亀源五郎【禁断】作品集』に続き、来月以降も毎月1タイトルずつリリースされる予定。
詳しいスケジュールは、下記のページをご覧ください。
ポット出版ニュース:田亀源五郎作品の既刊電子版、配信スケジュール決定!
【ご注意】
①電子版は紙版より安価になります
②局部修正は、紙本は白の細線消しなのに対して、電子版ではモザイク処理となり、修正面積も広くなります。このページにある比較サンプル画像でご確認ください。
③分冊版には、紙本や合冊版に収録されている「あとがき」や、初出一覧やプロフィールといったデータページは収録されていません。
【紙の本はこちら】
電子版は、以下の10種類が同時発売となります。
①紙本と同内容の合冊版
収録作品のほとんどがゲイSM専門誌に掲載されたもの(つまり普通のゲイ雑誌だと掲載NGになりそうな残酷描写を含むハードコアBDSM作品)なのでご注意ください。
②「闘技場〜アリーナ」分冊版
地下総合格闘技+レイプ+洗脳もの。バイオレンス描写あり、残酷描写なし。『禁断』収録作中では比較的ソフトかも。
③「瓜盗人」分冊版
野晒し刑にされた武士を描いた時代物。羞恥+無残。これも『禁断』収録作中では比較的ソフト。
④「KRANKE」分冊版
若めイケメン系キャラが主人公の医療SMもの。流血描写とかはありませんが、話の内容はかなりダーク&アモラルです。
⑤「猛き血潮 中里和馬の場合」分冊版
日中戦争を舞台に軍人を主人公にした拷問もの。残酷描写あり。1950〜60年代の雑誌「風俗綺譚」で活躍したゲイSM作家、芦立鋭吉氏に捧げたオマージュ的な作品。
⑥「猛き血潮 坂田彦造の場合」分冊版
明治時代のヤクザを主人公にした拷問もの。残酷描写あり。無残の美学と純愛を融合した、私が自分で《スプラッタ・プラトニック》と呼んでいるジャンルの作品。私が敬愛する往年のゲイ・アーティスト、船山三四氏へのオマージュ。
⑦「NIGHTMARE」分冊版
ヒゲマッチョが主人公の拷問もの。軍隊要素&綺譚要素あり。
⑧「ZENITH」分冊版
いちおうSF。でもかなりハードな内容なので要注意。『家畜人ヤプー』的な人体改造あり。
⑨「だるま憲兵」分冊版
ガチムチ軍人を主人公にした残酷もの。私の作品中でも最もハードな作品の一つなので要注意。切断&猟奇要素あり。でもストーリーもちゃんとあります。
⑩「衣川異聞」分冊版
時代物。弁慶と義経の伝説を無残物語に仕上げた、これも《スプラッタ・プラトニック》作品。
『弟の夫』第25話掲載です
『肉人参』(前編)掲載です
単行本『奴隷調教合宿』2月14日発売/発売記念トークショー2月24日/電子版発売のお知らせ
ゲイエロマンガの新刊単行本『奴隷調教合宿』が、2月14日にポット出版プラスから発売されます。
《紙版単行本のお知らせ》
希望小売価格:2,400円 + 税
ISBN978-4-86642-004-2 C0979
A5判 / 288ページ /並製・函入
アマゾン:奴隷調教合宿
版元ドットコム
収録作品は、大学野球部員が監禁調教されていくハードコアSM長編「奴隷調教合宿」と、週末に欲望を解放する野郎系工員の姿を描いた短編「金曜の夜は四つん這いで」の二編。
内容は以下のリンクをご参考に。
・奴隷調教合宿
・金曜の夜は四つん這いで
装丁は、いつものポットさんからの単行本と同じく、無地にテキストとワンポイントが入った外函入り。
本体の表紙と裏表紙には、それぞれ描きおろしのカラーイラストが入っています。紙質や仕上げは、今回はツルテカな感じが良いんじゃないかな〜……などと考えていたところ、私がそれを言い出す前に、ポットの担当編集さんからも「ツルテカな感じが良いのでは」と用紙をご提案をいただき、もうすんなり決定。良い感じになっていると思います。
マンガ本文は、雑誌掲載分(『バディ』)に新規描きおろしを含む加筆修正あり。
また、これもいつものように、後書き&著者解説も新たに書いております。
《発売記念トークイベントのお知らせ》
単行本発売を記念して、2月24日(金)に下北沢にて、エスムラルダさんと一緒にトークショーを行います。イベント終了後には、ご希望者対象のサイン会もあり。
ご予約はポット出版のサイトにて。定員は先着50名となります。
【新刊『奴隷調教合宿』紙版電子版同時発売記念】
田亀源五郎トークイベント
「田亀源五郎におけるエロとSM」出演:田亀源五郎(漫画家、ゲイ・エロティック・アーティスト)
聞き手:エスムラルダ(女装パフォーマー、エッセイスト)
日時:2017年2月24日(金)
18:30開場 19:00開演 20:30終了
場所:レインボー倉庫下北沢
https://rainbowsoko.com/rent/shimokita/
参加費:1,000円(当日会場でお支払いください)
定員:50名(先着順)
※終了後サイン会を行います
《電子版同時発売&修正の差異のお知らせ》
単行本『奴隷調教合宿』は、Kindleを含む電子版も発売されます。
いちおう同時発売を目指していますが、紙の本と電子書籍とでは販売ルートが異なるため、発売時期には若干のズレが出るかも知れません。日頃お使いの電子書店で、情報のチェックをお願いいたします。
紙版と電子版では、基本的にコンテンツは同じですが、以下の違いがあります。
①電子版は紙版より安価になります
②局部修正は、紙版は白の細線消しなのに対して、電子版ではモザイク処理となり、修正面積も広くなります。
局部修正の違いは、下記にサンプル画像を用意しましたので、ご確認ください。(クリックで拡大表示)
《電子版の複数バージョン発売について》
『奴隷調教合宿』電子版は、以下の三種類が同時発売されます。
①修正の差異以外は、内容は紙本と全く同じバージョン
https://amzn.to/3UefXVI
②「奴隷調教合宿」のみ収録の分冊版(後書き/初出一覧/プロフィールは入っていません)
https://amzn.to/49A37FJ
③「金曜の夜は四つん這いで」のみ収録の分冊版(後書き/初出一覧/プロフィールは入っていません)
https://amzn.to/4cSI9on
というわけで、紙本と同じ内容の電子版が欲しい方は①を、収録作のどちらか一編だけで良いという方は②か③を、それぞれ紙版より安価なお値段(収録ページ数に応じて変動)でご利用いただけます。
選択肢が増えましたので、「やはり自分は、全部欲しい」「いや、これは欲しいけど、こっちはいらない」「とりあえず安い値段のもので試してみたい」などなど、用途やご希望に合わせてどうぞ。
例えば、「紙本を買ったけど、『奴隷調教合宿』だけは、いつでもどこでも読めるように、電書版も持っておきたい」なんていうリクエストにも、これでお応えできます!
《『奴隷調教合宿』電子書籍配信状況(2/16現在)》
●配信中
アマゾン Kindle
honto
Google Play
楽天 kobo
●2月下旬配信開始予定
コミックシーモア
ニコニコ静画
Yahoo! ブック
BOOKWALKER
GALAPAGOS STORE
Sony Reader Store
ブックパス
読書のお時間です
ソク読み
DMM.com
漫画全巻ドットコム
セブンネットショッピング
ブックプレイス
ネオ・ウィング
※版元さん情報に基づくリリース。《配信中》については版元さんが確認済み。ただアダルト書籍ということもあり、何らかの事情でいきなり配信がなくなる等の可能性もあり。各自ご自身でご確認の上ご利用ください。
(成人向け書籍の電子版に関しては、プラットフォームによって要求される修正の程度が異なっていたり、販売店側の事情で取り扱いがなくなったり、いろいろ厄介だったり不透明だったりする部分があるらしく、リリース情報が100%確実という保証ができないのです……)
それでは、ご購入よろしくお願いします!
『弟の夫』第24話掲載です
「映画秘宝」3月号発売、ベスト&トホホ参加
1月21日発売の雑誌「映画秘宝」3月号で、恒例の「2016年度ベスト&トホホ10」に参加しております。ベスト10、ベスト男優、ベスト女優、ベストシーン、トホホ3を、それぞれコメント付きで選ばせていただいております。
それと「輝く!! ドラマ OF THE YEAR 2016」にも、ちょびっと参加。『ロンドン・スパイ』(映画ドラマ含めて、去年のマイベスト一位!)と『RIVER リバー』について、簡単にコメント。
因みに、「これは日本公開は難しいかもな〜」などと思って、輸入ソフトなどで観賞した結果、前年度以前にベストに選んだ作品は、ダブりを避けるために選択肢から外すようにしています。というわけで今回は、2015年度にベスト3と4に選んでいた、『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』と『人生は小説よりも奇なり』を、泣く泣く除外しました。
ここのところ、「これは日本公開されないだろうな〜」と予測していた作品が、まさかの公開やDVDスルーということがけっこうあって、これは嬉しい傾向。
海外ドラマの方は、去年自分が見た中では前述の『ロンドン・スパイ』『RIVER リバー』、そしてもう一つ『ベルサイユ』が自分的なスリートップ、続けて『ピーキー・ブラインダーズ』という感じ。この『ベルサイユ』もコメントを書いたのですが、誌面では未掲載。ついでに以下にアップしておきます。
『ベルサイユ』
ルイ14世の王宮ドラマを、主要人物にロックスターのような美青年たちを配し、豪華絢爛な美術や衣装で描くスタイルは、まるでリアル少女マンガの世界。同性愛要素がゲイの目から見てもちゃんと楽しめるのも良い。
その他のコメント内容や順位などは、誌面でお確かめを。というわけで、是非一冊お買い上げください。
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大串祥子写真展『少林寺』記念トークショウ登壇のお知らせ
1月8日〜21日の期間、銀座のヴァニラ画廊で「大串祥子写真展『少林寺』」が開催されております。
つきましてはその関連イベントとして、1月15日(日)に開催されるトークイベント「武僧というアンビヴァレンス」に、私ゲストスピーカーで登壇いたします。大串さんとトークショーでご一緒するのは、2014年11月に開催された、「大串祥子写真展『美少年論 Men Behind the Scenes』 記念トークイベント」以来となります。
大串さんは、男性の美というものに対して、揺るぎない独自の視点と哲学をお持ちなので、前回のイベント同様に今回もまた、喋って楽しい/聞いて楽しいトークができるのではないかと、出演者ながら今から楽しみにしております。
トークイベントは現在ご予約を承り中。ご希望の方はヴァニラ画廊の該当ページからどうぞ。よろしくお願いいたします。
1月15日(日)『少林寺』トークイベント
「武僧というアンビヴァレンス」
大串祥子 feat. 田亀源五郎
17:30〜19:30
料金:2,000円(1D付)
もちろん、展示の方にも是非足をお運びください。
先頃、大串祥子写真集『少林寺 Men Behind the Scene II』(リブロアルテ刊)をご恵投いただき、一足お先に中身を拝見しましたが、少林寺の僧侶たちの日々の佇まいをナチュラルに捉えた、まるで映画の一コマのような写真の一枚一枚から、秘めやかな男の色気がしっかりと香りくるような、そんな素晴らしい作品群です。大串さんとは男の趣味がバッティングしないから、ある意味で安心……なんて思っていたんですが、この少林寺シリーズはちょっとヤバいかも(笑)。
また、アジア人男性の美というものにフォーカスした写真集というのは、それだけでも貴重な一冊と言えるかも知れません。
会場での販売もあり(ヴァニラ画廊オリジナル特典のポストカード付き)とのことで、オススメしたい写真集です。
少林寺展と同時に、2014年に開催された、英国イートン校・ドイツ軍兵士・近代五種選手の「男性の美」を捉えた『美少年論』展も、別展示室でアンコール開催されておりますので、そちらもお見逃しなく。
以下、ヴァニラ画廊のウェブサイトからの引用となります。
写真集『少林寺 Men Behind the Scenes II』出版記念展覧会
大串祥子写真展『少林寺』
Photo Exhibition by Shoko Ogushi “Shaolin Temple: Men Behind the Scenes II”【会期】2017 年1 月8 日(日)~ 1 月21 日(土)
【入場料】入場料AB共通500円
平日 12時〜19時 / 土日祝 12時〜17時
(1月13日(金)のみイベントのため18:30までの営業です)1998年にスタートしたプロジェクト『Men Behind the Scenes』にて、秩序、階級、制服、規則、不条理にいろどられた究極の男性社会に潜入し、女性の視線から男性の美と謎を追い求めてきた写真家・大串祥子。アジア篇初のプロジェクトは、中国・嵩山少林寺。始祖・達磨大師によってもたらされた中国禅宗発祥の地であり、世界遺産の歴史的寺院にて、禅に生き、武術を心得、医術を施す老若の僧侶たち。今日、勃興する中国に向けられる脅威や嫉妬とは対照的に、少林武術への羨望と崇敬の念は果てしなく、夢見る少年を旅に駆り立て、やがて僧侶に変えていく。立入禁止エリアでの撮影を許可され、僧侶たちの日々に密着した3年間。批判も嫉妬も先入観もない、一人の女性の好奇心あふれるまなざしを通じて、少林寺の重き門がここに開かれる。
大串祥子 プロフィール
写真家
佐賀県生まれ。東京外国語大学イタリア語学科卒業。株式会社電通にてコピーライター・CMプランナーとして勤務。
退社後渡英、ロンドン・カレッジ・オブ・プリンティング・ディストリビューティブ・アンド・トレード(現:ユニバーシティ・オブ・ザ・アーツ・ロンドン)写真学部フォトジャーナリズム学科(Postgraduate Diploma)にて写真を学ぶ。
在学中の1998年に始めたプロジェクト「アドニスの森 Men Behind the Scenes」では、イギリスの名門パブリックスクール・イートン校(’98年)、ドイツ連邦軍の兵役(’99年)、コロンビア軍麻薬撲滅部隊(2000-’01年)など、秩序、制服、階級、不条理にいろどられた究極の男性社会に潜入し、女性の視線から男性の美と謎を追い求めている。
’04-’11年まで近代五種を撮影。’08年、北京五輪における国際近代五種連合UIPM公式フォトグラファーに任命され、同種目を撮影。09年、ドイツのRalf-Hellriegel-Verlagより写真集『MODERN PENTATHLON』を出版。
’11年秋から’13年夏にかけて、「Men Behind the Scenes」 第2章 アジア篇を中国・少林寺にて撮影。
’14年、ヨーロッパ篇の集大成となる写真集『美少年論 Men Behind the Scenes』を佐賀新聞社より出版。銀座ヴァニラ画廊にて、同テーマの個展を開催。
’17年1月、「Men Behind the Scenes」アジア篇初の写真集『少林寺 Men Behind the Scenes II』を株式会社リブロアルテより出版予定。銀座ヴァニラ画廊にて、同テーマの個展を開催。

謹賀新年
新単行本『奴隷調教合宿』、来春発売です!
お待たせしました、ゲイエロマンガの新しい単行本『奴隷調教合宿』が、来年の早い時期にポット出版プラスから発売になります。
収録作は、表題作『奴隷調教合宿』(222ページ)と、『金曜の夜は四つん這いで』(48ページ)の二本。共に雑誌「バディ」に連載した作品です。
具体的な発売日に関しては、もう少しお待ちください。決定次第、随時お知らせいたします。
版元がポットさんなので、いつものように直接予約してくださった方対象のサイン本キャンペーンなどがあると思いますが、そういった情報もTwitter(これが一番早いです)やこのブログで随時更新予定。
単行本用作業は着々と進行しており、マンガ本編の作業(各話の扉ページを抜いて、代わりにつなぎのページを新規描きおろすとか、トーン作業など仕上げに満足がいっていなかった部分の修正とか)は既に完了。
本体表紙&裏表紙用のカラーイラストや、外函用のワンポイントなど、次々に片付けては版元さんにお渡ししております。
それでは、発売までもうしばらくお待ち下さい!