イベント無事終了

 昨日のイベント、無事終了しました。……って、十二時過ぎちゃったから、もう一昨日か(笑)。
 まずは、簡単な御報告をば。
 第一部の原画展は、会場5分前に最初の来客があり、以降途切れることなく、第二部スタートの夕刻が近付くにつれ、客足も増えていきました。
 第二部のトークショーは、予約段階で既に満席。キャンセルが幾つか出たこのと、会場の席をちょっと増やしたことで、当日飛び込みも受け付けることができました。トークを始める前、村上さんと軽く打ち合わせをしたんですが、その段階でついつい話に熱が入ってしまい、側にいたポットの沢辺社長から「ちょっと待った、続きは会場で!」と、ストップが入るという一幕も(笑)。
 なお、トークショーの模様は、村上隆さんがレギュラーで持っておられるラジオ番組で、紹介していただけるようで、終了後の控え室で、それ用の追補トークも幾つか収録しました。詳細はこちら
 第三部のフィルム上映も、三本ともほぼ満席。雨も降ってきたことだし、遅い時間は人出が少なくなるのではないかと思っていたんですが、会場をお借りしたアップリンクの方からも「この時間帯で、これだけ入るのはすごい」とのお言葉が出る盛況振りでした。
 そうそう、前説のときに言い忘れましたが、米盤DVDが出ていると言った『巨根伝説・美しき謎』ですが、「欲しい!」という酔狂な方(笑)のご参考までに、英題は “Beautiful Mystery” です。amazon.comで入手可能。
 ご来場くださった皆様、ありがとうございました。
 それと、ポットさんとアップリンクさん、そして、実はこの原画展の最大の功労者である城平ちゃんに、大感謝。皆さんが「良い内容にしよう!」と、常に前向きで頑張ってくださったので、私にとっても特別に記憶に残るような、良い一日になりました。
 以下は、プライベートな雑感。
 私の知人友人関係では、古くは大学時代の友人や会社員時代のOL仲間から、ゲイ雑誌関係者、画業の先輩諸氏、そして近年お付き合いのある一般誌の編集者の方々まで……といった具合に、「二十年間の交友関係総まくり!」といった感じの面子と一日のうちにで会うことができて、何だか感慨深いものがありました。でも、その属性ごとで私の呼び方が違うのが、何だか面白かったなぁ(笑)。
 今回初めてお会いした方々もいろいろでして、一番濃かったのは、どのグループだろう、やっぱ「女王様&ゲイ雑誌&ゲイビデオ&ショタアニメ」の、あのグループかな(笑)。
 また、来年になりますが、アジアのゲイ映画にテーマを絞ったという映画祭なんて企画もあるそうな。
 セクシュアリティやジェンダーの研究をなさっている若い方々が、お二方ほどいらしたのも、今後のゲイ文化の発展を考えると頼もしい限り。
 研究といえば、とてもアカデミック方面の三島研究の方が、『愛の処刑』をご覧にいらしていて、いやいや、別に自分が制作に関与した映画でもないのに、お見せするのに何だか緊張しちゃいました(笑)。
 そうそう、本の中で「これは本当に天堂寺慎の絵か?」とペンディングにしていた作品が、当時の雑誌『裏窓』の編集をなさっていた方から、「間違いないです」と御確認いただけたのは、大きな収穫でした。ご紹介くださった風俗資料館の女史とは、船山三四の消息を未だ掴めないでいることを、互いに嘆きあったり。
 そんなこんなで、終了後の深夜に帰宅して思ったのは、「疲れた」ではなく、「面白かった」「やって良かった」。一時期は開催を断念しかけた原画展なだけに、成功した嬉しさも倍増です。