『弟の夫』が第47回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞しました


 マンガ『弟の夫』が、第47回日本漫画家協会賞優秀賞をいただきました。
 ありがとうございます!
2018年度 第47回日本漫画家協会賞 発表

優秀賞1名:田亀源五郎(たがめげんごろう)氏
作品名:「弟の夫」  双葉社刊
受賞理由:この作品から、日本人のLGBTへの〝認識〟がゆるやかに変わりつつある気がします。改めて、漫画の底力を知りました。

 版元の双葉社さんから、お祝いのお花をいただきました。
 
とても立派な胡蝶蘭の鉢植え。置き場所に困るくらい(笑)大きくて立派。
 第19回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞に続いて、国内では2つめの受賞。とても光栄ですし、これをきっかけに、また少しでも多くの方に、このマンガを読んでいただけますように!

 さて、ついでといってはなんですが、海外でのマンガ賞へのノミネート状況なども追記しておきます。


 まず英語版が、2018年度Eisner Awards(アイズナー賞)のBest U.S. Edition of International Material—Asia(アメリカで出版された海外コミック アジア部門)にノミネートされています。発表は7月のサンディエゴ・コミコンで。
https://www.comic-con.org/awards/2018-eisner-awards-nominations

 昨年、賞は逃しましたが、フランス語版が「コミック界のカンヌ映画祭」と言われるアングレーム国際マンガ祭にノミネートされたのに続き、今年は「コミック界のアカデミー賞」と言われるアイズナー賞にもノミネート。我が子(マンガのことよ)ながら、外国でも頑張っていて、偉い!(笑)

【追記】アイズナー賞、アメリカで出版された海外コミック アジア部門の最優秀賞を受賞しました! 自分でもビックリ。


 また、やはり英語版が、2018年(第30回)Lambda Literary Award(ラムダ賞 アメリカLambda Literary Foundation主催の優れたLGBTQ作品に贈られる文学賞)のLGBTQ Graphic Novels(コミック部門)にもノミネートされています。発表は6月の頭。
https://www.lambdaliterary.org/lambda-literary-award-finalists/

【追記】残念ながらこちらは逃しました。受賞は”My Favorite Thing is Monsters”(Emil Ferris)だそうです。

 ついでに。
 賞とかではありませんが、既に結果が出た話について。


 まず、YALSA(アメリカ図書館協会ヤングアダルト図書館サービス部会)選定の、2018 Great Graphic Novels for Teens(2018年度 ティーン向けコミック トップ10)に選ばれました。
http://www.ala.org/yalsa/2018-great-graphic-novels-teens
https://icv2.com/articles/news/view/39655/yalsa-releases-2018-top-ten-graphic-novels-teens-lis


 そして、アメリカのアマゾンが選ぶ、ベストコミック2017にも入りました。
https://icv2.com/articles/news/view/38874/amazons-best-graphic-novels-2017

 どちらも英語版です。関係者諸氏に感謝!

『日輪の王』(後編)掲載です


 4月21日発売「バディ」6月号に、ゲイエロマンガ『日輪の王』(後編)掲載です。
 前回から引き続き、いろいろとエロい儀式をさせられるヴァイキング(風味の)王、その果てに待ち受ける運命は……? って、神話や伝説や文化人類学なんかが好きな方だったら、だいたい結末は想像がつくと思いますが。
 というわけで、久々にやらかしました。是非お読みくださいませ。

Kindle版はこちら。

4/14(土)野郎フェス2018に参加します。新刊あり(A05 / Bear’s Cave)


 4月14日(土)に開催される同人誌即売会「野郎フェス 2018」(大田区産業プラザ PiOホール)に参加します。
 スペースナンバーはA05、サークル名はBear’s Cave。

 頒布予定物は新刊同人誌『Bitch Of The Jungle』のみ。
 版型はB5版(マンガ週刊誌サイズ)、本文モノクロ、表紙のみカラー印刷+クリアPP貼り。総ページ数は表紙を含めて20ページという、とってもとっても薄い本。
 内容は、オリジナル設定の和製ターザン的キャラのSM凌辱ものを、ショート・コミックとイラストで。以下、本文サンプル。


 ご来場の方は、ぜひスペースにお立ち寄りを。
 あ、年齢を証明できる身分証の持参をお忘れなく。それがないと入場できませんので。詳しくは、上記リンク先のイベントオフィシャルサイトにてご確認ください。

新連載『僕らの色彩』、月刊アクションでスタートです


 3月24日に発売された「月刊アクション」5月号で、一般向け新連載マンガ『僕らの色彩』スタートです。第1話「ラッキー・デイ」掲載。
 どういうマンガかというと、とあるゲイの男子高校生の日々を描いた物語です。

 主人公の宙(そら)は高校2年生。自分がゲイだという自覚はあり、別にそのこと自体については悩んでいないけれど、かといって周囲に公表はできない。同性のクラスメイトに恋をしているけれど、その気持ちを打ち明けることはできない。そんな宙の日々に、とある老人との出会いによって変化が訪れ……。
 様々な思いやモヤモヤを、爽やかに描けたら良いなと思っております。

 前作『弟の夫』の(ある程度の)成功で、ただでさえハードルが上がっているところに、一般誌で主人公をゲイにするという、自分で更にハードルを上げちゃいましたが、まぁ何事もチャレンジ、チャレンジ。
 そんなわけなので、応援とかアンケートとか、よろしくご支援お願いいたします!

 でもって、この新連載の準備と、実写ドラマ『弟の夫』の放送が重なったりして、年明けからずっとドタバタしており(未だに続いております……)、ブログの更新をすっかり失念してしまっていましたが、2月に発売された「月刊アクション」4月号でも、表紙絵と特別読み切りマンガ『弟の夫・特別編』を描かせていただきました。


 事後報告になってしまい、どうもすみません。表紙絵は実写ドラマ化に併せて、キャラたちをドラマ撮影班スタイルにアレンジ。マンガ『弟の夫・特別編』は、本編完結後のちょっとしたオマケ的なエピソードを描きました。
 もう本屋には置いていないと思いますが、Kindle版がありますので、よろしかったらこちらもどうぞ!

『日輪の王』(中編)掲載です


 2月21日発売の雑誌「バディ」4月号に、ゲイエロマンガ『日輪の王』(中編)掲載です。
 前回から引き続き、ヴァイキング風の王様がエロエロとアレコレされてしまう、ファンタジー風というか西洋史劇風というか、そんな感じの内容。
 次回で完結予定です。ぜひ一冊お買い上げを!

『弟の夫』実写TVドラマ3月4日スタート+『弟の夫』の世界展(2/26〜3/24)&トークショーと懇親会(2/24)のお知らせ


 Twitterなどではマメに告知していましたが、ブログの方をすっかり失念しておりました。
 マンガ『弟の夫』がNHKプレミアムドラマとして実写化され、BSプレミアムで3月4日から毎週日曜日、全3回で放送されます。
 キャストは、弥一に佐藤隆太さん、マイクに元大関の把瑠都さん、夏菜に根本真陽さん。その他、夏樹が中村ゆりさん、カトやんが野間口徹さん、横山先生が大倉孝二さん、などなど。
 演出は、吉田照幸さん(『あまちゃん』『洞窟おじさん』『獄門島』)と戸田幸宏さん。
 詳しくは、キャストの方々や私から、ドラマ化に寄せたコメントも載っている、番組公式ページをご覧ください。
弟の夫|NHKプレミアムドラマ
 追加コンテンツも2月下旬から順次更新予定だそうです。どうぞお楽しみに!

 自分のマンガが実写ドラマ化されるなどというのは、何しろ初めての体験ですから、2015年にオファーをいただいてから正式決定&昨年12月5日の情報公開に至るまで、実に新鮮で面白いことばかりでした。そういった面白さを公に共有できなかったのが、何とも残念に思えたくらいです。
 とはいえ、基本的に「餅は餅屋」だと思っているので、ドラマ化にあたって作者としての私の干渉は、最小限必要なところのみ。マンガ『弟の夫』は私の作品ですが、ドラマはそれに関わる様々な方々の手によるもの。どのような新しい形に生まれ変わるのか、楽しみにしております。
 しかし、上に画像を貼ったメイン・ヴィジュアルの、単行本1巻表紙絵の完コピ具合を見ると、否が応でも期待が高まってしまう……!(もうすっかり只のファン気分)


 さて、そういった諸々もあり、マンガの版元である双葉社さんの方でも、『弟の夫』の特設ページを作っていただきました。
弟の夫|田亀源五郎|株式会社双葉社
 2月24日発売の「月刊アクション」4月号に掲載される、『弟の夫』特別編の情報や、翌5月号(3月24日発売)からスタート予定の新連載情報などもありますので、是非チェックしてみてください。
 またTwitterでも、月刊アクション編集部発信の「田亀源五郎情報」アカウントができましたので、こちらの方も皆さまフォロー&リツイートよろしくお願いいたします。
Twitter|田亀源五郎『弟の夫』『僕らの色彩』最新情報


 また、2月26日〜3月24日の期間、渋谷区神宮前にあるカラフルステーション(irodori 2階)にて、「田亀源五郎『弟の夫』の世界展」が開催されます。
 ネーム、下描き、ペン入れ済み原画、デジタル状で仕上げを行い完成した原稿を出力した複製原画の他、なかなか手にとって見る機会のない外国語版単行本まで、『弟の夫』の誕生から現在に至る、様々な資料を展示予定。
 入場者特典として、『弟の夫』オリジナルポストカードをプレゼント。
 また、直筆サイン入りカラー複製原画も購入できます。単行本の表紙絵4種に特別編掲載号の「月刊アクション」表紙イラストを加えた、全5種類。先日、色校正を兼ねて出力見本を見ましたが、とても綺麗で高級感もある仕上がり。サイズも大判ですので、この機会に是非どうぞ!

田亀源五郎『弟の夫』の世界展
● 会場:irodori/カラフルステーション2階 東京都渋谷区神宮前2-14-17
● 会期:2018年2月26日(月)~3月24日(土)
    16時~20時(日曜定休) ※1階が飲食店となっている都合上、予約状況により開催時間が若干前後する可能性がございますので御了承ください。
● 入場料:300円


 その他、詳細情報はこちらのページでご確認ください。
「田亀源五郎『弟の夫』の世界展」開催のお知らせ

 また、この展示に先立って、2月24日(土)にはトークショー&懇親会が開催されます。
 トークショーの出演は、私と、ドラマ『弟の夫』のプロデューサーであるNHKエンタープライズの須崎岳さん。ドラマの裏話とか、いろいろ聴けちゃうかも? 司会は松中権さんです。
 入場は無料ですが、要予約となります。

トークショー
● 日時:2月24日(土)16時~17時半
● 登壇者 田亀源五郎(漫画家)/ 須崎岳(NHKエンタープライズ プロデューサー)
モデレーター 松中権(認定NPO法人グッド・エイジング・エールズ代表)
● 場所: irodori/カラフルステーション 東京都渋谷区神宮前2-14-17
● 入場料:無料
● 要予約
※ 2月24日18時半からは田亀さんを囲んでの懇親会を開催予定です。こちらは先着30名限定となりますのでお早めにお申し込みください。

 詳細&お申し込みは、下記ページよりどうぞ。トークショーのみや、懇親会のみのお申し込みもできます。
2月24日「田亀源五郎『弟の夫』の世界展〜開催記念トークショー〜」

 それでは。長くなりましたが皆さまのご来場をお待ちしております!

映画『トム・オブ・フィンランド』上映&トークショー登壇のお知らせ


 2月10日(土)〜16日(金)に東京で開催される北欧映画祭、トーキョー ノーザンライツ フェスティバルで、フィンランド映画『トム・オブ・フィンランド』(ドメ・カルコスキ監督、2017年)が、日本初上映されます。
 上映スケジュールは、2月10日(土)18:30〜、13日(火)16:30〜、15日(木)21:10〜の三回。
 このうち、10日の上映後にトークショーがあり、それに登壇して映画についてあれこれ喋らせていただきます。10日上映分のチケットは、既に先行予約も一般販売も完売となってしまいましたが、当日券も若干用意があるとのことです。
 ご希望の方は、公式サイト http://tnlf.jp/で情報をご確認の上、お出かけください。
 また、トークショーはありませんが、残り二回の上映も貴重な機会となりますので、観賞をご希望の方は是非お見逃しなく。

 実際の映画の方は、トークに備えて事前に拝見させていただきましたが、ゲイ・カルチャーやエロティック・アートに興味のある方でしたら、まずは必見かと。
 私の感覚ですと、ちょっと綺麗に作りすぎている感もなきにしもあらずですが、それでもトム・オブ・フィンランドというアーティストの画業や為人を語るのであれば、ここは外してはいけないという核はしっかり押さえられていますし、自分の個人的な思いとも重なって、クライマックスでは目頭が熱くなりました。
 また、伝説的なゲイ・エロティック・アーティストの後半生と、近現代のゲイ・ヒストリーの変遷を重ねて描いた構成や、アーティストが描くファンタジー世界と現実との交錯など、細かな見所もいろいろとあります。もちろんアーティスト映画なので、お馴染みの作品の数々が映画内にどう登場するかも、ファンとしてはお楽しみどころ。

 今回の上映がジャパン・プレミアということで、それにご協力できるのは、私としても実に嬉しいんですが、可能であれば今後も何らかの形で上映がありますように! 
 一般公開されると一番良いんですけど……。

『映画秘宝』2017年度ベスト&トホホ10参加


 1月20日発売の「映画秘宝」3月号で、2017年度ベスト&トホホ10に参加しています。
 寄稿したのはベスト10、トホホ3、ベストシーン、ベスト男優、ベスト女優(各項目コメント付き)と、今年はイラストも一枚描きました。

 それぞれ何を選んだかは、実際の誌面でご確認いただければと思いますが、選出時には未見だったものの、後日観賞して「あ〜これも入れたかったな」と思ったのは、『哭村/コクソン』と『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』など。
 あと、最近はNetflixで観賞した劇場未公開作や映画祭上演オンリーだった作品の中に、なかなか良いものが多く、じっさいベスト10の中にも何本か入れました。ただ、あまりそればかりに偏ってもどうかと、悩んだ末に選から落としたのが、『ジェラルドのゲーム』、『クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的』、『ブエノスアイレスの殺人』、『デッドロック4〜絶対王者ボイカ』、『悪魔の花嫁』、『リプハーゲン:オランダ史上最悪の戦犯』、『蝶の夢』、などなど。
 面白かったし出来も良いと思うけれど、もうひとつ自分のツボにヒットせず選から漏れたのは、『メッセージ』、『キングコング:髑髏島の巨神』、『ワンダーウーマン』など。
 締め切り日までには未見だったけれど、後日観賞して「うわぁ、これはトホホ級……しかも上位クラスのトホホ度!」となったのが、『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』(笑)。

 イラストは『バーフバリ』を描きましたが、ベスト10の方には入れていません。というのも、『バーフバリ 伝説誕生』の方は2015年度のベスト5位に選出済みでしたし、『バーフバリ 王の凱旋』は投票締切日にはまだ公開前だったので。ただ、編集部からのリクエストもあったので、描かせていただきました。

 というわけで、《超豪華160名超の映画野獣が決める!》《日本最大規模の映画ランキング!》掲載の「映画秘宝」3月号、是非一冊お買い上げください。
 そして余談ですが、末席を汚したつもりの自分の名前が、表紙に入っていてビックリしました(笑)。

画集『偏愛蒐集』と企画展「綺譚標本」のお知らせ


 12/13に発売された、新旧アーティスト30名によるエロティック画集『偏愛蒐集』(玄光社)に、拙作品も数葉収録されています。
 日本国内での出版物なので、外性器の描写はNGということもあり、私の作品としてはエロティック要素控えめのセレクトになりましたが、そのかわり無残/残酷要素はノーリミット。個展や企画展用のオリジナル作品を中心に、日本国内での雑誌や書籍といった大量印刷媒体には、ほぼ未収録の作品ばかりになります。
 収録作家は、多賀 新/東 學/SUKA OFF/谷 敦志/サトルノ・ブット/ミラ・ネディヤコバ/ガース・ナイト/北村ケイ/SRBGENk/田亀源五郎/カネオヤサチコ/木村了子/はらだ/ルネッサンス吉田/中島圭一郎/沙村広明/大越孝太郎/椋 陽児/春川ナミオ/畑中純/小宮山逢邦/ダーティー・松本/沖 渉二/美濃村 晃/杉本一文/蒲池清爾/フランツ・フォン・バイロス/ハンス・ベルメール/月岡芳年/伊藤晴雨と、錚々たる布陣。
 よろしかったら是非一冊、お買い求めくださいませ。


 また、この画集の出版記念企画展「綺譚標本」が、12/6〜12/28まで銀座のヴァニラ画廊で開催されており、そちらにもジークレー・プリントを数点、出展/販売しております。
 詳しくはこちら
 様々なアーティストの作品をまとめて見られるチャンスですし、私もジークレー作品の販売はめったに行わないので、この機会に是非お出かけください。

綺譚標本 -画集『偏愛蒐集』出版記念展示-

【会場】展示室AB
【会期】2017年12月6日(水)~ 12月28日(木) 会期中無休
【営業時間】平日12:00~19:00、最終日・土日祝日:12:00~17:00
【入場料】500円
この度、画集『偏愛蒐集』(玄光社)の出版を記念した展覧会を開催いたします。
国内外のアーティストによる「多様化するエロティックアート」に焦点をあてた今展は、絵画、版画、写真作品、コミックアートなど多岐にわたる表現から、人間の肉体や性を通じて、私たちは真にいかなるものであるか、観るものの深層へと問いかけます。

恍惚と幻想のエロティックロマンから、狂おしく戦慄的で官能的なヴィジョン、仄暗い感性を刺激する艶やかな作品まで、28名の作家による、熱を秘めた珠玉のエロティックアートを是非ご堪能ください。

出展作家
東學 沖渉二 カネオヤサチコ 蒲地清爾 ガース・ナイト 北村ケイ 木村了子 GENk 小宮山逢邦 サトゥルノ・ブット 沙村広明 SUKA OFF(INSIDE FLESH) 杉本一文 多賀新 谷敦志 田亀源五郎 ダーティ・松本 中島圭一郎 畑中純 はらだ 春川ナミオ 美濃村晃 ミラ・ネディヤコバ 椋陽児 ルネッサンス吉田 (50音順)
特別出展:ハンス・ベルメール フランツ・フォン・バイロス 伊藤晴雨