ちょっと宣伝、フランス語版「ウィルトゥース」発売されました

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 今月頭、フランスで新しいマンガ単行本”Virtus”が発売されました。読んで字の如く、拙作『ウィルトゥース』のフランス語版です。
 先日、著者用サンプルが届いたので、ちとご紹介。

 版元はいつものH&O。収録作品は『雄心〜ウィルトゥース』のみなので、これまでのフランス語版単行本に比べても、また『ウィルトゥース』日本語版単行本に比べても、ちょいとページ数が少なめの128ページ。お値段は12ユーロ。
 版形は、日本版『ウィルトゥース』のB6サイズに比べて、この仏語版はA5サイズなので、一回り大きくなっています。『雄心〜ウィルトース』の後半部分は単行本描きおろしだったので、このサイズで世に出るのはこれが初めて。やはりクライマックスの、ガイウスとクレスケンスがアレーナに出る見開きなんかは、だいぶ迫力が増しております。

 さて、今回このフランス語版が出るにあたって、絵に修正を入れた部分があります。
 どこかというと、クレスケンスが幼少時の思い出話をするシーン。ここの、父親に犯され云々のくだりが、ちょいとあちらの出版コードに抵触してしまうとのことで、台詞やコマ割りはそのままに、絵のみ4コマ変更しました。海外向けに絵をいじったのは、これが初めて。
 御参考までに、その修正箇所があるページを下に載せますので、日本語版をお持ちの方は、宜しかったらお見比べあれ。
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