バローズとかハワードとか

 だいぶ前に聞いて以来、楽しみにしている、エドガー・ライス・バローズの「火星シリーズ」の映画化。
 監督がロバート・ロドリゲス、ケリー・コンラン、ジョン・ファヴローと二転三転したり、ようやくアンドリュー・スタントンに決まったけど、実写かアニメーションかが明かではないとか、でもメインのキャスティングが発表されてきたとかで、まだけっこう期待していいものやら、身構えておいた方がいいものやら、ちょっとヨーワカランのですが、そんなときに、YouTubeでショッキングな映像を発見。

 げ、あれだけ待たせておいて、このチープさかよ!? と、一瞬アタマがマッシロになりましたが、よく読んだら、B級バッタもんビデオ映画専門のアサイラム制作の別作品(原作は同じだけど)の予告編だった。
 まあ、そーゆーことだったら、これはこれで楽しみです(笑)。ホモ狙いみたいな短髪のジョン・カーターは、けっこう見られる身体してるし、デジャー・ソリスがトレイシー・ローズだってのも、役柄云々は置いといて、彼女自体は個人的に応援したい出自の女優さんだし。
 というわけで、バローズ云々は忘れて、いまどき珍しい新作ソード&サンダル meets Sci-fiもののB級作品として、今から見る気マンマンに(笑)。とりあえず、腰布マッチョもの好きとしては、日本盤DVDが出たら買っちゃいそう(笑)。
 しかし、これでもし本命の劇場版もショボかったら、泣くぞ。
 いっぽう、ロバート・E・ハワードの「ソロモン・ケイン」シリーズの映画版予告編も。

 このシリーズに関しては、邦訳がないのでよく知らないんですけど、予告編の出来は、さっきのアサイラム版火星よりずっとマトモなので、フツーに期待しちゃいますね。
 ただ、監督のマイケル・J・バセットって、『デス・フロント』はそこそこ面白くて好きだったけど、その次の『処刑島』はウンコみたいな出来だったから……そこいらへんが、ちと不安要素。
 ハワードというと、IMDbによると「コナン」の新作も、マーカス・ニスペル監督で進んでいるそうで、画面のムードとかいう点では、これはいいかも。
 正直私は、ジョン・ミリアス版のカラッとした空気感が、あんまりピンとこなかったんで。軽い娯楽に徹しているという点で、まだリチャード・フライシャー版の方が好き。
 ただ、ニスペルはニスペルで、ムードに流れすぎで演出がタルくなる傾向はあるんですが。
 ラルフ・モーラー主演のTV版は……論外(笑)。サブキャラの、口のきけないスキンでヒゲのマッチョなコはカワイかったけど(笑)。

【追記】どっちも日本盤DVD出ました。
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