Michael 4とかCarrara 7とか

 DAZ 3Dから「今ならCarrara 7が50%OFF!」というメールが来たので、英語版をダウンロード購入しました。
 Carraraというのは3DCGソフトで、安価なのに多機能、Poserとの連携もバッチリということで、自作アニメーション『Desert Dungeon』を筆頭に、いろいろと愛用していたんですけれど、残念なことに日本語版のリリースは5でストップしています。そして今回、6の日本語版が出ないまま、7が発売されたので、こりゃもう日本語版は待つだけ無駄だ、と見切りを付けて、英語版の購入に踏み切ったというわけです。
 というわけで、アップグレードではなく新規買い直しなのが悔しいけれど、まあそこいらへんは、50%OFFということでギリギリ相殺って感じ。
 購入したのは、機能別で二種類あるうちの、上位バージョンのCarrara 7 Pro。するとオマケに、PoserとCarraraと両方で使えるDAZのフィギュアMichael 4が、モーフターゲットやテクスチャ込みで付いてきました。
 というわけで、そのMichael 4君を、さっそくPoser 7にインストールして、ちょっくら使い勝手を試してみました。
M4gm まず、Michael 4をプリセットのモーフダイヤルを使って、マッチョ化してみましたが……おっとビックリ、全身の体型を簡単に調節できるFull Bodyモーフのうち、BodyBuilderとBulkの二つのパラメータをいじっただけなのに、好みの体型が簡単に出来た(笑)。
 プリセットのテクスチャを当ててみたところ、何だか総合格闘家とかにいそうな雰囲気だったので、それ系のポーズをとらせて、Carrara 7でレンダリングしてみたのが、左上の画像です。
 これまで使っていたCarrara 5をインストールしていたのが、Power PC G4のMac miniだったのに対して、今回の7はIntel iMac core 2 duoなので、ただでさえ速いCarraraのレンダリングが、ますます速くなりました。二ヶ所から同時に画像をレンダリングしている様子が、画面上に1と2という番号が出て視認できるのが、「お〜、ちゃんと働いとるねぇ」って感じで、何か楽しい(笑)。
 このサンプル画像のレンダリング所要時間は、10秒。ご参考までに、品質はPhotorealsticのデフォルト。大気なし、グローバル・イルミネーションなし。ライトは3灯で、うち、ヴォリュメトリック・ライト一つ、レンズフレア一つ。ライトは全てに、ソフトシャドウを適用してます。
 さて、こうなるとMichael 4とCarrara 7で、何かアニメーションを作ってみたくなりますが、そこで障害が一つ。
 Carrara 7 Proには、Poser用のインポート・プラグイン、TransPoserが入っている(……はずなんだけど、実は見あたらなくって困ってる。う〜ん、別途ダウンロードが必要なのかな、調べようにも、今はその時間がない)んですけど、これがPoser 7には対応してないらしい。
 TransPoserを使わなくても、ネイティブでPoserのシーン・ファイルはインポートできるんですけれど(今回のテストも、ネイティブのインポートを使いました)、私がよく使うPoserのダイナミック・クロスが、これだと読み込めないんですな。
 いっぽう、Poserの日本語版サイトからは、「今ならPoser Proがお安く先行予約できるよ〜」という案内が来まして、それに外部ソフトへのエクスポート用プラグインが付随しているらしいんですが、うむむ、3ds MaxにMayaにCINEMA 4DにLightWaveって……私はホビーユーザーで、しかも主たる目的がPoserの外部レンダラーなのに、そんな高価なソフト買えるかい(笑)。
 というわけで、アニメーションに関しては、しばらくお預けなんですけど(ま、今は作ってる時間もないしね)、せっかくなんで話をMichael 4に戻して、もう二つばかり作例を載せておきましょう。
M4nm_2M4db_2
 左が、体型のモーフをいっさいいじっていない、デフォルト状態のMichael 4君。右が、Heavyモーフをプラス方向にいじった(まだMAXではない)状態。
 まあ、こんな感じで、ガチムチ好きからデブ専まで、幅広い趣味層のユーザーに対応しています(笑)。
 ゲイのPoserユーザーには、かなり使い勝手が良いんじゃないでしょうか、このMichael 4君は。