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あけましておめでとうございます


本年もよろしくお願いいたします。

この年賀イラストの下半身まで入った引きの画像、バリエーション(エロあり)などは、pixivFANBOXにアップしました。

pixivFANBOX | あけましておめでとうございます – Happy New Year – 2020年1月のイラスト – Illustration on January 2020

♪越天楽(変奏) by Gengoroh Tagame

2019年もいろいろありました


 自分が今年あれこれあった中で、主なものをまとめてみました。

【通年】
・「月刊アクション」で『僕らの色彩』連載

【1月】
・『僕らの色彩』1巻発売

・「バディ」最終号発売

・『弟の夫』英語版2巻が、アメリカ図書館協会のYALSA(ヤングアダルト図書館サービス部会)による《2019年度 ティーンのためのグラフィック・ノベル トップ10》に選出

・『弟の夫』英語版全2巻がアメリカGLLI(Global Literature in Libraries Initiative)2019年度翻訳ヤングアダルト書籍賞を受賞

【3月】
・ヴァニラ画廊で『日本のゲイ・エロティック・アート』シリーズ完結記念展開催、木下直之先生とトークショー

・『弟の夫』ドイツ語版1巻が、同国の2019年第一四半期の批評家チャートで1位選出

【4月】
・金沢大学の入学試験に『弟の夫』が使われる

・ドローイング提供で協力したフランスの短編映画『Les Saints de Kiko』(Manuel Marmier監督)が映画祭等で公開開始

・東京レインボープライドのオフィシャルマガジン「BEYOND」の表紙イラスト&インタビュー記事

【5月】
・イギリス大英博物館の「マンガ展」で『弟の夫』が展示、オープニング・レセプション出席、ジャパン・ハウス・ロンドンでトークショー、他

・野郎フェス2019参加

【6月】
・雑誌「テヅコミ」に手塚治虫トリビュートマンガ

・雑誌「CDジャーナル」で表紙&特集記事

【7月】
・制作に協力し出演もしているアメリカのドキュメンタリー映画『Queer Japan』(Graham Kolbeins監督)が、レインボーリール東京でワールドプレミア

【8月】
・オランダ、アムステルダム・プライドの運河パレードに、プライドハウス東京のボートで参加、手掛けたプライドハウス東京2019用の壁面装飾画も初お披露目

【9月】
・pixivFANBOXを開設

・影響を受け交流もあったアメリカのゲイ・エロティック・アーティストThe HunことBill Schmeling氏が逝去

・ラグビー・ワールドカップに合わせて原宿にプライドハウス東京が期間限定オープン、壁面装飾画を担当

【10月】
・イギリスのファッション/アート雑誌「10+ Magazine」「10 Men」に特集記事が掲載

・『僕らの色彩』2巻発売

【11月】
・フリーマガジン「日本男児」の表紙とマンガを担当、Tシャツ等の発売、Eagle Blue Tokyoでの壁面展示もあり

【12月】
・『弟の夫』ドイツ語版で、ドイツの漫画賞《ルドルフ・ダークス賞》2019年度のベスト・アーティスト賞(Die besten Künstler 2019)アジア・シナリオ部門を受賞

・『弟の夫』ドイツ語版、ドイツの批評家チャートで2019年のベストコミック第4位に選出

 その他、細かなトークショーや単発のお仕事などもあり、忙しかったけれど充実した一年でした。
 活動を支えてくださった皆さまに、改めて御礼申し上げます。
 皆さま良いお年を!

あけましておめでとうございます


 本年もよろしくお願いいたします。

 まずは1月12日発売の、一般向けマンガ第二弾『僕らの色彩』単行本1巻をよろしくお願いいたします。

 そして1月25日には、休刊するゲイ雑誌「バディ」の最終号が発売。ゲイエロマンガ『親友の親父に雌にされて』完結編が掲載されます。

 さて、「バディ」が休刊することにより、いよいよ私がゲイエロマンガを発表できる商業媒体が、これでついに全滅したことになります。
 これまで「さぶ」「薔薇族」「アドン(これは正式デビュー前の別名義ですが)」「バディ」「ジーメン」「SM-Z」「筋肉男」「肉体派」等々の雑誌に、かれこれ30年以上ゲイエロ作品を発表してきましたが、これでその全てがなくなりました。最盛期には七誌という数を誇った紙のゲイ雑誌も、ついに「サムソン」一誌が残るのみ。時代が完全に変わったのを実感します。
 おそらく今後も、ゲイ雑誌の復活は難しいでしょう。私の商業ゲイエロマンガ家としてのキャリアにも、一つのピリオドが打たれた気がします。残念ですが、これも時代の趨勢ならば仕方ありません。

 この30年以上の間に、長編ゲイエロマンガだけでも『嬲り者』を始めとして『銀の華』『PRIDE』『外道の家』『君よ知るや南の獄』『ウィルトゥース』『エンドレス・ゲーム』『奴隷調教合宿』などを発表することができましたし、自分がどうしても欲しかった画集『日本のゲイ・エロティック・アート』シリーズ全三巻も、無事に上梓できました。そういった点では悔いは全くありませんし、我ながら充実したキャリアを築けてきたと思います。
 それでも、今後は本格的なゲイエロ長編を連載できる場が、おそらくもう現れないであろうということや、仕事としてゲイエロマンガを描く機会も、ほぼないであろうということは、やはり残念としか言い様がありません。

 ゲイエロマンガの発表自体は、同人誌などインディペンデントな方法で継続していこうと思っていますが、仕事という形ではなくなったため、優先順位を下げざるをえませんし、発表頻度も著しく減少してしまうと思います。
 今後の仕事は、少なくとも当面の間は、「月刊アクション」で連載中の『僕らの色彩』など、一般向けマンガを主軸に据えるスタイルになると思いますが、古くからの読者の方々にも、引き続き応援をお願いできればと、心から思っております。

2019年1月1日 田亀源五郎

明けましておめでとうございます

mike2016
 昨年は作家としての自分にとって、色々と新しいことがあった充実した一年でした。
 今年も楽しみながら仕事を頑張りたいと思っておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。
 皆様にとっても良き一年となりますように!

北米でTシャツ&タンクトップ3種発売、他、つれづれ

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 今週、ドイツ/フランス合同出資のTV局ARTE(アルテ。ドイツ、フランス、カナダ、イタリア、ベルギー、オランダ、スイスといったドイツ語圏とフランス語圏で放送)からのインタビュー取材を受けました。写真はその取材記者、アレックス氏。
 このARTEからの取材は、去年もパリでドキュメンタリー番組用にインタビューされましたが、今回のはそれとは別。最初にオファーされたときは、ちょうどイタリア出発前だったのでタイミングが合わず、お断りさせていただいたんですが、渡航中に再び、帰国後でも可能になったのでお願いしたいという連絡があり、そこまで言われるのならとお受けした次第。
 先方さんは拙仕事場での収録を希望されていたんですが、申し訳ないけれどそれはお断り。私の仕事部屋は寝室と共有だし、他人様が見たらドン引き間違いなしの散らかりようだし、撮影のために片付けるのは時間がもったいないし。
 というわけで、ならば景色がいいところでと上野公園を希望され、ま、別にいいかと屋外収録。スタート早々、雷雨に見舞われたりはしましたが、その後はまぁそこそこの天気で、3時間ほどかけて無事終了。ただ、アレックスが希望していたボートに乗っての撮影(アイドルビデオじゃないんだから)は断念。

 もう1つ、何処か私に縁のある場所での撮影も希望されておりまして、とはいうものの私は、飲みに出たりすることは全くないので、縁の場所と言われても……と暫し悩んだ後、そうだ、上野ならBIG GYM店内はどうかしらんと思い付く。
 日本のゲイショップでの撮影と聞いてアレックスは大喜び、BIG GYM上野店にもお願いしたところ、急な話にも関わらずご快諾いただたので、そちらでも撮影。
 BIG GYM上野店長およびスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
 取材ご協力の御礼も兼ねて、BIG GYMさんでは拙新刊『エンドレス・ゲーム』にもサインを入れてきましたので、ご希望の方がいらっしゃいましたらお問い合わせください。

 更にもう1つ、私が絵を描くところも撮影したいと言われ、しかし私はテーブルと椅子がないと描けないので、あれこれ候補を考えた吸えに、最終的にはアレックスが知っているという秋葉原のカラオケボックスへ。四人用の個室をとり、そこで下絵からペン入れまでを撮影。
 気がついたら、上野公園で待ち合わせしてから、既に9時間半が経過していた。もう、ぐったり(笑)。
 ともあれ、ARTEの取材はそんな感じで、丸一日(打ち合わせや事後処理も含めると三日)かけて無事終了。

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 数日前には児雷也画伯から、アメリカで出た英語版新刊『Caveman Goo』をいただきました。
 ガチムチ石器人たちがヤりまくるコメディ。可笑しくてエロくて楽しい。因みに私は、主人公Gooよりもヤリ友のDonの方がタイプ。
 あと考えてみると、児雷也画伯のマンガをこの大判サイズ(約B5、週刊誌大)で読むのは初めてかも。流石に絵の迫力が桁違い。そして当然のことながら、北米版なので完全無修正。画伯のファンなら、何としてでも入手する価値大ですぞ!
 この『Caveman Goo』は、アメリカのMASSIVEで発売中。また、今秋に北米で発売予定の、日本のゲイマンガとその作家を紹介する本(英語)、『Massive: Gay Erotic Manga and the Men Who Make It』にも収録予定。
 後者の本の出版に関しては、私もだいぶ協力しているので、ぜひ成功して貰いたい。

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 このMASSIVEからは、LGBTプライド月間に合わせて、私のイラスト入りTシャツ&タンクトップ3種も、新たに発売になりました。
 詳しくはこちら

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今週中頃には、拙英語版単行本『Endless Game』『Gunji』の版元Bruno Gmünderから、2014年秋冬の出版予定カタログのプレスリリースが出ました。
 前にここで「そのうち時が来たらまたお知らせできるかも」とか、ここでもちらっと触れたように、Bruno Gmünder Gay Mangaというレーベルでの、日本のゲイマンガの英訳出版シリーズが、ようやく本格的にスタートする予定です。
 というわけで今年の秋から冬にかけて、一十/MENたいこさんの『Priaps』、松武さんの『More And More Of You and other stories』、私の『Fisherman’s Lodge』(英訳版『冬の番屋』+『告白』『END LINE』)が、順次発売予定です。
 これまた私、いろいろと協力しているので、ぜひ成功して欲しいプロジェクト!

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 週末には、ポット出版のスタッフたちと一緒に、神宮前二丁目にできたLGBTフレンドリーな創作エスニックレストラン、irodoriへ。雰囲気良し、お料理美味し、上階には洒落たギャラリー・スペースなどもあるので、よろしかったら皆様ぜひお立ち寄りを。
 写真は左から、私の友人で日英翻訳などもお願いしているジョナサン、私、ポットの沢辺さん、irodoriの杉山文野さん、ポットの那須さん、佐藤さん、大田さん。

児雷也画伯から児雷也スウェットいただきました

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 児雷也画伯から米国Massive製児雷也スウェットシャツとグリーティングカードいただきました。アメリカンXXLサイズなので私の身体でも大丈夫(笑)。
 着て街に出るのは勇気がいるし、そもそも汚しちゃうと勿体ないので、脱いで畳んで密閉保存させていただきます!
 お買い求めはMassiveのサイトで。国外発送もやってくれるので(もちろん送料はかかりますが)日本からも注文できます。