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Photoshopによるマンガ原稿の仕上げ動画


 先日、ふとした拍子に「Mac OS Snow Leopard以降のQuickTime Playerでは、PCの作業画面の動画キャプチャができる」ということを知って、なんか試してみたくなったので、いつもやっているマンガのPhotoshop上での仕上げ作業をムービークリップにしてみました。
 いざ録画した素材を編集する段になって、ようやくPCの壁紙がちょっとアレなことに気づき、う〜む、もっと無難なものに変えておいた方が良かったか……などと思いましたが、もう後の祭り(笑)。というわけで、画面の真ん中でこっちを睨み続けるヴィクラム様が気になるかもしれませんが(因みに映画『Raavanan』のスチル)、まあ気にしないでください(笑)。

 基本的には、マンガ1ページ分の作業をそのまま丸々録画して、それを4倍速と8倍速を織り交ぜて再生したものです。
 但し、普段ならアクションとバッチを使って、複数ファイルを一度にまとめて処理している作業(この場合は【スキャン画像補整>2値化>セル化>ゴミ取り準備】まで)や、ファンクションキーを割り振ったアクションで、ボタン一発で処理している作業(【グレー画像の網点化】や【完成画像のグレースケールから白黒2値への変換】)などは、そのままだと何が起きているのかちょっと判りにくかったので、この動画クリップ制作用に、後から改めてアクションを使わずに再作業したものを録画した部分もあります。
 また、最後に出てくる完成画像には、キャラクターの上腕にタトゥーが入っていますが、作業動画にはそれが含まれていません。
 というのも、このキャラがタトゥーを入れているということを、すっかり失念して数ページ作業を進めてしまい、気づいたときには既に作業画面の録画も終えてしまっていて……という事情がありまして(笑)。なんか、それ用にわざわざ再作業するのもアレだよなぁ……ってな感じで、そこはそのままにしてしまいました。
 いちおうここで補足しておきますと、タトゥーはベクター画像のパスデータを、Photoshopのカスタムシェイプに登録しておき、それを自由変形とワープを使って形を整えて貼り込んでいます。

 動画制作に関しては、QuickTime Playerでの録画は【ファイル>新規画面収録】で行えます。
 再生スピード変更はQuickTime Proを使って、【ファイル>書き出す>イメージシーケンス】で目的の再生スピードに合わせてコマを落とし、それを再度【ファイル>イメージシーケンスを開く】で動画に戻しています。編集も、これは時系列で繋げばいいだけなので、QuickTime Proの【コピー>ペースト】で大概は済ませています。
 こうして出来た作業動画を、iMovieに読み込み、頭の写真と最後の画像を足し、BGMやテロップを付けています。
 BGMは昔GarageBandで作った曲を使用。Logic Expressでブラッシュアップしたフルコーラス版は、ここにアップしています。

PoserとかMichael 4とか

 故あって久々にPoserに触って、DAZ Michael 4で老人キャラを作ってみたので、ちょいと前に作ったマッチョ君と絡ませて、短い(5秒!)動画を作ってみました。
 小遣い稼ぎにハスラーをしている海兵隊員、しかし客となった貧相な老人の正体は……

趣味のアニメーションとか

 先日のアニメーションもどきは、ちょっとアレな内容だったので、3年ほど前に趣味で制作した、健全(笑)なヤツもYouTubeにアップしました。
 淋しい白熊のアニメーション。

 使用ソフトはPoser(キャラクター・アニメーション)、Vue(風景アニメーション)、ArtMatic(光などのエフェクト・アニメーション)、Paiter(手描き部分原画)、Photoshop(手描き部分原画)、AnimeStudioぜんまいハウス版(2Dアニメーションとコンポジット)、iMovie(編集)。
 アニメクリエイターことSmithMicro版AnimeStudioは、このアニメーションには使用していません。
 音楽は、例によってGarageBandとLogicExpressで制作。

AnmeStudio日本語版がアニメクリエイターという名で発売開始

 以前紹介した、米SmithMicro社のアニメーション作成ソフト”AnimeStudio”ですが、日本語版が「アニメクリエイター」と名前を変えて発売されました。販売元はact2
 現時点では、エントリー・バージョンのdebutのみの販売のようですが、上位バージョンのproも、後日追加されるとのこと。
 ちょちょっとアニメーションをいじってみたい人には、なかなか手軽で楽しいソフトなので、英語版で腰が引けていた人も、この機会にお試しになってはいかが? 30日間フル機能が試用できる体験版もありますから。

 で、私も久々に同ソフトを立ち上げてみました。
 以前アップしたテスト動画は、いずれもベクター画像を使ったものだったので、今度はちょいとラスター画像のアニメーションを試してみました。
 まあ、一晩でヤッツケで作ったものなので、大したもんじゃないですけど。過去に書いた絵をアニメクリエイター(と言いつつ、私の持っているのは英語版なのでAnimeStudio……ヤヤコシイな)に読み込んで、ボーンを使って動かしたり変形させたりしてるだけです。それ用に新たに絵を描いたわけではないので、どうしてもあちこち無理が出てますが、ま、ラスター画像にボーンを組み込むと、どんな風になるかという、簡単な参考にはなるかと。
 とはいえ、ついうっかりエロいヤツを作っちゃったんで、こりゃYouTubeには載せられない(笑)。
 とゆーわけで、フリーのファイル・アップローダーに、mp4動画をアップしました。ダウンロードはこちらから。ちょっと待つと、ハードディスクのアイコンの横に、青文字で「Click here to start download..」というメッセージが出るので、そこをクリックすればOK。
 因みに、動かしてみたのは、この2枚です。
7sins_luxuriachabouzunokoi
 大人向けなので、未成年者はダウンロードしないように!

デジコミ用、Photoshopで作るスポットライト風効果

 前回の記事の新作マンガ『スタンディング・オベーション』の背景には、下図のような画面効果が良く出てきます。
spot_00_sample
 スポットライトをクロスフィルタ越しに見たような効果で、以前『闘技場〜アリーナ』を描いたときに作ったものの流用なんですが、良い機会なので作り方のTips解説なんぞを。

 まず、新規ファイルを作成します。解像度200dpi、モードはグレースケールで、天地左右5センチ四方の正方形の画像を作ります。
spot_01_menu_newfile
 解像度が200dpiと低いのは、ライトの光の筋を適度な太さにするため。後述するフィルターで作る効果との兼ね合いで、あまり高解像度の画像で作ると、筋が細かくなりすぎるので、まずは低解像度で作成して、それを最後に解像度を上げる方法をとります。
 サイズは適当でいいですけど、必ず正方形にすること。
 上記の設定で作った新規ファイルが、これ。
spot_02_img_newfile
 ……って、わざわざキャプチャ画像を出すほどのもんじゃなかったか(笑)。

 新規レイヤーを作成して、その中心に黒で正円を描きます。
spot_03_layer_BR
 楕円選択ツールを、shiftを押しながらドラッグして、正円の選択範囲を作り、それを黒で塗りつぶすのが良いでしょう。円の大きさは、直径が正方形の一辺の1/4〜1/5くらいを目安に。

 黒の正円を、画面の中心に配置します。
spot_04_img_BR
 これは正確に中心に置かなければいけないので、いったん「command + A」で画面全体を選択してから、「レイヤー>レイヤーを選択範囲に整列>垂直方向中央」と、同「水平方向中央」を使うといいでしょう。

 黒丸のレイヤーをコピーします。
spot_05_layer_copyBR
 コピーしたレイヤーはいったん非表示にして、元のレイヤーを背景と結合します。
spot_06_layer_invisibleBR

 背景に「フィルタ<表現手法<風」をかけます。
spot_07_menu_WR1
 種類は「標準」、方向は「右から」。
 すると、こんな感じになります。
spot_08_img_WR1
「command + F」で、同じ設定のフィルタをもう一度かけます。
 すると、こんな感じになります。
spot_09_img_WR2
 同じ「風」フィルタを、今度は方向を「左から」にしてかけます。
spot_10_menu_WL1
 こうなります。
spot_11_img_WR1
「command + F」で、もう一度かけます。
spot_12_img_WR2

 次に「フィルタ>ぼかし>ぼかし(移動)」で、角度を0、距離を75ピクセルで、黒丸に移動ぼかしをかけます。
spot_13_menu_BLd
 距離はお好みで構いませんが、中心部があまり薄くならないように、黒が残る感じにします。
 こうなります。
spot_14_img_BLd

 ぼかした黒丸のある背景をコピーして、レイヤーにします。
spot_15_layer_copyBL1
 コピーしたレイヤーを、「編集>自由変形(command + T)」を使って、横に引き延ばします。
spot_16_menu_TR
 このとき、黒丸の中心がズレるとまずいので、必ず「option」キーを押しながら、変形の中心が画像の中心になるようにして、左右どちらかのハンドルをドラッグします。
 こうなります。
spot_17_img_TR
 この左右のボケ足の伸び具合が、そのままスポットライトの光軌の長さになります。

 このレイヤーをコピーして、合成モードを「乗算」にします。
spot_18_layer_copyBL2multi
 コピーしたレイヤーを、「編集>変形>90°回転」します。
spot_19_menu_R90
 時計回りでも、半時計回りでも、どちらでも可。
 すると、こんな感じの黒十字になります。
spot_20_img_R90

 最初に作って非表示にしておいた黒丸のコピーレイヤーを、表示状態にします。
spot_21_layer_BRvisible
 その黒丸レイヤーを、「自由変形」を使って、黒十字の交叉点からちょっとはみ出るくらいの大きさに拡大します。
spot_22_menu_TRBR
 このときも、拡大の中心がズレないように「option」と、正円のプロポーションが崩れないように「shift」を押しながら、コーナーハンドルをドラッグすること。
 こうなります。
spot_23_img_TRBR

 拡大した黒丸のエッジを、「フィルタ>ぼかし>ぼかし(ガウス)」を使ってぼかします。
spot_24_menu_BLBR
 ここでは半径9ピクセルでぼかしをかけてますが、数値はお好みで。このボケ具合で、スポットライト中心部のクッキリさが変わります。
 こうなります。
spot_25_img_BLBR
 これができたら、もう画像を統合してしまいましょう。

 統合したら、「イメージ>画像の回転>角度入力」で、45°回転させます。
spot_26_menu_R45
 これまた、時計回りでも反時計回りでも、どちらでも可。
 こうなります。
spot_27_img_R45
 切り抜きツールで不必要な余白を削除し、「command + I」でネガポジ反転させれば、出来上がり。
spot_28_img_nega

 この画像を、最終的に使用する解像度に変更(私の場合は600dpiか1200dpi)して使います。
 その際、「縦横比を固定」と「画像の再サンプル」にチェックが入っていて、手法が「バイキュービック法」になっているかどうか確認すること。

 では、実際の使い方も見てみましょう。
 グラデーションを付けた別画像の上に、スポットライトの画像を、自由変形を使いながら、好きな場所・好きな大きさで配置します。
spot_29_img_use
 スポットライトのレイヤーの合成モードを「スクリーン」にします。
spot_30_layer_use
 すると、こんな感じになるわけです。
spot_31_img_useresult
 もちろん、角度なんか付けてみてもOK。
spot_32_sample2

 ただし、光軌の角度が一つ一つバラバラだと不自然に見えます。こういった光軌は、クロスフィルタなどのレンズフィルタによって生じるものなので、一つのカメラから見える全てのライトの光軌は、全て同じ角度になっていることが原則なので。
 というわけで、角度を付ける場合は、最初のライトに角度を付けておき、それをコピーして使うのが良いと思います。

 以上、お粗末様でした。

マシン・トラブルと新環境

 マンガの締め切り直前に、マシントラブル発生。
 よりによって締め切り直前に……と思いつつ、しかし私の場合、マンガ制作でコンピュータは仕上げに段階でしか使わない、つまりベタ塗りとトーン貼りだけ(「バディ」の原稿に関してはネーム入れも)なので、まあ必然っちゃあ必然か(笑)。

 因みに結論から先に言うと、まあ何とか間に合いました。
 ここ数年はずっと、メインの作業にはMac mini G4 + Pantherっつー、かなりレトロな組み合わせを使っておりまして、もう一台、Intel iMac + Leopardってのもあるんですが、そっちはホビーユースのみで、まだ仕事には殆ど使っていなかったんですな。
 とゆーのも、マンガの仕上げで最もよく使う、PowerToneっつーPhotoshop用のプラグインがネックでして。こいつが、いつまでたってもバージョンアップしてくれないので、Intel Macに入れているPhotoshop CS4に正式対応していない。
 加えてPhotoshop CS4は、スキャナー機器のTWAINにも対応していないし、逆に、Mac mini G4に入っているPhotoshop CS2 + PowerTone 3っつー組み合わせには不満がなかったので、まあ古い環境のままでズルズルきていたわけです。
 ところが、このMac mini G4がイカれやがった。「?」マークが点滅したまま、起動しないんですな。
 いくつか応急処置を試してみたものの、効果なし。これ以上マジで対処していると、締め切りブッチの危機なので、急遽Intel iMacで仕上げをすることに。

 ただ幸いなことに、以前あれこれ調べたときに、Photoshop CS4でもRosettaで起動すれば、PowerTone 3もTWAIN機器も使えるということは判っていた。
 で、その時点で、念のためにIntel iMacにも、PowerTone 3のインストールは済ませていたし、トーンファイルや、スキャナーの初期設定や、Photoshop用のマンガに使うデータ(アクションとかスウォッチとかトーンカーブとかブラシとか、エトセトラ、エトセトラ……)なんかはコピーしていたし、それ以外にも、必要なファイルは常に外付けHDにバックアップをとっているので、まあ要するに、テーブルの上を片付けてマシンの配置を変えて、あとは機械を繋ぎ直しさえすれば、Intel Macでも作業は問題なく出来るというわけ。
 仕事である以上、サブマシンは常に確保していないとね。

 とはいえ、いざ作業を始めると、それでも幾つか小さなトラブルにはぶつかりました。
 例えば、タブレット(Intuos 3)の動作が変。考えてみると、まだIntel iMacには繋いだことがなかったので、急いでWACOMのサイトからドライバをダウンロード。
 ところが、これがヘンに時間がかかって(残り4時間とか表示される)、挙げ句の果てにはタイムアウトしてしまった。しかし、それまで無線LANでネットに繋いでいたIntel iMacを、急遽イーサネット・ケーブルを背面にブッ刺して有線接続にしたら、あっという間に問題解決してダウンロード終了。
 本来ならばここで、無線LANに使っているAir Macのアレコレとかも、再検討しなきゃならないんだろうけれど、そんな余裕はないので後回し(笑)。

 肝心のPowerTone 3の方は、まあ基本的には問題なく作動してくれるんですが、Photoshopのアクションで組んでいるトーン貼り(砂目とかドットとか、貼る面積や場所に左右されないトーンのうち、自分の定番の何種かをアクションに組み込んでいます)を何度か実行すると、「メモリが足りません」というアラートが出て使えなくなったりしました。
 これは、いったんPhotoshopを終了してから再度立ち上げると解決。アクションを使わないトーン貼りのみだと、このアラートも出ず。

 TWAIN機器の方も、問題なく作動してくれたんですが、スキャニング中にTime Machineのバックアップが始まると、何だか挙動不審になるような気配が。
 時間がないので正確な判断ではないですが、とりあえず、マンガの仕上げ作業中は、Time Machineは手動でオフにしておきました。

 あと、慣れの問題もあります。
 Photoshop CS4では、CS2と比べて、手のひらツールでビューを移動すると、ヘンにグニョーンと動いたり、止めたつもりがビミョーに動き続けて気持ち悪かったり、ドキュメントを複数開いたら、デフォルトでタブ表示になっていて使いにくかったりしたんですが、そこいらへんは初期設定をアレコレ切ったら解決。
 CS4から出来るようになったビューの回転は、これはなかなか便利で大歓迎なんですが、前述した初期設定で必要のない項目を切った際に、「OpenGL描画を有効にする」も切っていたら、このビューの回転も使えなくなってしまい、一瞬、原因が判らずに戸惑ったり。

 逆に、良いポイントもいろいろあり。
 まず、何てったって処理スピードの違いが大きい。
 というのも、「バディ」の誌面が大きくなったのを契機に、作業サイズを、それまでのA5原寸/600 dpiから、B5原寸/1200 dpiに変えたんですが、正直なところ以前のMac mini G4 + Photoshop CS2の環境では、かなり重くてストレスでした。

 ちょっと話が逸れますが、何でサイズと一緒に解像度も上げたかというと、掛けアミのツブレ具合とか垂直水平の流線の出具合(特にヌキ部分)で顕著ですが、やはり解像度を上げるとそれなりの効果はあるんですよね。まあこれは、私が最近ペンタッチを変えて、それまでのイリヌキがハッキリした一本線から、よりザクザクとラフに重ねて線を引く度合いが増えたところ、従来の600 dpiでは追っつかない部分が出てきたってこともあります。
 くっきりした線の再現性では、600 dpiでも問題はなかったんですが、「筆勢主体、荒れやかすれも上等!」な線だと、線のニュアンスが失われると、それが「味」ではなく「汚れ」になってしまう。いささか逆説的ではありますが、それが自分なりに得た結論。
 あ、でもこれはあくまでも、白黒二値の場合ですよ。グレースケールやカラー画像だったら、そこまで解像度の影響はないと思います。よく言われるように、350dpiもあれば充分。あと、白黒二値でも、スキャンではなくデジタル描画の場合も、これまた話は別だと思います。

 さて、話を戻しますと、前の環境と比べると、こっちのIntel iMac + Photoshop CS4は、いくらRosettaで起動しているとはいえ、そういったストレスはなく、サクサク作業ができます。
 私の場合、スキャンした線画をクリンナップするのに、アバウトに「サイズ変更>トーンカーブ補正>線画のチャンネル保存>線画のセル化>ゴミ取りを容易にするためのゴミのピックアップ」といった作業をアクションで組み、それを複数ファイルに対してバッチで自動処理しているんですが、以前はそれを始めると「やれやれ、一休みするかい」と、ちょいとベッドにゴロンと横になったりしていたところ、今回は「ちょっと一服……」程度の時間で終わってしまったり(笑)。
 こんな具合で、ファイル一つ開くにも保存するにも、以前よりだんぜん早くなって大助かり。

 あと、ショートカット・キーの扱いが変わったのも、使いやすくなりましたね。
 例えば私の場合、作業中によく使うショートカットで、「鉛筆」や「ブラシ」の「B」や、「バケツ」や「グラデーション」の「G」なんてのがあるんですが、これが複数回押すと、順番にツールが切り替わるようになった。最初はこれ、その仕組みに気付かなくて、「うが〜、さっきまでバケツだったのに、なんで勝手にグラデーションに変わってるんだよ、使えね〜!」とかムカついていたんですが、いったん慣れてしまったら、便利だったらありゃしない(笑)。

 というわけで、このまま新環境でもぜんぜんオッケー、それどころか、おそらく結果としては作業効率も上がって万々歳……と言いたいところなんですが、現実問題として、PowerToneの扱いを考えると、果たしてこれもどこまで保つやら……。
 CELSYSさん、ホント何とかしてよね……と、Mode時代からの付き合いの身としては、声を大にして言いたい。
 Comic Studioもいいソフトだとは思うし、私も部分的には使っているんですが、でも総合的には、私みたいにPC上でのペン入れはせず、仕上げだけをデジタルでやりたい場合は、あんまりアドバンテージないんスよ。
 オンラインストアも閉じてしまい、入手ルートも確保されていない現状では、こんなこと愚痴っても無駄かもしれないけど。

 そんなこんなで、環境移行もしたことだし、前にここで当時のデスクトップ画像を披露しているので、新環境の画像もアップしときます。
imac_desktop
 今度のデスクトップは、前にここここで書いた、ポーランドのTV版『クォ・ヴァディス』で巨人ウルスス役を演じていた、柔道選手ラファウ・クバッキの勇姿。今はもうなくなっちゃったらしい、本人の公式サイトからダウンロードできた壁紙です。
 色だけ、自分でセピアにいじったんだったかな? デスクトップがあんまりカラフルだと、絵を描いたりするには何かと邪魔なので。

またまたAnime Studioとか

 三つめ。またちょっと短くなって、5秒(笑)です。
 ちょっと慣れると、すぐにこーゆーのを作りたくなるあたりが、我ながら……せっかく昨日は、NHKでやってた『川の光』っつーアニメを見て、「あ〜、心が洗われる〜」とか思ってたのに(笑)。
 そろそろ仕事もアレになってきたので、趣味のアニメ遊びは、ここいらへんで打ち止め。

Anime Studioとか

 前にここで「興味シンシン」と書いた、アメリカ産のAnime Studioというアニメーション制作用ソフト(ぜんまいハウスのソフトAnimeStudioや、アガツマの玩具アニメスタジオとは別物)ですが、先日Version 6が発売され、content paradiseで今月いっぱいまでの値引きセール($199.99が$169.99に)もやっていたので、思い切って購入してみました。
 う〜む、興味を持ってから購入するまで、三年もかかってしまった(笑)。
 で、このAnime Studioってのは、2Dイメージ(ベクターとビットマップの両方とも取り扱い可能)にボーンを仕込んで動かしたり、キーフレームを使ってイメージの変形をアニメートできたり、2Dデータを3D的に配置して動かせたり……といったソフトなんですが、いや、なかなか楽しい。
 アニメーション制作用に特化しているので、前に似たようなことをFlashでやったことがありますが、それと比べると、だんぜん作業が楽で作りやすいです。

 で、最初はプリセットで付いているデータを、色々いじって動かしたりして遊んでいたんですが、すぐに自分の絵を動かしたくなったので、ちょいと試しに作ってみました。
 そんなこんなで、私の作った初Anime Studio動画が、これ。
 チョ〜短いです、何と二秒(笑)。

 Anime Studioでは、画像データの中にボーンを入れて、その親子関係や影響範囲を調整することによって、イメージを直接歪ませながら動かすことも出来るんですが、私が試してみたかったのは「切り絵アニメーション風」だったので、画像データは可動パーツごとにレイヤーで分け、イメージ自体は変形させずに、関節を使って動かしてみました。
animestudio_bone
 上の画像が、その作業画面。
 具体的には、腰、腹、胸、左右の上腕、左右の下腕、左右の手、首、頭と、11枚のレイヤーに分け、それを一つのボーン・レイヤーで制御しています。ボーン・レイヤーには、パーツの数だけボーンを作り、その親子関係(『親←子』で説明すると、『腰←腹←胸←首←頭』、『胸←上腕←下腕←手』という具合に)を設定した上で、各ボーンの影響範囲を、Bind Layerツールを使って、各該当パーツのレイヤーに限定しています。
 ズーム・インやカメラの回転に見えるのは、今回はカメラの機能は使わずに、ボーン・レイヤーを拡大・回転させて表現してみました。ボーン・レイヤーの下位には各パーツのレイヤーがグルーピングされているので、それでフィギュア全体の移動や変形を、まとめて制御できるというわけ。
 背景は、別レイヤーにドローツールを使ってベクター画像を描き、それをハンドルを使って変形させながら、キーフレームを使ってアニメートしてます。

 Anime Studioには描画ツールがあるので、動かす画像をアプリケーション上で直接作画することもできるんですが、私の場合、それにまだ不慣れなのと、インポート機能のテストも兼ねて、Adobe Illustratorで作った画像を読み込んでみました。
trojan_illustrator
 上の画像が、そのIllustratorファイル。
 テストしてみて最初に判ったのは、残念ながらAnime Studioは、Illustratorのレイヤー情報は引き継いでくれない、ということ。Illustratorでレイヤーに分けていた画像も、Anime Studioに読み込むと、一つのレイヤーに纏められた状態になってしまう。
 仕方がないので、いったんIllustratorでレイヤーごとに別々のファイルで保存してから、それを一枚ずつAnime Studioに読み込んでみましたが、すると今度は、読み込み時にサイズや位置が自動調整(スクリーンいっぱいの大きさで、場所は真ん中に)されてしまって、サイズや位置関係がメチャクチャに。
 はて、困ったわい、と思ったけど、これは案外すぐに解決策が見つかりました。
 Illustoratorファイルに、全ての画像より一回り大きいサイズのガイドを作成しておくと、Anime Studioではそのガイドを基準に、読み込んだ画像のサイズや位置を自動調整する。しかもIllustrator同様に、Anime Studioでもガイドは表示のみで実際の描画はされない。
 つまり、Illustrator上で全てのパーツに共通のガイドを付けておけば、Anime Studioで機械的に読み込んでいっても、サイズや位置関係は自動的にIllustrator上と同じ状態を再現できます。
 あと、読み込み時のトラブルというと、Illustratorデータからシェイプと塗りの情報は、ほぼ問題なくインポートできたんですが、ポイント指定していた線幅の情報は引き継がれず、かなりメチャクチャな状態になりました。ただ今回は、そもそも線に関しては、Illustratorでは単純なベクター情報として作っておくだけにして、線幅の調整、線の消し、入り抜きの作成などは、最終的にはAnime Studio上でやろうと考えていたので、それほど大きなダメージではなかった。
 おそらく、Illustrator上で線画をきっちり作り込んで、それを「分割・拡張」して塗りに変換しておけば、Anime Studioにもそのまま引き継がれるんでしょうけど、そうするとデータが重くなるし、後から変更や微調整が出来なくなることも考えると、ちょっと非実用的な気がしますね。

 まあ、そんなこんなで作った二秒(笑)の動画ですが、「紙と鉛筆でキャラクターの下絵作成」「Illustratorで描画」「ちょい試行錯誤を経てAnime Studioにインポート」「ボーンの設定と背景の作成」「アニメート」「サウンド入れ(ホルンの音はGarageBandでテキトーに打ち込み、SEはAnime Studioのライブラリにあった音)」「QuickTimeで書き出して確認」「YouTubeにアップロード」とゆ〜、一連の工程が、ひと晩で出来ました。
 日本語版が出ていないのは残念ですけど、それでもなかなか楽しいソフトなので、興味のある方にはオススメです。

また、Michael 4とか

Olympia このあいだ書いたように、Michael 4君の使い勝手がなかなか良いので、タイプの違うキャラを作るのも、けっこう楽。
 というわけで、新キャラ(笑)作ってみました。
 自作で言うところの、『外道の家』の「太吉」とか、『童地獄/父子地獄』の「左門」みたいなイメージ。……ってことは、ひょっとして次郎ちゃん好きかしら、この新キャラ(笑)。
 そんなこんなで、先日のキャラと一緒にポーズとらせて、Carraraでレンダリング。
 二人並べて立たせただけだと、ちょっと画面が淋しかったので、テキトーにギリシャ風の円柱を置いてみました。意味不明な絵面だけど、ちょっと、古代オリンピックのレスリング会場っぽい?
 ……違うか(笑)。