カテゴリー別アーカイブ: 単行本情報(外国語版)

“Beards: An Unshaved History”

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 ドイツBruno Gmünderから出版されたアートブック、”Beards: An Unshaved History”に作品を数点提供しました。
 古今東西の「ヒゲ文化」について、泰西名画からゲイポルノグラフィーまで豊富な図版を使いつつ、あれこれと論じた内容の本で、テキストは英独併記となっています。
 著者のケヴィン・クラークは、長くジャーナリストをやっていた人だそうで、新聞や雑誌の編集者や編集長の他、美術館のキュレーションを手掛けたり、ウィーンの大学でクィア・スタディーズを教えたりした人とのこと。2011年に出した”Porn: from Andy Warhol to X-Tube”がベストセラーになったそうです。
 内容は、大見出しとして「今日のヒゲ アウト&プライド」「70年代クローン・ルックの誕生」「ヒゲの歴史千年」「クローンの帰還」となっており、それに加えて更に「ヒゲ剃りの歴史」「ヒゲのあるクィアたち」「宗教とヒゲ」「オスカー・ワイルドのアンチヒゲ」だのといった様々なコラムが、いずれもたっぷりと図版を使って綴られています。

 私の提供した作品画像は「コミックスとヒゲ」の項で使用。こんな感じに参考図版的に、小さく数点載っております。
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 他のページは、例えばこんな感じ。左はイントロダクション部分の見開き、右は「ヒゲのあるクィアたち」の近現代編。
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 というわけで、古典名画やヴィンテージ写真から現代のファッション写真やゲイ・ポルノまで、ヒゲにまつわるありとあらゆる画像が収録されているので、ヒゲ好きならそれを見ているだけでもグッとくるはず。

 書籍のPR動画で全ページを繰っていく様子が見られますので(エロい部分にはボカシが入りますけど)、ご参考までにどうぞ。

 残念ながらいつものように、日本のアマゾンでは取り扱いなし。アメリカかイギリスのアマゾンで購入するのがオススメ。先頃出た拙著“Endless Game”と一緒に、如何ですか?

英語版単行本第二弾”Endless Game”発売です

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 拙英語版単行本第二弾”Endless Game”、12月上旬に発売です。
 版元はBruno Gmünder。ドイツを拠点にして全世界向けに英語その他の書籍をリリースしている、おそらくゲイ出版関係では世界最大手の会社。様々なメールヌード写真集や画集、海外作家のゲイ・コミック本の他にも、有名どころではゲイ向けトラベルガイド”Spartacus”なんかも出しているところで、ゲイ・アートに興味のある人だったら、一度ならずこの出版社の本は目にしていたり、手元にあったりするのでは。
 私はこれまで、同社のテーマ別アートブック等に作品を提供したことは何度もありましたが、単著のマンガ単行本としてはこれが初めて。話が動き出したタイミングから察して、おそらく春に出た”The Passion of Gengoroh Tagame”の好評が追い風になったのだと思いますが、表紙画像右下にBruno Gmünder Gay Mangaとあるように、この新レーベルを立ち上げて日本のゲイマンガの英語訳出版を継続していきたいと考えている模様。先日のベルリンでのミーティングでも、そこいらへんのことを色々と相談されました。
 収録作品は、2011〜12年にかけて「バディ」で連載した長編(168ページ)『エンドレス・ゲーム』一本。日本でもまだ単行本にはなっていないので、本としてのリリースは世界初ということになります。
 実は過去にもこういったことはありまして、たとえば『軍次』シリーズや『闘技場〜アリーナ』はフランス語版単行本の方が先ですし、その他の短編色々なんかも、日本で単行本が出るよりも先に、フランス語版やイタリア語版の作品集に収録された例があります。

 マンガ以外の収録コンテンツは、自作解説を兼ねた後書き(英語です)と、あと造本がちょっと変わっていまして、右の写真でお判りになると思うんですが、表紙と裏表紙が折り込み加工になっているので(フラップというんだそうです)、その部分にカラーイラストを4点収録。
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 マンガ本文の方も、雑誌掲載時の扉ページやロゴ用に空白にしていた部分に手を入れ、コマを描き足したりページ丸々描きおろしたり、仕上で満足がいかなかった部分に手を入れたり……といった、新規加筆修正作業をしております。まぁこれは、日本で単行本が出るときにも、多かれ少なかれ毎度そういう作業はしているんですが。
 版型は、B5(マンガ週刊誌サイズ)よりもちょっとだけ小さい、縦23.6×横16.8センチ。サイズが大きめな分、マンガもイラストも迫力倍増。
 書き文字の効果音に関しては、いつものように私の方から、欧文に置き換えるために取り払うことも、そのまま残すことも両方可能と提案。結果、先方さんの判断で、日本語の書き文字を残したまま、その上に欧文を小さめに入れるというスタイルになっています。
 日英翻訳を手掛けてくれたのは、”The Passion”と同じくアン・イシイ。既に良く知っている仲ですし、担当編集者のセミョンともベルリンで会ったのが功を奏して、東京とベルリンとニューヨークの三角形でメールをやりとりしながら作業。いやはや、便利な世の中になったもんです(笑)。
 そして海外版なので、もちろん無修正。下のサンプル画像は、ブログ掲載用にモザイク入れてありますが、実際の本はモロ見え。こういう感じで自分の作品が、海外でしか完全な形で発表できないというのは、毎度のことながら複雑な気持ちになりますね……。
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 入手方法は、残念ながら”The Passion”のときと違って、日本のアマゾンでは取り扱いがないので(Bruno Gmünderの本はいつもそうです……)、海外から直接個人輸入という形になるかと。
 とりあえず、アメリカとイギリスのアマゾンの商品リンクを貼っておきますので、よろしかったらご利用ください。

 具体的な発売日は、出版社がドイツに拠点を置き、それをワールドワイドにリリースという形のせいなのか、国によってまちまちで、さきほど確認したところ、いずこもまだステータスはプレオーダー状態でしたが、発売日に関してはエディター氏が「クリスマスに間に合うスケジュールにする」と言っていたので、じきに発売中に変わるのではないかと。
 ともあれ、初の英語版単行本出版から一年未満(約八ヶ月)という、嬉しいスピードでの第二弾発売となりました。
 第一弾”The Passion”が、版元やブックデザインや序文や解説等の面子などが、サブカルチャー/オルタナティブ・コミック寄りだったのに対して、この第二弾は王道のゲイ出版系というのも、個人的には良い感じの展開に感じております。
 よろしかったら是非お買い上げくださいませ!

“The Passion of Gengoroh Tagame”

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 なんか慌ただしく過ごしているうちに、今年の4月30日に発売された初英語版単行本“The Passion of Gengoroh Tagame: Master of Gay Erotic Manga”の、きちんとした紹介をすっかりし忘れていたので、 遅ればせながら記事アップです。

 サイズはB5(週刊誌サイズ)の大判、ページ数は256ページ、収録作品は『Hairy Oracle』『闘技場〜アリーナ』『鬼祓え』『田舎医者』『スタンディング・オベーション』『MISSING』、そしてこの単行本用の新作描きおろし『Class Act』となります。
 収録作品の内容見本は、こちら
 装丁はブック・デザイン界の鬼才チップ・キッド、翻訳&プロデュースはアン・イシイ、編集&解説はグラハム・コルベインス、序文は『美しい部屋は空っぽ』『ジュネ伝』等の文豪エドマンド・ホワイト。

 まずは装丁の話から。
 手掛けてくれたチップ・キッドは、先頃NHKの『スーパー・プレゼンテーション』でTEDの「本をデザインするのは笑いごとではない…なんてね(笑い事ではないけど笑える本のデザインの話)」が放送され、あちこち話題にもなったアメリカのブック・デザイン界ではカリスマ的な存在のグラフィック・デザイナー。日本での有名どころでは、村上春樹や手塚治虫の英訳本や、マイケル・クライトン『ジュラシック・パーク』のオリジナル装丁を手掛け、それが後に映画版のロゴにもそのまま使用されたりしています。
 私の”Passion”では、本の下半分をテクスチャの異なる紙質の環状の帯で覆い、テキストも全てそこに集約。帯を外すと絵の全体像が現れ、書籍本体には文字もバーコードも一切ない、シンプルで大胆な装丁の本になる……という仕掛けになっています。
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 同様の《遊び》は、本体見返し部分にも仕掛けられていますので、実物を手に取られた方は、是非そこいらへんも含めてご覧ください。

 チップはコミック・マニアとしても知られていて、アメコミ関係の書籍にも多く関わっており、日本の桑田次郎版『バットマン』のアメリカでの復刻『バットマンガ』も、この人が立役者です。
 そんなチップが、もう10年以上も前に仕事で来日した際、先頃亡くなった日本在住の映画批評家/映画監督、ドナルド・リチーに連れられて新宿二丁目に行き、ゲイショップで私の本を手にとったのが、今回の英訳版出版に繋がるそもそものスタート。
 有り難いことにチップは私の本を気に入り、以来、新刊が出ると、全てではないけれど買い集めてくれていたそうな。そんなチップが仕事でアン・イシイと知り合い、自分のプライベートの愉しみのために、彼女に私のマンガの英訳を個人的に頼んだんだそうです。そして二人が、私のマンガの英訳本が出るといいのにね……と話していたところ、やがて若い映像作家で、日本のゲイマンガ好きのグラハム・コルベインスが合流。
 こうして、チップ/アン/グラハムというチームが出来て、彼らがあちこちに企画を持ち込んだところ、オルタナティブ・アートやポップカルチャー、オルタナティブ・コミックなどの出版を手掛けていた、ピクチャー・ボックスの社長ダン・ナダルが手を挙げてくれた……という次第。
 先頃の渡航は、そこに、やはり私のファンだというトロント・コミックス・アート・フェスティバルのディレクター、クリス(クリストファー)・ブッチャーが加わり、私、チップ、アン、グラハム、ダン、クリスの連携で、あれこれ動いたものです。

 また、チップ/アン/グラハムは、私以外にも日本のゲイマンガをアメリカで紹介したいというプロジェクトを組んでおり、これには私も、彼らがコンタクトを取りたがっている日本の作家を紹介するという形で関わらせていただきました。先頃どこかでプレス・リリースが出ていましたが、形になるのは来春の予定。
 日本のゲイマンガは、作家にとっては頭が痛いことなんですが、ネット上でシェアされたり無断で翻訳されたりして(スキャンレーションと言って、日本のみならず世界中のコミック・アーティストや出版社が悩まされている問題)、確実に海外のオタク系ゲイ・コミュニティ内では知名度が上がっており、デフォルメや表現手法といった面での影響力も、年月を追うごとにどんどん大きく見られるようになっています。
 今後、オフィシャルな出版物や、作家にもちゃんと利益が還元される形で、日本のゲイマンガがどんどん海外進出していけば、面白いことになるだろうな……と、ちょっと期待。

 閑話休題。
 話は”Passion”に戻りますが、個人的に嬉しいのは、これは過去の仏西伊語版でも同じですが、絵に修正を入れずに出すことができたということ。自分の描く絵が、自分の母国では完全な形で出版することができないというのは、初めて自分の絵がアメリカのゲイ雑誌に無修正で掲載された1993年以来、ずっと変わらぬストレスですから。
 それともう1つ、これは今回ならではの嬉しさは、大判単行本で出せたということ。現状「バディ」本誌ではB5サイズで作品を発表することができますが、基本はA5でしたし、今まで出た単行本は全て、国内外を問わずA5かB6サイズ。
 何のかんの言って、やはり画面の大きさと迫力は比例するので、同じ『田舎医者』を日本版と米版を見比べると、受ける印象の違いは大きいです。
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 この単行本用に描きおろした『Class Act』は、チップの依頼による制作。
「北米読者用の描きおろし新作を入れて欲しい」ということで、チップと話し合った結果、読者ウケの良い教師と生徒でいこうということになりました。ここいらへん、日本もアメリカも同じなんですな。
 ただ、ここでちょっと珍しい事例が発生しまして、チップが「キャラを自分と自分のパートナーにしてくれないか」とリクエストしてきまして……。ファンメールとかで「自分をマンガに出してくれ」と、本人の全裸写真添付で送られてくるなんてのは、実はそんなに珍しいことでもないんですが(笑)、仕事でそういうリクエストが出たことはなかったので、正直かなり戸惑いました。
 詳細は省きますが、とりあえず私は、自分にとっての《夢の男》を描くのがポリシーなので、キャラを誰かに似せて描くというのはやらない、その代わり、キャラの名前を彼らと同じにして、特徴も少し取り入れる(チップはメガネキャラ、パートナー氏はシロクマ系……といった具合)ということで納得して貰いました。
 チップは「出過ぎた真似かもしれないけれど、気を悪くしないでくれ」と、ストーリーの原案も送ってきたんですが、私のテイストとは違うのと、予定ページ数では収まりきらない内容だったので、ストーリーも完全に私のオリジナルでいかせて貰っています。
 そんな『Class Act』ですが、いざ作品を仕上げて渡し、そして翻訳やレイアウトも済んだ校正用PDFを見たら、キャラの名前が別のものに変わっていまして……何だったんだ(笑)。
 でも、”Passion”の巻末にはボーナス・コンテンツ的に、この『Class Act』の鉛筆下描きが何ページか収録されておりまして、そっちには私の手書きの日本語で、オリジナル・タイトルや元々のキャラ名がバッチリ入ってるんだよな〜(笑)。ここいらへんは、日本語話者の読者にしか判らない面白さかも(笑)。

 そんなこんなで、“The Passion of Gengoroh Tagame: Master of Gay Erotic Manga”、アメリカ/カナダのみならず、世界のあちこちで販売中(現在、スペインとフランスとノルウェーの本屋で「買ったよ!」という報告あり)です。
 そして日本でもアマゾンで買えますので、宜しかったら是非、お手元に一冊どうぞ!

The Passion of Gengoroh Tagame: Master of Gay Erotic Manga The Passion of Gengoroh Tagame: Master of Gay Erotic Manga
価格:¥ 3,118(税込)
発売日:2013-04-30

“Stripped: A Story of Gay Comics”で紹介&作品掲載

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 ドイツの出版社Bruno Gmünderから出版された、世界のゲイ・コミックスの歴史と作家を紹介したアートブック”Stripped: A Story of Gay Comics”に、紹介&作品掲載されました。取材協力(人を紹介したり、日本のマンガ出版における世紀修正の説明をしたり)もちょっとしています。

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 これ<は、過去発行された様々なゲイコミック本の表紙を集めたページなんですが、私も持っているものがけっこうあったりして、レア度は情報の密度はさほど高くない感じがします。まだきちんとテキストを読んではいないんですが、ゲイ・コミックスの歴史に関しては、さらりと表面を撫でたという感じでしょうか。  ともあれ全般的にテキスト量はあまり多くなく、基本はあくまでも図版を見せるのが中心といった感じの本。  掲載&紹介されている作家は、まず有名なとろこで、もはやクラシックとも言える大御所トム・オブ・フィンランド、 StrippedGayComics_tom
ベテラン作家で同じ版元Bruno Gmünderから作品集が何冊も刊行されているザックことオリバー・フレイ、
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やはりベテランで私も個人的にお付き合いのあるザ・ハンことビル・シメリングなど。
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 こういった作家たちについて、それぞれ冒頭に1見開き分のテキストで紹介&解説が入り、続いて1ページにつき1枚の絵を掲載しながら、それが1作家につき数見開き続く構成になっています。
 というわけで、画集的な見応えは充分以上にあり。

 で、私も12ページほど絵が載っております。
 一番古いもので、日本のゲイマンガの局部修正の例として『嬲り者』から2ページ、そして『ECLOSION』『Der fliegende Holländer』『LOVER BOY』『MISSING』『エンドレス・ゲーム』から、こちらはオリジナル・データのままの無修正版を、それぞれ2ページずつ。
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 二番目の図版は、私という作家紹介&解説ページなんですが、おそらくデザイナーさんが「日本語かっけえ!」って感覚なんでしょうね、我々日本人から見ると、実に珍妙なことになっているのがご愛敬(笑)。

 他の掲載作家さんたちも、ちょいとご紹介しましょう。まず知り合い関係から。

 イタリアのフランツ&アンドレ。このコミックス”Black Wade”は、英語版がこのBruno Gmünderから、フランス語版が拙作の仏語版版元でもあるH&Oから出ています。ちょっとハーレクイン風味のヒストリカル・ゲイ・ロマンスで、個人的にオススメの一作。
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 アメリカ(カナダだったかな?)のパトリック・フィリオン。アメコミ的なスーパーヒーローものを得意とする作家さんで、Class Comicsというインディペンデントのゲイ・コミック出版社もやっており、やはりBruno GmünderとH&Oから、コミック本や画集が多数出ています。
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 やはりアメリカのデイル・ラザロフ。ただし彼はシナリオライターなので、図版の絵は、左がエイミー・コルバーン、右がバスティアン・ジョンソンという作家。また、カラリングは、私の友人でもあるフランス人のヤン・ディミトリが担当しています。デイルの本も、やはりBruno Gmünderから何冊か出ていたはず。また、この《デイル・ラザロフ/バスティアン・ジョンソン/ヤン・ディミトリ》コンビの作品は、これとは別に描きおろし新作もフル・ストーリー掲載あり。
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 知り合い関係を離れたところでは、まずアメリカのミオキ。この本の表紙も、この人の作品。やはり確か、Bruno Gmünderから作品集が出ていた記憶が。「薔薇族」って感じの作風。
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 ドイツのクリスチャン・タルク。カートゥーン調とリアル調のミクスチャーがいい感じ。
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 同じくドイツから<トゥリオ・クラップ。バンドデシネっぽい感じ。 StrippedGayComics_krapp

 オランダのフロ。カートゥン系の可愛らしい作風。
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 アメリカのハワード・クルーズは、70年代〜80年代に活動していた作家さんらしいですが、ハワード・クラムなんかと通じる、いかにもアメリカのアングラ・コミックといった感じの作風。
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 こんな感じで、様々な作家の作品を大きく紹介したものが、フルカラーで240ページ近くあるというヴォリュームなので、ゲイ・アート好き、ゲイ・コミック好きなら、まず買って損はない充実の内容。
 本のサイズも約A4と大きめで、ハードカバーで造本もしっかり。
 テキストは英語とドイツ語の併記で、情報の掘り下げ度はそんなに深くない気はしますが、それでも一冊まるまる使って世界のゲイ・コミックを俯瞰しているという点で、あまり類書がない貴重な本だと思います。
 ただ残念ながら、例によって日本のアマゾンでは取り扱いがありません。
 それでも欲しい方は、是非アメリカやイギリスのアマゾンから取り寄せてください。

ドイツのゲイ・アートブック”Mein schwules Auge 9″に作品掲載

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 ドイツの出版社konkursbuch Verlag Claudia Gehrkeから出版されたゲイ・アートブック、”Mein schwules Auge 9 (My Gay Eye 9: Yearbook of the Gay Erotic)”に作品数点掲載されました。
 このシリーズには前も作品を提供しているんですが(こちら)、わりと作品のセレクトにクセがあって、同じドイツのゲイアート出版関係でもBruno Gmunderの出す、良くも悪くも間口が広い感じの本(ピンナップ的な口当たりの良い作品が中心で、あまり過激だったりとんがっているものは歓迎されない傾向にあり)とかと比べると、収録される作品もアクの濃い面白いものが多い印象。
 自分としても参加できるのが嬉しい本なので、再度のオファーをいただき喜んで作品提供した次第。

 というわけで掲載されている作品も、ピンナップありフェティッシュありSMあり女装あり、写真ありドローイングありペインティングあり……と、パラパラ捲っているだけでも楽しい内容。
 今回の収録作家は、自分の知り合い系ではFacebookで付き合いのあるUli Richterくらいで、Tom of FinlandやRexといったビッグネーム系も見あたらず。
 とはいえなかなかワールドワイドな面々で、中でも個人的に興味を惹かれたのは、

イタリアのIacopo Benassi、
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スロヴェニアのBrane Mozetic、
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ドイツのHenning Von Berg、
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イタリアのSabatino Cersosimo、
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ドイツのJorg Nikolaus、
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ドイツのJan Schuler
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……といったあたり。
 他にも、作品的にも性的な意味でもけっこう興奮させられるような、もっと過激にエロティックな作品も収録されているんですが、紹介は自重しておきます(笑)。
 私の収録作品はというと、最近作のマンガ『エンドレス・ゲーム』の決めゴマから、フキダシや効果音を取り除いてイラストレーション的に仕上げたものを、何点か提供しています。
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 掲載誌「バディ」では局部がモザイク処理されているので、完全な形でのお披露目はドイツが初ということに(笑)。このブログでは修正入れてますけど(笑)。
 冗談めかして笑ってはいるものの、正直なところいつもながら、自分の作品が肝心の日本では、いろいろ規制に抵触してしまって、完全な形での発表が望めないというのは、何だかなぁ……という気分になるのは否めませんね。
 本の入手法ですが、残念ながら日本のアマゾンでは取り扱いなし。
 ドイツイギリスアメリカのアマゾンでは取り扱いがあるので(11/14現在、独英は既に発売中、米は予約受け付け中状態)、欲しい方はそちらをご利用ください。

ちょっと宣伝、アートブック“FUR: The Love of Hair”に作品掲載

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 先日ドイツのBruno Gmünder社から出版された、体毛ラブなゲイ・アート・アンソロジー、”FUR: The Love of Hair”に作品数点掲載です。
 二年ほど前にも、同社から出た同テーマのアートブック“Hair – Hairy Men in Gay Art”に作品を提供しておりますが、今回の“FUR: The Love of Hair”はまた別編集(エディターも違う)の本。とはいえ内容的には”Hair”同様に、やはり体毛やヒゲをモティーフにしているアーティストの絵や写真を集めたアートブック。
 ただ、約A5サイズとコンパクトだった”Hair”に比べて、今回の”FUR”は約A4サイズと大判。こんな感じで、”Hair”や「バディ」なんかと大きさを比較すると、その大判ぶりが良くお判りかと。
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 サイズが大きい分、当然図版のサイズも大きくなり(基本1ページ1点か見開き1点)、迫力も倍増。
 ハードカバーのフルカラーで、ページ数も250ページ以上。いつものことながら印刷や造本もしっかりしていて、アートブックとしてはなかなかステキな仕上がりです。
 価格は国によって異なりますが(Bruno Gmünderは拠点こそドイツですが、販売網はワールドワイド、ヨーロッパから南北アメリカ大陸まで、幅広く販売されています)、だいたい3500円程度といったところでしょうか。

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 で、私の作品は(確か)3点掲載されているんですが、うち2点はこのように見開きでの掲載なので、自分で見てもかなりの迫力。
 ページの右上にハングル文字があるのは、これは本全体を通じて、FUR(毛皮)を意味する言葉が、各国語であちこち書かれている……というデザイン処理のせい。じっさい私の絵が載っている他のページでは、ペルシャ語(アラビア文字)が配されていたり(笑)。

 というわけで、私以外にも体毛系の絵や写真がギッシリで、例えばこんな感じ(左/スペインのヴィクトル・ヴィレンの絵、右/アメリカのデヴィッド・グレイの写真)だったり、
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はたまたこんな(左/イギリスのチャーリー・ハンターの絵、右/アメリカのクリス・ローマの写真)だったり。
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 左右にそれぞれ、モチーフやポーズ的に共通点のある絵と写真を、対比させて並べてあったりして、そういった全体の構成も楽しい本です。
 版元Bruno Gmünderのサイトでも、内容見本が見られます。こちら。書影右にあるflip throughというオレンジ色のタブをクリックすると、本の中味が数ページぺらぺら捲って見られます。少し捲ると私の絵も出てきますんで(笑)。

 他にも、私の知り合い系だと、アメリカのミノルとか、
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フランスのギイ・トーマスとか。
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 また、知り合いとかじゃありませんが、チャーリー・ハンターのこのドローイングとかも、実に惚れ惚れしますね。インデックス見たら、私と同い年でした。
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 というわけで、熊好き体毛好きなら存分にお楽しみ頂ける一冊だと思うので、是非一冊お買い求めを……と言いたいところなんですが、残念ながら例によって、日本のアマゾン「だけ」取り扱いなし。
 ただ検索してみたところ、ジュンク堂のカタログにはありました。こちら
 海外のアマゾンだと、どこでもちゃんと取り扱っているので、とりあえず、アメリカアマゾンイギリスアマゾンのリンクを貼っておきます。多分イギリスからの方が、送料も含めて安く買えるのではないかな?(経験から言うと)

『ウィルトゥース』イタリア語版単行本が出ました

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 昨年末、イタリアで私の二冊目の単行本”Virtus”が発売され、手元にも本が送られてきました。
 版元はRen Booksという新興の会社。
 担当編集者のニーノ・ジョルダーノ氏は、ヒゲもじゃの巨漢で見るからに熊さん系ながら、かなりの日本オタク、それもオカマテイストの入った系のオタク氏で、『ガラスの仮面』や『キャンディ・キャンディ』の話をすると止まらなくなるという好漢で、聞くところによるとプライベート用のメールアカウントが「月影千草」だという話(笑)。
 拙作『ウィルトゥース』イタリア語版商品ページは、こちら。既に竹本小太郎さんのイタリア語版マンガ単行本なども出しており、今後もオークラ出版「肉体派」のマンガ単行本のイタリア語版を出版予定(のはず)です。

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 で、このイタリア語版『ウィルトース』ですが、収録作は表題作のみとなっており、サイズはA5と、共に先に出たフランス語版と一緒。
 造本はペーパーバックで、表紙はしっかりとした厚手の紙にグロスPP貼り。本文の紙質も良く、印刷も良好。
 内容は、表題作のみ収録という点以外は、基本的には日本語版と同じですが、フランス語版と同様にセンサーシップの関係で、幼少時のクレスケンスが父親の玩具にされるくだりに、ちょっと絵の差し替えや修正が入っています。
 また、以前出たイタリア語版単行本“Racconti estremi”では、編集氏の「カッコいいから」という要望で、効果音等の日本語の手書き文字をそのまま残した形でしたが、今回は、他のフランス語版やスペイン語版単行本と同様、手書き文字を全て外して絵だけにした状態の画像データを渡し、そこに改めてあちらで先方で効果音を欧文で入れて貰うというという形(これまた編集氏の要望による)になっています。
 で、この新たに加えられた欧文の効果音が、実に元の私の手書き文字の雰囲気を上手く再現してくれていて、これはちょっと感激。参考のために比較画像を作ってみましたが、こういった細やかさという点では、今まで出た外国語版単行本の中でもベストな出来かも。
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 あと、ちょっと興味深かったのが、この効果音に関してなんですが、例えばスペイン語版『外道の家』なんかのユニークな擬音と違って、このイタリア語版『ウィルトゥース』のオノマトペは、何故かそこだけアメコミ風というか、英語になってたりします。
 例えば、剣が縦にぶつかる場面では《CLANG》、ブスリと刺さる場面では《STAB》という具合。足音は《TAP》、そしてキスシーンは《SMACK》……って、なんかスヌーピーみたい!(それは違う)
 そんなこんなで、まぁ古代ローマを舞台にしたストーリーなので、作者としては、いわばキャラクターたちを帰省させるみたいな思いもちょっとありまして、あちらの読者にも楽しんで貰えたらな〜、と願っております。
 もし入手したいという方がいらっしゃいましたら、前出の出版社のリンクから直接か、もしくはイタリアのアマゾン(Virtus [Rilegato] Gengoroh Tagame)からも購入可能です。

ドイツのゲイ・アートブック”Mein schwules Auge 8″に作品掲載されました

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 過日、ドイツのKonkursbuchという出版社から、同社の”Mein schwules Auge”というゲイ・アートブックに私の作品を掲載させてもらいたいというメールをいただきました。
 コンタクトいただいた編集氏の言によると、”Mein schwules Auge”とは”My Gay Eye”という意で、副題に”The Yearbook of Gay Eroticism”とあるところを見ると年鑑のよう。で、2011年度版のテーマはRebels, Outlaws and other Bad Boysなんだそうな。
 何度かやりとりした後、作品画像や私のデータ等をお渡しし、それが今年の春から夏にかけてのことだったんですが、震災やら個展やらいろいろあったせいもあり、何かもうすっかりそのこと自体を忘れてしまっていたところ、先日できあがった本が送られてきました。

 本のサイズはA5。ペーパーバックですが、フルカラーで320ページと、なかなかのヴォリューム。
 構成は[グラフィック4:テキスト1]くらいの割り合いで、ドイツ語は読めないので良く判りませんが、テキスト組みの雰囲気と部分的に理解できる単語から察するに(笑)、どうもショート・ストーリー、詩、ルポルタージュ記事などのようで、それプラス、絵や写真が大量に掲載されている……ってな構成のようです。
 で、私の作品掲載ページは、こんな感じ。
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 これが先頭ページで、この後しばらく絵のみ、合計7ページの掲載となっています。
 作品セレクトは、いちおう先方のリクエストに併せて、こちらから候補作の低解像度イメージを複数点数送り、その中から先方が希望する作品を選んでもらい、改めてそれらの高解像度ファイルを送るというやり方。結果、せっかくのフルカラー本なのに、掲載作品は全てモノクロ作品に。ちぇっ(笑)。
 因みにこういうとき、いつもは自前か先方のサーバ経由でFTPで受け渡しするんですが、なじかは知らねど(ドイツ風w)先方でダウンロード・トラブルが発生したため、今回は最終的にはYouSendItサービス(宅ファイル便とかの国際版みたいなもの)を使いました。
 こんな感じで様々な作家の作品が載っていて、巻末には各作家の簡易バイオ、コンタクト・アドレス、ウェブサイトなどが記載されています。

 他の掲載作家は、とりあえず私の友人&知り合い関係で言うと、ドイツのBDSM/フェティッシュ系カメラマン、ユーリ・リヒター、
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フランスのサブカル系アーティスト、トム・ド・ペキンなど。
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 メジャーどころでは、トム・オブ・フィンランド、
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レックス、
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ブルース・ラ・ブルースなど。
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 今回初めて知った/見る系だと、体毛やヒゲへのフェティッシュを感じさせるAngel Pantojaの写真、
AngelPantoja

ちょいとドイツ表現主義の流れなんかも感じさせるSabatino Cersosimoのペインティング、
SabatinoCersosimo

硬質で静かな画面構成と品の良いエロスが印象的なAnthony Gaytonの写真、
AnthonyGayton

挑発的な映画の一コマか報道写真のようなMiron Zownirの写真、
MironZownir

ポルノ的で直截的なエロとユーモアの混在が面白いMaster Patrickの写真/コラージュなんかが、個人的には特に興味深かったです。
MasterPatrick

 こんな感じで、同じゲイ・アートブックでも、Bruno Gmünderが出している本とかと比べると、かなりアクが強いセレクトで、本全体の印象もけっこうとんがった感じ。ヴォリュームもクオリティもバッチリなので、これは自信を持ってオススメできます。
 こういう面白い本が既に第八弾だと聞くと、バックナンバーも集めたくなっちゃいますね(笑)。
 取り扱いは、本国ドイツのamazonの他、アメリカのamazonでも取り扱いあり。イギリスamazonフランスamazonでは、マーケット・プレイス出品でした。日本のアマゾンでは、つい2日前に私がツイッターでつぶやいたときは取り扱いがありましたが、現在はデリートされた模様。
 これって以前のJoe Oppedisanoの写真集や、Tom of Finland画集、拙作が掲載された“Erotic Comics: vol. 2”なんかの時と同じパターン。マメにチクリを入れる人でもいるのかしらん(笑)。

ちょっと宣伝、スペイン語版『外道の家』3巻(最終巻)、発売されました

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 先月末、スペインで拙著“La Casa de los Herejes”こと『外道の家(スペイン語版)』の3巻が発売され、私の手元にも著者謹呈用の本が届きました。
 出版社はEdiciones La Cúpula
 これでスペイン語版も全3巻、無事出版完了となったわけですが、1巻の発売が去年の6月、2巻が12月でしたから、2巻と3巻の間はちょいと刊行ペースが早まったわけで、ということはけっこう順調だったってことかな、なんて嬉しく思ったり。
 あちらの書店に3巻が並び始めた頃、さっそく買ってくれたスペインのファンから、メールやFacebookのメッセージで感想が届いたりして、中には「自分の買った本屋のオヤジが、売れ行きが良いってビックリしてたよ!」なんて内容のものもあって、これまた嬉しくなりました。……たとえお世辞だとしても、ね(笑)。

 造本等に関しては、基本的に1巻2巻と同じですけど、一つ違うのは、私の後書きも載っているということ。
 スペイン語版用に新たに後書きを書いた記憶はないので(笑)、おそらく日本語版のそれがまんま翻訳されているんだと思いますが、これは過去のフランス語版やイタリア語版ではなかったパターン(フランス語版では後書き等は一切なく、イタリア語版では翻訳者による解説や私のインタビューが載っています)ですね。
 ただ、後書きは翻訳掲載されているものの、後書き中に謝辞として名前が出てくる、大西祥平さんによる解説や、児雷也画伯や藤本郷君によるゲストイラストコメントは載っていないので、そこいらへんがちょっと判りにくいのでは……なんて思ったり。また、手塚治虫の『奇子』とか、横溝正史&市川崑の『病院坂の首縊りの家』なんていう固有名詞も見あたらないので、何というかこのスペイン語版後書きは、オリジナルの抄訳みたいな感じになっているのかも知れません。
 裏表紙や中身のサンプルなんかは、英語ブログの方に何点か画像を載っけましたので、興味のある方はそちらをご覧ください。

ちょっと宣伝、スペイン語版『外道の家』2巻、発売されました

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 先月末、スペインで『外道の家 2巻』こと、“La Casa de los Herejes ~ volumen 2”が発売されました。
 出版社はこちら。Ediciones La Cúpula
 実は献本は、昨年暮れに送られてきていたんですが、私が昼間に寝ていて呼び鈴が鳴っても起きなかった(笑)ために受け取れず。昨日の仕事明けに再配達を依頼して、本日無事にゲットしました。
 ご覧の様にスペイン語版の装丁は、上巻同様に日本語版のそれと同趣向になっています。ただし、色味は日本語版より彩度が高め。おかげで渋みは薄れていますが、この瀟洒な感じも悪くないですね。
 裏表紙も同様で、テキストや地紋が品良く処理されているので、何となく高級感もあるような(笑)
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 ただし、このスペイン語版単行本は左開きなので、日本のマンガ単行本とは綴じが逆。本文は全て左右反転されてますし、本文だけじゃなく表紙イラストまで鏡像になっていて……表紙イラストくらいは反転しないで欲しいんだけどな〜(笑)。

 そして例によって左右反転された本文は、デッサン狂いにハラハラドキドキで、ページをめくるのが心臓に悪い(笑)。
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 それに耐えながらパラパラ捲っていたら、日本語版とスペイン語版で、1つ大きな違いがあるのを発見。
 日本語版では、蔵から解放された寅蔵は、「ろくでなし」由来の「ロク」に改名され、以後「阿呆のロク」と呼ばれるんですが、スペイン語版ではTobyという名前に変えられている。で、「阿呆のロク」はToby el cretino。
 由来の部分は省略されているようですが、このトビーという名前に、何かそれっぽいニュアンスがあるのかどうか、ちょっと気になるところ。
 また、この中巻には、戒名を使って辱めるというネタがあって、「玄女田又寅蔵信士」という戒名に、「畜奴寅蔵」という隠し文字があるというものなんですが、これは DON TORAZO BESSIERTIAVOという名前になっていて、それがBES/SIER/TIA/VO→BESTIA/SIERVOというアナグラムになっている……と処理されている模様 。
 しかしそもそも戒名というものが、スペインで理解されるものなのかどうか……。
 これに限らず『外道の家』では、例えば「戸籍から抜く」といったあたりも、これまた欧米など戸籍制度のない国だと、ちょっと意味が伝わりにくいのかもな〜、なんて思ったりもします。

 ついでにオマケ。
 スペイン語版では、見た感じフランス語版より擬音の種類が豊富で、1巻のときもZUMBA ZUMBAってファック音にウケちゃったんですが、今回もいろいろ面白いのがあるので、ちょっとご紹介。
・金的蹴りドカドカ→TUMBA TUMBA
・鞭でビシバシ→FCHAK FCHAK
・赤子の産声→BUAAAAH
・サオをクチュクチュ→CHUSKA CHUSKA
・サオをゴシゴシ→ZACKA ZACKA
・アナを指でズブズブ→ZUCK ZUCK
・タマを板で挟んでグシャッと→CRIISH
・タマを握ってゴリゴリ→ÑACK ÑACK
・イチモツがビ〜ンと→POING
 最後のヤツが特にお気に入り(笑)。
 下着を脱がせると、いきり勃った怒張が「ポイ〜ン」……超かわいい(笑)。