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マンガ単行本『魚と水』(全年齢向け)、本日(5/18)発売!


 最新マンガ単行本『魚と水』、本日(5月18日)双葉社から発売です。
 Webアクションのグルメ特集用に描いた読み切り作品が、ご好評いただきそのまま連載となったもので、新型コロナ禍における男二人、アキラとコージのまったり日常系マンガ。
 単行本化にあたって、ここでしか読めないアキラとコージの最初の出会いを描いた、新規エピソードを描きおろしました。あと、あとがきも。

【単行本情報】

発売日:2023.05.18
定価:770円 (本体700円)
判型:B6判
ISBN:9784575858433

紙本と電子版、同時発売です。
 ネット書店へのリンク等は、下記版元のカタログページをご活用ください。
双葉社:『魚と水』単行本ページ

【特典情報】

 
 一部書店様ではペーパーが付くところもあります。
 詳しくは下記ツイートをご参照ください。

【イベント情報(6/3)】

 また刊行を記念して。6月3日 (土) 13時から東京の青山ブックセンター本店にて、トークイベント&サイン会も開催されます。
 トークのお相手は、拙『ゲイ・カルチャーへの未来へ』や、単著『ニュー・ダッド:あたらしい時代のあたらしいおっさん』の、木津毅さん。
 詳細&お申し込み(現在受け厨家中)は、下記イベント概要ページにて。
青山ブックセンター:【6/ 3  (土)】『魚と水』刊行記念 田亀源五郎×木津毅「『魚と水』から読み解く男性カップルの最新事情」

 それでは、お買い上げ&お申し込み、お待ちしております!

単行本『肉人参/人畜無骸』、紙本&電子書籍で本日(6/10)発売!


 新刊ゲイエロマンガ単行本『肉人参/人畜無骸』が、ポット出版プラスから2021年6月10日に発売です。

肉人参/人畜無骸
田亀 源五郎(著)

発行:ポット出版プラス
A5判/272ページ/並製・函入
価格 2,600円+税
ISBN978-4-86642-018-9

回春の妙薬・金剛人参を主君のために探し求める武士の慟哭の末路を描く「肉人参」。
現代に時間を移し、孫をあいてに、金剛人参を服用したじっちゃんの物語「じっちゃんの肉人参」。
他に「プラネット・ブロブディンナグ」「人畜無骸」を含む四作を収録。


 本体表紙と裏表紙は描きおろしのカラーイラスト。
 様式美&レトロというコンセプトでやってみました。良い感じに仕上がったのではないかと。

 電子版も同時リリース。電子版には紙本と同内容の合本版のほか、いつものように収録作品ごとの分冊版(『肉人参』『じっちゃんの肉人参』『プラネット・ブロブディンナグ』『人畜無骸』それぞれ本編のみ収録、表紙イラストやあとがきはなし)もあります。
 電子版の修正は紙本の小さな白線修正とは異なり、かなり大きめのモザイク処理となっております。ご注意ください。記事下方に比較画像あり。

 お買い求めは各実書店、ゲイショップ、ネットショップ、電子書籍配信サービスなどでどうぞ。
 とりあえず代表的なものとして、アマゾンへのリンクを貼っておきます。

【紙本版】

【電子:合本版】

【電子分冊:肉人参】

【電子分冊:じっちゃんの肉人参】

【電子分冊:プラネット・ブロブディンナグ】

【電子分冊:人畜無骸】

内容紹介
(サンブル画像は本ブログ用にモザイク修正したものです。実際の紙本では白線修正)

「肉人参」……回春薬を探し求める侍が主人公の時代物。32ページ。

「じっちゃんの肉人参」……祖父と孫息子のラブい現代物。32ページ。

「プラネット・ブロブディンナグ」……デカい宇宙人のペットにされる地球人兵士という異種姦&体格差SF奇想エロ。130ページ。

「人畜無骸」……人類が人類が家畜化されている異世界を舞台にした人間家畜物ファンタジー。52ページ。

参考:紙本と電子版の修正比較

『僕らの色彩』3巻(完結)、9月12日(土)発売!


 新刊マンガ単行本『僕らの色彩』3巻(完結)が、今度の土曜日、9月12日に発売です。
「月刊アクション」2018年5月号から2020年7月号まで連載された、ゲイの高校生を主人公にした全年齢層向けマンガが遂に完結。
 様々な思いを込めて描いた作品です。宙、マスター、奈桜、そして彼らを巡る人々が出したそれぞれの結論を、どうか最後までご覧ください。
 そして、巻末のあとがきも一緒に、是非。

 電子版も同時発売。

 帯付きの書影は、こんな感じ。

 書店によっては、購入時にペーパーが付くこともあります。

 ただ、どこのどの書店がというのは、私の方でも把握していないので、お手数ですがご希望の方は、それぞれ購入先としてご検討の書店様に、直接お問い合わせください。

 最後に、こういう話をあまり表立ってするのもどうかという気もするんですが、ぶっちゃけた話、第3巻の刷り部数はかなり少ないです。
 カジュアルな値段のマンガ単行本としての性質上、一度品切れになってしまうと、よほど何かが起こらない限り、増刷は望み薄。
 過去にも幾度か、気がつけば品切れになっていて、古本もプレミア価格になっていたというパターンを見てきておりますので、「紙の本で欲しい!」という方は、お早めのご購入をおすすめいたします。
 また、全国津々浦々の書店に行き渡るようなベストセラーでもありませんので、ご予約、お取り寄せ、ネット通販などもご検討を。「見つけたら買おう」と思っていたら、出会わぬうちに品切れになっていたなんて可能性も。
 よろしくお願いいたします!

単行本『柔術教師【復刻版】』発売



 4月22日に新刊単行本『柔術教師【復刻版】』発売です。
 1994年にBプロダクトからゲイショップでの直販オンリーという形で出版され、幾度も版を重ねつつもやがて絶版となり、以来長らく入手困難状態だった拙第2単行本を完全復刻。

発行:ポット出版プラス
価格:2,600円 + 税
ISBN978-4-86642-012-7 C0979
A5判 / 304ページ /並製・函入
[2020年04月刊行]

 収録作は、雑誌「さぶ」に掲載された拙デビュー作「柔術教師」を、1994年の単行本掲載時に全面改稿した「柔術教師 REMIX」の他、「軋む男」(「さぶ」1990年2月号、4月号〜8月号)、「俺の先生」(「さぶ」1992年10月号〜11月号)、「THE DOKATA」(「さぶ」1991年7月号)、「プルガトリオ」(「さぶ」1991年10月号)、「一ツ家異聞」(「さぶ」1992年1月号〜2月号)。
 オリジナル単行本の表紙イラストやカラー口絵も漏らさず復刻。

【柔術教師 REMIX】

【軋む男】

【俺の先生】

【THE DOKATA】

【プルガトリオ】

【一ツ家異聞】

【紙本版】

 紙本と同時に、電子版も発売。
 電子版には、紙本と同じ内容の【合本版】と、収録作品それぞれバラ売りの【分冊版】があります。
 以下のリンク先はアマゾンKindleですが、その他各電子書店でも取り扱いあり。

【電子合本版】
・紙の本と同じく、マンガ全作品、カラー口絵、あとがき等、全てが収録されているバージョン

【電子分冊版】
・各マンガ本編のみのバージョン

「柔術教師REMIX」

「軋む男」

「俺の先生」

「THE DOKATA」

「プルガトリオ」

「一つ家異聞」

単行本『柔術教師』復刻&サイン本のお知らせ


 1994年にビープロダクトから刊行された、私の2冊目の単行本『柔術教師』が、ポット出版プラスから4月に復刻出版されます。

 ポット出版のサイトでは、ただいま予約受付中。先着50名様にはサイン本もご用意しておりますので、ご希望の方はお早めにどうぞ!
 お申し込みは下記リンクから。
ポット出版|柔術教師【復刻版】

 収録作は、雑誌「さぶ」に掲載された拙デビュー作「柔術教師」を、1994年の単行本掲載時に全面改稿した「柔術教師 REMIX」の他、「軋む男」(「さぶ」1990年2月号、4月号〜8月号)、「俺の先生」(「さぶ」1992年10月号〜11月号)、「THE DOKATA」(「さぶ」1991年7月号)、「プルガトリオ」(「さぶ」1991年10月号)、「一ツ家異聞」(「さぶ」1992年1月号〜2月号)。
 オリジナル単行本の表紙イラストやカラー口絵も漏らさず復刻。

【柔術教師 REMIX】

【軋む男】

【俺の先生】

【THE DOKATA】

【プルガトリオ】

【一ツ家異聞】

単行本『僕らの色彩』2巻発売中!


 2019年10月11日(金)に、単行本『僕らの色彩』2巻が発売になりました!
 この巻には、第8話「コバルトブルー」から第14話「ジェット・ブラック」までを収録。

宙はゲイを公表できないもやもやを抱えたまま、
マスターに頼まれ「秘密の喫茶店」の壁に絵を描くことに。
奈桜も手伝うようになるが、宙の母親は二人が「男女の仲」だと誤解。
一方、瑞希も「宙と付き合ってるなら隠さないで」と奈桜に詰め寄る。
“”秘密””だから生まれてしまう誤解に悩む二人は
「ゲイを隠さない」マスターに相談するが、
マスターにも””後悔””の過去があることが明らかになり…。


 まだの方は、お早めにお買い上げよろしくお願いいたします。
 電子版も同時刊行!

・紙本版

・電子版

 なお、紙の本で欲しいという方は、特にお早めのご購入をオススメいたします。
 ぶっちゃけ、さほど刷り部数が多くないので、余程なにか大きな動きでもない限りは、一度店頭から消えてしまうと見つけるのが難しくなりますし、そのまま重版はなく版元でも品切れになると、古書もプレミア価格になってしまったりするので……。
 実際、似たような価格帯で、やはり重版はなかった単行本『ウィルトゥース』は、現在ではアマゾンだと最安値でも4,349円なんて価格になっちゃっていますし、同様に『髭と肉体』は1,742円〜、『筋肉綺譚』は5,881円〜……なんてことになっているので。
 ここいらへんの事情は、価格が高めのため、こまめに少部数の重版をすることが可能で、ずっと品切れになることなく新本を発売当時の価格で入手できる、ポット出版から出ている私のゲイ・アダルト単行本と、価格が安い分、重版にはそれなりの分量が要求されるため、販売開始の初動に全てがかかってしまう一般的なマンガ単行本とは、ちょいと勝手が異なります。
 紙の本で欲しいという方は、本屋で見かけたら買おうと思っていたら、見つからないまま品切れになっていて、気がついたときはプレミア価格に……というパターンにならないよう、ご注意ください。

 なお、現在Twitterでは「呟けば直筆サイン入り校正紙が当たる」キャンペーンを開催中。締め切りは10月28日(月)24時。
 詳しくは下のツイートでご確認ください。

 Twitterでは販促を兼ねて、いろいろオマケ画像などをアップしていたので、それらも以下に貼っておきます。
 お楽しみください♪

『僕らの色彩』1巻発売&発売記念サイン会のお知らせ


 現在「月刊アクション」で連載中の、一般向け(ゲイ)マンガ第二弾『僕らの色彩』単行本一巻が発売されます。

 海辺の高校に通う井戸田宙(いとだ そら)は、美術部に所属するゲイの男子高校生。同級生で友人の吉岡健太(よしおか けんた)に片思いしているが、周囲にカミングアウトしていないので、その思いを伝えられずにいる。そんなある日、宙はクラスメートがホモネタの冗談で笑い合っている場に居合わせてしまい、思わず学校を飛び出して海岸で寝ているところに、見知らぬ初老の男性から、「ずっと君のことが好きだった」と声を掛けられて驚く。更に、幼なじみで同じ美術部の中村奈桜(なかむら なお)や、その友人の幡瑞希(はた みずき)も巻き込んで、宙の日常は音を立てて動き出す……。
 といったお話です。

 第一話の試し読みはこちら。
http://webaction.jp/monthly_action/#sakuhin

 前作『弟の夫』では、一般向けゲイマンガというコンセプトの元に、ノンケ男性を主人公にゲイ・イシューを描きましたが、この『僕らの色彩』では一歩進んで、主人公をゲイにして一般向けのマンガを描くという、私にとっても更なる挑戦になります。
 ぜひお買い求め&お読みください!

『僕らの色彩』1巻/紙本

『僕らの色彩』1巻/Kindle版


 いよいよ今週の土曜日、1月12日に『僕らの色彩』1巻が発売されますが、それを記念して1月20日(日)にジュンク堂書店池袋本店にて、サイン会が開催されます。
 対象は『僕らの色彩』1巻をご予約またはご購入いただいた方、先着100名様になります。
 予約受付は昨日(1月7日)にスタート、1月12日から20日まで、店頭にてサイン会用の整理券と引き換えできます。
 詳しくは下記リンク先にてご確認ください。
WEBコミックアクション:『僕らの色彩』1巻(双葉社刊)刊行記念 田亀源五郎先生 サイン会決定!
 それでは、お待ちしております!

『日本のゲイ・エロティック・アート Vol.3』12月発売(サイン本受付中)


 お待たせしました、拙編纂画集『日本のゲイ・エロティック・アート Vol.3 ゲイ雑誌の発展と多様化する作家たち』が12月に発売されます。
 前巻『Vol.2』を上梓してから、ずいぶんと間が空いてしまいました。この遅れには様々な事情があったとは言え、その責の多くは私にありますので、ご迷惑をおかけした各位にお詫び申し上げます。

 版元のポット出版で直接予約注文をなさった方には、サイン本をご用意いたしました。先着50名様までとなります。ご希望の方は、下記リンク先にてご注文ください。
日本のゲイ・エロティック・アートVol.3 | ポット出版
 なお、Twitter等での発売情報を受け、サイン本の受付開始以前に既にポット出版でご予約いただいた方々には、別途サイン本希望の確認をとっているとのことです。もし確認が来ていないという方がいらっしゃいましたら、各自お問い合わせください。(サイン本の対象者はポット出版に直接予約注文をなさった方限定です。アマゾン等での予約は対象外ですのでご注意ください)

 ちょっと内容紹介も。まず、目玉は以下三名のアーティストの作品です。

・稲垣征次 Seiji INAGAKI

「薔薇族」に掲載された懐かしの作品や、個展で発表されたオリジナル作品に加え、貴重なアーティスト・インタビュー(聞き手:田亀源五郎)も収録。

・武内条二 George TAKEUCHI

「MLMW(ムルム)」や「アドン」の表紙絵や掲載イラストレーションの他、「プレイゾーン・マップ」折り込みカレンダー用のカラー・イラストレーションも収録。更に付録として、「アドン」に連載された絵物語二本(『派出夫』『下男はつらいよ』)を完全収録。

・髙蔵大介 Daisuke TAKAKURA

「さぶ」掲載のイラストレーション、特に「さぶ野郎放談室」を飾った珠玉のカットの数々を50点以上収録。

・その他、水影鐐司、鈴木節、また『Vol.2』の追補として、遠山実、児夢(GYM)の作品も収録。

・図版総数は170点以上。

 総論「日本のゲイ・エロティック・アート史」では、「ゲイ雑誌全盛期以降のあらたな潮流」と題して、本シリーズに収録したアーティストたち以降、80年代後半から現在に至るまでの流れを、及ばずながら私が解説。
 また序文は、ベルリン・ゲイ・ミュージアム(Schwules Museum)のケヴィン・クラーク博士にお願いしました。
 そして『Vol.1』『Vol.2』同様に、今回も日本語と英語のバイリンガル仕様。本文はすべて日本語・英語併記となっていますので、海外へのお土産や、非日本語話者の研究者にも最適です。

 思い起こせば、私が自分のウェブサイトを立ち上げた2001年から始めた、この日本のゲイ・エロティック・アートの再評価とアーカイブ化、そしてそれを通じて新たな角度から日本のゲイ・カルチャー史を構築しようという試みも、こうして17年越しで無事に完結させることができました。
 自分が好きで始めたこととは言え、ようやく肩の荷を下ろせたような、長い宿題を終えることができたような心持ちです。

 これにて、画集『日本のゲイ・エロティック・アート』シリーズは完結です。
 高額な本ではありますが、他に類本はない貴重なものであることは保証いたします。
 皆さま是非お買い上げください!

語りおろし本『ゲイ・カルチャーの未来へ』10月31日発売


 10月31日にPヴァイン(ele-king books)から、私にとって初めての文字だけの単行本『ゲイ・カルチャーの未来へ』が発売されます。
 とりあえずは、出版社による紹介文がこちら。

変わりゆく社会へのまなざしと力強い励まし。

『弟の夫』の著者がLGBTブームのいまだからこそ語る、その半生、創作の源、エロティシズムの探求、欧米と日本社会――

————
ただ、とにかく自分自身に関しては、自分まで自分の敵になったら本当に悲しいから、たとえ世界中や親兄弟が敵になっても、自分だけは自分の味方でいなさいよ、とは言いたいです。それは本当に大事だと思います。そのためにも、無理にでも自分を好きになる努力をしなさいということは言いたい。 (本書より)
————

初の一般誌連載作品『弟の夫』が第19回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞し、広く注目を集めているゲイ・エロティック・アーティスト、田亀源五郎。国内外にコアなファンを持ち、日本のゲイ・アートを支え続けてきた巨匠がいまこそ語りつくす、生い立ち、創作の源、ゲイ・エロティシズムの探求、変わりゆく社会へのまなざし……。日本と世界のゲイ・ポップ・カルチャーの過去・現在・未来を繋ぐ1冊!

 どういった本かというと、今年の夏に複数回にわたって収録された私のロング・インタビューを、語りおろし本という形に編集/再構成していただいたものです。
 編集を担当してくれたのは、先にジョン・グラントとの対談記事「何を歌い、どう描くか──ゲイ・アーティストたちのリアリティ」をセッティングしていただいたことがきっかけで知り合った、ライターの木津毅さん。そんな木津さんとのお仕事を離れた茶飲み話が、いつの間にかこういう本に発展しました。

 大まかな内容は、『弟の夫』製作に関するあれこれ、セクシュアリティの自覚と自己受容に至る生育史、ゲイ・エロティック・アートを手掛けるようになった経緯やポリシー、日本のゲイ文化の現状と未来についての考察……などなど。
 ご参考までに、以下に本の目次を掲載しておきます。

イントロダクション

1.『弟の夫』ができるまで
  「結婚する権利の平等」という衝撃
  ゲイをよく知らない人に向けて
  考えることから始まる

2.性の目覚め、カミングアウト
  「おかま」と言われても
  パゾリーニに興奮した中学時代
  ゲイの自覚、海外文化の教え
  隠さないと決めた理由

3.ゲイ・エロティック・アートティストとして
  誰も描かなかったゲイ・ポルノ漫画
  初の長編作の革新性
  ゲイ・エロティシズムとは何か
  日本と海外の違い

4.LGBTブームと日本の現実
  ゲイ雑誌とリアルなゲイ社会
  いまのブームに思うこと
  カミングアウトしづらい国

5.ゲイ・カルチャーの未来へ
  『弟の夫』が呼んだ反響
  日本が変わるチャンス
  意志さえあれば

あとがき

 かなりあれこれ好きに喋ってますので、『弟の夫』以降急速に増えた拙インタビュー記事や、BlogやTwitterや、以前はゲイ雑誌でもたまに書いていた、私の真面目系のテキストが好きだという方なら、面白く読んでいただけるのではないかと。あ、あとトークショーの内容が面白かったという方にも。
 それともう一つ、個人的な希望としては、若いゲイの人たち……中でも特に自己受容に悩みがある人や、あるいはゲイ文化の表現者を志している人に、届いてくれるといいなと思っています。

 表紙イラストは描きおろし。世代間で未来に何かを繋げていくイメージ+ホモエロティシズムという感じで描いてみました。
 装丁は白を基調に、全体をマットニス仕上げの中、フラッグ部分だけは金の箔押し。カッコ良くて美麗!

 というわけで、是非一冊お買い上げください!

『エンドレス・ゲーム』電子書籍版配信スタートです



 2014年に出たマンガ単行本『エンドレス・ゲーム』の電子書籍版が、9月25日から各電子書店で配信スタートしました。
 長編「エンドレス・ゲーム」と中編「転落の契約」の二作品を収録。

 電子版には紙本と同じ内容の合冊版と、収録作品それぞれをお手軽な値段で購入できる分冊版(マンガ本編のみ収録。初出一覧とあとがき、プロフィールは入っていません)があります。
 局部修正は紙本と異なり、大きめのモザイクになります。具体的にどのように違うかは、こちらのページ下方にあるサンプルでご確認ください。

 以下、各作品の内容紹介と、代表的な電子書店としてアマゾンKindleへのリンクを貼りますが、楽天Kobo、Google、DMM、他でも配信されているので、普段ご利用の電子書店がありましたら、作品名か著者名で検索して探してください。(アダルト書籍なので要ログインの場合あり)

【紙の本はこちら】

【合冊版】
『エンドレス・ゲーム』
 紙本と同じ内容のフルバージョン。

【分冊版】
「エンドレス・ゲーム」
 謎の男に導かれてセックスの快楽を追い求める青年の話。自分でも気に入っている作品で、非SM作品で強要や強姦は全くない合意のセックスのみ……だけどエロエロさは保証という長編です。

「転落の契約」
 元プロレスラーの焼肉店店長(ヒゲ毛深マッチョ)が、ヤクザめいた中年男に奴隷調教されて堕ちていく、典型的な田亀印(笑)中編。ゴツいオッサンが責められるゲイSMで抜きたい方にピッタリの一本。

 さて、この『エンドレス・ゲーム』で、これまでポット出版から出させていただいたゲイエロマンガの単行本は、全て電子化されました。
 紙本と同じフルバージョンと同時に、それぞれ一作品ごとの分冊版も出ているので、ご参考までに、それらのアバウトな内容分布をマトリックスにしてみました。
 分冊版はページ数に応じてお手ごろ価格になっているので、よろしかったらお買い物の参考にどうぞ!

 それぞれの詳しい内容紹介やAmazon Kindleへのリンクは、カテゴリー・メニューの《単行本情報》をクリックすると、まとめてご覧いただけます。