カテゴリー別アーカイブ: 未分類

「映画秘宝」3月号発売、ベスト&トホホ参加


 1月21日発売の雑誌「映画秘宝」3月号で、恒例の「2016年度ベスト&トホホ10」に参加しております。ベスト10、ベスト男優、ベスト女優、ベストシーン、トホホ3を、それぞれコメント付きで選ばせていただいております。
 それと「輝く!! ドラマ OF THE YEAR 2016」にも、ちょびっと参加。『ロンドン・スパイ』(映画ドラマ含めて、去年のマイベスト一位!)と『RIVER リバー』について、簡単にコメント。

 因みに、「これは日本公開は難しいかもな〜」などと思って、輸入ソフトなどで観賞した結果、前年度以前にベストに選んだ作品は、ダブりを避けるために選択肢から外すようにしています。というわけで今回は、2015年度にベスト3と4に選んでいた、『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』と『人生は小説よりも奇なり』を、泣く泣く除外しました。
 ここのところ、「これは日本公開されないだろうな〜」と予測していた作品が、まさかの公開やDVDスルーということがけっこうあって、これは嬉しい傾向。

 海外ドラマの方は、去年自分が見た中では前述の『ロンドン・スパイ』『RIVER リバー』、そしてもう一つ『ベルサイユ』が自分的なスリートップ、続けて『ピーキー・ブラインダーズ』という感じ。この『ベルサイユ』もコメントを書いたのですが、誌面では未掲載。ついでに以下にアップしておきます。

『ベルサイユ』
ルイ14世の王宮ドラマを、主要人物にロックスターのような美青年たちを配し、豪華絢爛な美術や衣装で描くスタイルは、まるでリアル少女マンガの世界。同性愛要素がゲイの目から見てもちゃんと楽しめるのも良い。

 その他のコメント内容や順位などは、誌面でお確かめを。というわけで、是非一冊お買い上げください。

謹賀新年

 あけましておめでとうございます、今年もよろしくお願いいたします。

【昨年の締めくくり】
 紅白歌合戦を後半だけ見て、「あ、KABA.ちゃんが出てる」と思ったら吉田沙保里で、「あ、ミッツ・マングローブ」と思ったら椎名林檎でした。

【今年の始まり】
 初詣に行っておみくじひいたら末吉でした。なんか三年連続で末吉なような。

 そして本年早々には、ポット出版プラスからゲイエロマンガの久々の単行本、『奴隷調教合宿』が発売予定です!

 発売予定日やサイン本情報などは、また確定次第アップしますので、お見逃しなきように!

『弟の夫』が第19回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞しました

スクリーンショット 2015-11-28 18.00.02
 第19回文化庁メディア芸術祭のマンガ部門で、『弟の夫』が優秀賞を受賞しました。
 応援してくださった皆様、機会をくださった皆様、その他諸々の皆様、どうもありがとうございます!
 マンガ家の松田洋子先生が寄せてくださった贈賞理由コメントも、実に素敵で読んで思わずジーンと……いつかそういう世の中になって欲しいです。

 やれ、嬉しや♡
pyokopyokomike

 2巻は来年の1月12日発売ですので、引き続き応援よろしくお願いいたします!

“Çanakkale 1915” (2012) Yesim Sezgin

dvd_canakkale1915
“Çanakkale 1915” (2012) Yesim Sezgin
(トルコ盤DVDで鑑賞、米アマゾンで入手可能→amazon.com

 2012年のトルコ映画。第一次大戦時、イギリス他の連合国軍対オスマン・トルコ軍の、ダーダネルス海峡とガリポリの戦いを、トルコ側の視点で描いた戦争大作映画。

 ストーリー的には戦記物に徹していて、1914〜15年にかけてのダーダネルス海峡周辺で起きた戦闘を、日時を明記しながら時系列に沿って、軍の上層部と現場の兵士たち双方の視点を交えながら描いたもので、戦場およびその周辺以外のドラマはほぼ皆無という作り。
 兵卒側の視点は、愛国心に燃えてアナトリア地方の村から入隊してきた青年たちのドラマがメインとなり、司令部側では優れた軍人で人徳にも篤い青年将校ムスタファ・ケマル(後のアタチュルク)が、次第に頭角を現していくのが描かれます。
 それらを通じて、祖国を守るために人々がいかに闘ったか、銃後の人々もしかにそれをサポートしたか、戦場ではどんな悲劇や感動的なドラマがあったか、ちょっと難ありのオスマン・トルコ上層部に対して、アタチュルクはどれだけ優れていたか……といった要素が愛国心を鼓舞しながら繰り広げられる。

 イスラム色も濃厚で、いわゆる英霊的な描写も多く、映画全体も、故国を守るために戦死した英雄たちに捧ぐ頌歌のような作り。海戦場面などはCG大会になっちゃいますが、それでもスケール感や物量感といった大作の味わいはタップリ。
 ドラマ的には、登場人物が皆似たような口ヒゲを生やしているせいもあって、ちょいと見分けが付きづらく、また、戦場以外のエピソードはほぼないので、感情移入もし辛い面はあるんですが、それでもいかにもエモーショナルなエピソードが次から次へと出てくるので、けっこうグイグイ見られます。
 例えば、砲台に弾を運ぶ装置か何かが壊れてしまい、一人の力自慢の兵士が何百キロもある砲弾を背中に乗せて、何往復もして運ぶとか、部下を庇って撃たれた上官をおぶって野戦病院まで運び、すぐまた戦場に戻るとか、そういった《戦争美談》みたいのがいっぱい。
 銃後の描写でも、過去の戦争で夫も息子も亡くした老農婦が、彼らの帰りを待っている間に編んでいた靴下を、兵隊さんのために役立ててくれと供出し、担当の兵士に敬礼して挨拶するとか、昔の日本の国策映画を連想するようなシーンも幾つか。

 トルコの映画ならではといった味わいも多く、例えば、塹壕で兵士が皆、生き埋めになり死んでしまった……と思いきや、ジャラ〜ンというトルコの伝統音楽の調べと共に、土中からムクムク這いだしてきたり、将校が独断で兵を出すことを決断し、進軍するシーンにオスマントルコ軍楽が流れたり。
 戦死した兵士のポケットから自作の詩が出てきたかと思うと、次のシーンでは塹壕の中でサズの弾き語りでそれを歌い、更に次にはその歌が兵士の間で流行していたりするあたりも、いかにもトルコ映画的な感じで面白かったです。
 敗れた軍服を麻袋を切って繕うといった、戦線における日常を描いたディテールもあれば、鳥瞰で捉えたトルコ歩兵対連合軍歩兵の衝突が、そのままイスラムの赤い三日月にオーバーラップしたりなんていう、叙事詩みたいな場面もあり、そんな表現の幅広さも面白く見られたポイントの一つ。

 というわけで、とにかく愛国心と信仰心をベースにした戦争美談スペクタクル映画なので、そういう意味では潔いほどブレがない一本。
 そういったもの自体に抵抗を感じる方には、これは全くオススメしませんが、戦記物がお好きな方だったら、2時間強、もうタップリ楽しめること請け合いです。

“Rajapattai”

DVD_rajapattai
“Rajapattai” (2011) Suseenthiran
(インド盤DVDで鑑賞)
 2011年制作のインド/タミル映画。ご贔屓ヴィクラムの新作。監督は“Naan Mahaan Alla”のスセーンティラン(?)。
 一山いくらで仕事を得ているような、映画の悪役俳優を主人公にした、コメディタッチのアクション映画。

 主人公ムルガンは映画のやられ役俳優。同じやられ役の仲間たちや、使いっ走りの助監督と共に暮らし、お呼びがかかると撮影現場に行くが、いつかはポスターにドーンと顔が出るような、大物悪役俳優になることを夢見ている。
 そんな彼は、ある日街で誘拐されそうになっている老人を助ける。実はこの一帯では、マフィアと組んだ悪徳女性政治家が再開発を目論み、土地を奪い取ったり反対者を暗殺したりしていた。そして老人が所有していて、しかも妻の形見でもある孤児院の土地も狙われており、更に、政治家を夢見る老人の息子が、父を裏切り悪徳政治家の手先となっていた。
 事情を知ったムルガンたちは、老人を自分のところに匿うことにする。同居の助監督は、最初は老人を快く思わず《新入り》扱いしていじめるのだが、ムルガンから彼は金持ちだと聞かされ、自分の撮りたい映画のスポンサーになってくれるのではないかとチヤホヤするようになる。
 一方で老人は、こうみえても実は若い頃は、インド独立以前に英国人の娘を引っかけるくらいのプレイボーイだった。女に縁のない悪役商会の連中に、老人はナンパの仕方を手ほどきし、おかげでムルガンも、以前から気になっていた娘と接近することができた。
 その間にも老人の息子は、ボスである悪徳女政治家からせっつかれ、父を騙して孤児院の土地の権利書にサインさせるために、改心した風を装って老人に再接近する。しかも折悪しく、助監督の下らない讒言のせいで、老人は、ムルガンが自分を助けてくれるのは金目当てだと誤解してしまう。
 息子の元に戻ってしまった老人を、その裏を知るムルガンたちは取り戻そうとし、やがて老人の誤解も解けるのだが、時既に遅く、老人は息子に騙されて書類にサインした後だった。しかも悪徳政治家にとっては、老人の息子も捨て駒にしか過ぎず、あっさりと裏切って彼を捨てる。
 孤児院は重機で取り壊されてしまうが、ムルガンたちは何とか土地の権利を取り戻そうと、悪徳政治家の手先であるギャングの親玉に対して、自分たちの俳優という職業を活かした、とある計画を練るのだが……といった内容。

 ストーリーの大筋としては、特にこれといった新味はないですが、全体をテンポが早いコメディータッチでまとめているのと、主人公がやられ役の悪役俳優というのを活かして、インド映画のクリシェのパロディを、あちこち織り込んでいるのが目新しいところ。
 このパロディはけっこう可笑しくて、例えば、主人公とヒロインが街で目が合うと、さっそく舞台が風光明媚な海辺に変わり、いざミュージカル・シーンが始まり……そうな所に、何故か仲間の悪役たちが出てきて「何でお前らがいるんだ!」「俺たちも踊りたい!」となって、結局ミュージカルにならなかったり(笑)。で、それから後、再度主人公とヒロインが接近すると、今度は邪魔も入らず、さっきと同じ場面設定の海辺で、お約束のミュージカルに突入する……なんて仕掛けがあります。
 アクション・シーンも同様で、主人公がワイヤーワークで空中に静止すると、悪役が「あんな空中で止まるカンフーなんかできない!」とか言い出したり(笑)。他にも、主人公が悪役をブチのめしていると、通行人の子供が怖がって泣き出してしまい(おそらくタミル映画は暴力的だというイメージのパロディ)、主人公は慌てて「これはダンスなんだよ!」と、ダンス風の動きを装ってアクション・シーンを続けたとか、ちょっとしんみりしたムードになって、回想シーンが始まりそうになると「ちょっと待て、フラッシュバックはお断りだ!」と水をさすとか(笑)。
 こんな感じで、全体のテンポの早さと相まって、そういった小ネタはけっこう楽しめるんですが、まぁ全体的には他愛のない内容。善玉が映画俳優たちというネタは、小ネタレベルでは機能しているんですが、正直なところ、上手く活かせばもっと面白くなるだろうに……という感じで、ちと勿体ない。

 ただしヴィクラムのファンにとっては、逞しい肉体を活かしたカッコいいアクションあり、コメディあり、変装による一人何役もあり……と、お楽しみ要素はタップリ。ヴィクラム自身も肩の力が抜けた感じで、役を軽やかに楽しそうに演じているので、見ていてなかなか心地良いです。
 映画の結末も、収まる所に収まる予定調和で、ご都合主義はあれども極端な破綻はなく、全体のライトな味わいもまずまず。ただし、そのライトさを特徴と感じるか薄味と感じるかによって、印象の是非が別れそうな感じはしました。
 ヴィクラムと小ネタ以外はさほど印象に残りませんが、個人的には軽い娯楽作として、そこそこ楽しめました。

 予告編。

 ヴィクラムの変装(某ジョーカーだの某パイレーツだの)が楽しめるミュージカル場面。

新しいテレビとかブルーレイとか

 ちょっと前からテレビの調子が悪くなり、電源ONにしても初めのうちは画面がボケボケで、しばらく待っていると徐々にピントが合ってくる……ってな状態でした。
 で、その「待ち時間」が日々少しずつ長くなっていって、先週末くらいからはとうとう、マトモに映るようになるまでスイッチ入れて一時間以上かかるわ、真ん中に黒い帯が出るわ、色もブレるわ、更には垂直方向にブラーみたいなもんまで出て……という具合になったので、ようやく重い腰を上げて、長年使ったブラウン管テレビを、地デジ対応の薄型に買い換えました。

 さて、これでようやくハイビジョン環境が整ったので、テレビと一緒にBlu-rayプレイヤーも買うことにしました。
 私はヘビースモーカーなので、光学ディスク再生機は「消耗品」っぽいところがあるし、テレビ番組の録画とかは全くしないので、とりあえずは再生専用機で安いヤツにしよう……と思い、これを購入。

Lg_br_player LG電子 ネットワーク対応ブルーレイディスクプレーヤー BD370

 ネットワーク対応ということで、LANケーブルをブッ刺せばYouTubeが見られるってのが面白そうだってのと、DVD部分に関しては裏技でリージョン・フリー化できるってのが、決めポイント。

 諸々セッティングも済ませ、地デジのキレイさにビックラこき、リージョン1のDVDを再生してリーフリ化を確認したり(方法はググれば簡単に見つかります)、同じDVDでも、これまでのコンポジット接続よりHDMI接続の方がキレイなんだな〜と感心したり。
 Blu-rayの方は、とりあえず最初の一枚として、廉価版発売前ということでバーゲン品だった、これを購入。

300 〈スリーハンドレッド〉 コンプリート・エクスペリエンス [Blu-ray] 300 〈スリーハンドレッド〉 コンプリート・エクスペリエンス [Blu-ray]

 設置スペースの問題もあってテレビが32インチなので、フルHDではないんですけど、それでも画質の違いは良く判る。こーゆーのを見ちゃうと、『トロイ ディレクターズ・カット』とか『キングダム・オブ・ヘブン ディレクターズ・カット』とかも、Blu-rayで買い直したくなっちゃうなぁ(笑)。

 そんなこんなで、ふと世界のBlu-ray状況に興味がわいたので、外国ではどんなのが出てるんだろう……と、あちこち覗いてみました。で、さっそくアメリカ盤で『バラカ 地球と人類の詩』が出てるのを見つけて、しかも日本のアマゾンでも販売しているもんだから、即注文しちゃったり(笑)。

Baraka [Blu-ray] [Import] Baraka [Blu-ray] [Import]

 これ、日本盤DVDの画質が、ほんとヒドかったのだ(泣)。でも、米盤DVDは美麗だったので、Blu-rayも期待できそう。

 ヨーロッパ盤は、DVDとは状況が逆になって、Blu-rayではリージョンの問題があるようだけれど、それでもいちおうソフトをチェックしていたら……ソード&サンダル映画DVDのとき同様、ドイツ盤がけっこうウラヤマシイ状況。
 だって、『キング・ナレスワン(THE KING アユタヤの勝利と栄光)』は出てるわ、”Queens of Langkasuka”はあるわ、”Jodhaa Akbar”はあるわ……
br_kingnaresuanbr_langkaskabr_jodhaa


 見たことないけど、こんなロシア映画とか、こんなスウェーデン映画とか……
br_alexanderbr_arn

 見たいな〜と思ってるアレハンドロ・アメナーバルの”Agora”も、ずっと先だけど発売日が決定してるし……
br_agora

 いいな〜、ドイツ人に生まれたかった(笑)。

 でも、残念ながらスティーヴ・リーヴス様のBlu-rayは、米独仏伊西、どこを探しても見つからなかった……。

【追記】その後、日本発売されたソフトあれこれ。






帰国しました

 本日帰国。
 時差ボケはないけど、バンコクは38°C、数時間後の東京が10°Cだったから、気温差ボケ気味。
 いつもと違うカメラを持って行ったせいで、写真をまだPCに取り込めず。
 締め切りも目前なので、明日以降テキトーなタイミングで、簡単なレポと一緒にアップする予定。
 しばしお待ちを。